ブログトップ

親愛なる犀たちへ

dearhino.exblog.jp

M99 に言及する最近の密猟関連記事2題

M99 とは、動物用麻酔薬として
使われる「塩酸エトルフィン」の
商品名(ノバルティス社)。

モルヒネの1000倍の鎮痛作用があり、
日本でも獣医がゾウやキリンなどの
大型動物に使用。安楽死させる場合にも
用いられる


(Ref :Wikipedia エトルフィン項目)



参照記事1 (10月4日付):
Mutilated rhinos found alive in reserve(E)


角をえぐり取られ負傷した2頭のシロサイが、
ふらふら歩いているところを、南アフリカ南東部
エストコートに近いWeenen自然保護区で
発見された。

Ezemvelo (南アの野生生物保護の政府組織)の
関係者は、それらのサイは、獣医用麻酔薬の入った矢を打たれ、
動けなくなったところを斧で角を叩き切られた、と見ている。


このような場合、野生動物獣医は、負傷したサイを保護区の
囲い地に連れて行くか、自然治癒させるかを決めなくてはならない。

もし、傷がかなり深いと診断したら、2頭のサイは
経過観察ができる保護地内の囲い地に移送することになる。


実は、同じ保護区で、先週から他にも5頭のサイが
殺されて角を奪われている。

それらの5頭も、M99という大型哺乳類用麻酔薬の、
致死的な過剰摂取により死亡したと見られている。


こうした事実から、新たなタイプの密猟シンジケートが
活動を始めたのではないか、と考えられる。

Ezemveloの関係者は、この手口に関して、
「我々にとって痛手であることに変わらないが、
残虐性については幾分マシかもしれない。」
とも語っている。


以下、参照記事1.原文一部引用 :
“The preliminary suspicion is that they all died from a fatal overdose of what is believed to be the M99 drug. Forensics will determine the drug used and if it actually killed the animals.


--------------------------

参照記事2 (10月7日付):

La Zambie déplore l'utilisation des produits chimiques pour tuer des éléphants et des rhinocéros(F)


ザンビア・ポスト紙によると、ザンビア政府は、
「密猟者が、ゾウやサイを捕獲するために
有毒化学物質による新たな捕獲手段を
用いることが、新たな脅威になっている」
という懸念を示した。

有毒化学物質とは、大型哺乳類を捕獲するために
用いられるM99と呼ばれる薬剤である。

ザンビアの観光および芸術大臣シルビア・マセド氏は、
「密猟方法は、だんだん巧みになり、商売としても
さらに利益が上がるようになり、密猟が激化している」と
語った。


以下、参照記事2.原文一部引用 :
”Dans le passé, ils utilisaient des armes et des pièges, mais maintenant ils utilisent des médicaments pour tuer les mammifères. J'ai appris qu'il ya un médicament appelé M99 utilisé pour capturer les gros mammifères", a déclaré Mme Masebo.”
by dearhino | 2013-10-17 23:41 | 南アフリカ | Comments(0)
<< オークションにかけられるクロサイの命 ベトナムのサイ角購買層分析(3) >>