ブログトップ

親愛なる犀たちへ

dearhino.exblog.jp

モザンビークのサイはすべて密猟された。

サイの命を密猟者に売るレンジャー!
a0280851_14535424.gif
問題は色々ありそう。
法律が悪い?レンジャーの給料が安いのが悪い??・・。


参照および原文引用記事 :
Rhinos In Mozambique Likely Extinct, Expert Says; Elephants May Be Next(E)
Les rhinocéros du parc Limpopo au Mozambique sont tous morts(F)


先月、アフリカ南部のモザンビークにあるLimpopo National Park に
生息する最後の15頭のサイがすべて、密猟により殺害された、という。

但し、まだ生存しているサイがいるのではないかという見方も
ないわけではない。

Limpopo National Park は、モザンビークで唯一の
サイの生息場所であり、2002年には、この国立公園に
300頭以上のサイがいたが、密猟により減少し続けた。
Limpopo National Park の管理官によると、
密猟者はこの国立公園のレンジャーと共謀したものと見られ、
30名のレンジャーがまもなく裁判にかけられる、という。

モザンビークのTV報道によると、
モザンビーク国内のあるサファリ保護区で密猟者に協力した罪で
逮捕されたレンジャーは、ゾウやサイのいる場所に彼らを案内して
約80ドル相当をもらった、という。

因みにレンジャーの給料は一カ月に約60ドルから100ドル未満、
相当ということだ。

有罪となったレンジャーは仕事を失うが、
裁判所は密猟者にとって大した抑止力にはならない。

なぜなら、モザンビークでは、密猟および、サイ角や象牙の
不法取引は軽犯罪でしかないのだ。

その法的システムはあまりにも不適切で、有罪となった者も、
罪を咎められた後には、「オレの角を返してくれ!」と言う、
らしい。つまり、その程度の罪だということだ。



Limpopo National Park は、南アフリカで最もサイの密猟が
多発するKruger National Park とも国境を越えて繋がっている。

こうした場所で、密猟を防ぐには、国境を越えた連携が不可欠となる。

今年に入って南アフリカで密猟されたサイ 249 頭のうち、
180 頭が、このKruger National Park で殺されているのだ。



A game ranger arrested for helping poachers in Mozambique's northern Niassa Game Reserve said on Mozambican Television TVM last week that he was paid 2,500 meticais (about $80) to direct poachers to areas with elephants and rhinos. Game rangers are paid between 2,000 and 3,000 meticais ($64 to $96) a month.

While guilty rangers will lose their jobs, the courts serve as little deterrent to the poachers: killing wildlife and trading in illegal rhino horn and elephant tusks are only misdemeanors in Mozambique.



動画:
"Kruger National Park のシロサイ親子が
のんびり散歩中にカバに出会う。"

---------------------------------------------
闇取引の末端価格が、日本円にして1キロ、500万円以上とも
言われるサイの角だけれど、サイの密猟を手伝うレンジャーに
支払われるのは8千円程度、これでもレンジャーの1ヶ月の
給料なのだから、大金なのだろう。密猟者が受け取る報酬も
現地の基準では高額であっても、おそらく支払う側からすれば
僅かなものだろう。だから、いくらでも密猟者を雇える。
そして、いくらでもサイの角は高く売れる。

そして、サイ虐殺のペースがどんどん高まるという、
やりきれない現実。
by dearhino | 2013-04-30 15:35 | モザンビーク | Comments(0)
<< 5日、ベトナムで大量のサイ角を押収 アイルランドの博物館でサイ頭部... >>