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親愛なる犀たちへ

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モザンビークのサイはすべて密猟された。

サイの命を密猟者に売るレンジャー!
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問題は色々ありそう。
法律が悪い?レンジャーの給料が安いのが悪い??・・。


参照および原文引用記事 :
Rhinos In Mozambique Likely Extinct, Expert Says; Elephants May Be Next(E)
Les rhinocéros du parc Limpopo au Mozambique sont tous morts(F)


先月、アフリカ南部のモザンビークにあるLimpopo National Park に
生息する最後の15頭のサイがすべて、密猟により殺害された、という。

但し、まだ生存しているサイがいるのではないかという見方も
ないわけではない。

Limpopo National Park は、モザンビークで唯一の
サイの生息場所であり、2002年には、この国立公園に
300頭以上のサイがいたが、密猟により減少し続けた。
Limpopo National Park の管理官によると、
密猟者はこの国立公園のレンジャーと共謀したものと見られ、
30名のレンジャーがまもなく裁判にかけられる、という。

モザンビークのTV報道によると、
モザンビーク国内のあるサファリ保護区で密猟者に協力した罪で
逮捕されたレンジャーは、ゾウやサイのいる場所に彼らを案内して
約80ドル相当をもらった、という。

因みにレンジャーの給料は一カ月に約60ドルから100ドル未満、
相当ということだ。

有罪となったレンジャーは仕事を失うが、
裁判所は密猟者にとって大した抑止力にはならない。

なぜなら、モザンビークでは、密猟および、サイ角や象牙の
不法取引は軽犯罪でしかないのだ。

その法的システムはあまりにも不適切で、有罪となった者も、
罪を咎められた後には、「オレの角を返してくれ!」と言う、
らしい。つまり、その程度の罪だということだ。



Limpopo National Park は、南アフリカで最もサイの密猟が
多発するKruger National Park とも国境を越えて繋がっている。

こうした場所で、密猟を防ぐには、国境を越えた連携が不可欠となる。

今年に入って南アフリカで密猟されたサイ 249 頭のうち、
180 頭が、このKruger National Park で殺されているのだ。



A game ranger arrested for helping poachers in Mozambique's northern Niassa Game Reserve said on Mozambican Television TVM last week that he was paid 2,500 meticais (about $80) to direct poachers to areas with elephants and rhinos. Game rangers are paid between 2,000 and 3,000 meticais ($64 to $96) a month.

While guilty rangers will lose their jobs, the courts serve as little deterrent to the poachers: killing wildlife and trading in illegal rhino horn and elephant tusks are only misdemeanors in Mozambique.



動画:
"Kruger National Park のシロサイ親子が
のんびり散歩中にカバに出会う。"

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闇取引の末端価格が、日本円にして1キロ、500万円以上とも
言われるサイの角だけれど、サイの密猟を手伝うレンジャーに
支払われるのは8千円程度、これでもレンジャーの1ヶ月の
給料なのだから、大金なのだろう。密猟者が受け取る報酬も
現地の基準では高額であっても、おそらく支払う側からすれば
僅かなものだろう。だから、いくらでも密猟者を雇える。
そして、いくらでもサイの角は高く売れる。

そして、サイ虐殺のペースがどんどん高まるという、
やりきれない現実。
by dearhino | 2013-04-30 15:35 | モザンビーク | Comments(0)

アイルランドの博物館でサイ頭部剥製の盗難

英Daily Mail 記事によると(E)
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(Photo copyright : PA)


4月18日夜、アイルランドの首都ダブリンダブリンの国立美術館から4体のサイの頭部剥製が盗まれた。狙いはもちろん角と思われるが、
合計8本の角はで闇取引の相場からすると合計で42万7千ユーロ(日本円でおよそ5600万円)とされる。

盗まれたのは、ケニヤのクロサイが3体、スーダンのシロサイ(写真中央、現在ほぼ絶滅状態の亜種のシロサイ。)が1体で、いずれも100年以上前に殺されたものである。

昨年から、これらの展示物は盗難防止のためにこれらは展示を中止して管理の厳しい保管庫に置かれていたが、ガードマンはひとりしか
おらず、今回、強盗に縛られて、盗みを防ぐことはできなかった。

この事件には、ヨーロッパでこうした強盗を働いているアイルランド系 Irish Gypsy gang が関与しているのではないかと当局は考えている。

2011年には, ユーロポール(欧州刑事警察機構)から、ヨーロッパで
起きたかなりの盗難事件にIrish Gypsy 組織が関与しているという、
警告が出されていた。



Nigel Monaghan, keeper at the National Museum's natural history section, said the museum had never experienced such a theft before but had worried that the rhinos would be targeted.

He said the four heads - three of black rhinos from Kenya, one of the virtually extinct white rhino from Sudan, all killed more than a century ago - were removed from display last year and put into storage specifically to safeguard them from thieves.

He said the eight horns could be worth a total of about £427,000 ($650,000) on the black market based on their weight.
(↑ 上記参照記事より )
by dearhino | 2013-04-20 16:06 | イギリス | Comments(0)

インドで、人口哺育のインドサイの初出産

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インドで、人工哺育で育てられた
インドサイが初めて出産をしたという喜ばしいニュース。





THE TIMES OF INDIA の記事(E)によると、

人工哺育のサイは、野生のサイよりも育児放棄をすることが多いなか
母サイのGandaは、生後3日目に数分ごとに授乳をして、
よく仔サイの世話していることが確認された。


All those efforts have now borne fruition. On Friday, Ganga's three-day-old female calf was first sighted by wildlife experts around noon. "We have been observing them for the past few hours and the calf is suckling every few minutes. Ganga too has adopted the calf. These are good signs, as the chances of rejection by hand-reared rhino mothers are more, than by those in the wild," says Choudhury.



出産までの経緯 :

2004年7月にインドの Kaziranga 国立公園で起きた洪水の際、
負傷した生後4ヶ月のインドサイが救助され、リハビリセンターに
(Animal Welfare-Wildlife Trust of India)に送られた。

結局、母サイは見つけることはできず、当然のことながら
仔サイは、母親がいないことにショックを受けている
状態だった。

Ganga 名付けたこの仔サイためにボトルでの人工哺育を
始めることになり、3年間続けられた。

徐々にManas national park の野生の環境に慣らしていき、
最終的には定期的な健康チェック以外には人間との関わりを
絶つことにした。そして、保護から9年を経て、Ganga は4月2日
出産するに至った。


Ganda が移された Manas では、WTI によって、2006年から野生に戻すプログラムが開始され、5頭の人口哺育で育ったサイが発信機を装着して Manas に導入された。今後は Ganda 以外の2頭のメスの今後の出産も期待されている。

しかし、同時に、せっかく生まれた仔サイが、密猟者により母親を殺され
また孤児のサイになってしまうことが心配されている。

Ganda の生まれ故郷である Kaziranga national park では,
昨年 20頭、今年の3月までに早くも13頭のサイが密猟によって殺された、という許しがたい現状が、インドにもあるのだ。 
by dearhino | 2013-04-06 11:19 | インド | Comments(0)

スマトラサイ生存確認!!

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スマトラサイが角をこすり付けた跡も発見された。(Photo by WWF)


現在スマトラサイは、IUCN(国際自然保護連合)の「レッドリスト」の中で、最も絶滅の恐れが高い「CR(近絶滅種)」に指定され、その総個体数は推定で220~275頭ほどとみられています。

ボルネオ島に生息しているスマトラサイは、ボルネオサイとも呼ばれる亜種個体群ですが、ここ最近に生存が確実とされていた場所は、島北部のマレーシア領サバ州にある2つの保護区に限られ、推定個体数も約50頭といわれてきました。そのスマトラサイの生存が、島の中東部に位置する東カリマンタン地域で、今回20年ぶりに調査によって確認されました

今回の調査は、WWFインドネシア、西クタイ県林野庁、ムラワルマン大学および地域の関係者により行なわれたもので、調査隊はサイの足跡のほか、サイの食物となる20種以上の植物を確認。実際に、サイの姿が確認されたわけではないので、どのくらいの個体数が生存しているのかは予断を許しませんが、確かに生存しているという点と、周辺環境に豊かな森林植生が残っていることを確認しました。


以上、WWF記事(J)より引用。
by dearhino | 2013-04-06 09:12 | Comments(0)

カリマンタン島(ボルネオ島)にサイ生存か?

” じゃかるた新聞 ”より。

「世界自然保護基金(WWF)インドネシアは
28日、東カリマンタン州西クタイ県の森林での調査で、
スマトラサイが生息している痕跡を発見したと
発表した。

カリマンタン島内のインドネシア領のスマトラサイは
1990年代に絶滅したとみられていた。

調査は2月、WWFインドネシアが県森林管理当局、
地元大学などと共同で実施。足跡や泥浴び、角研ぎの跡を見つけ、
複数の専門家により、痕跡はスマトラサイの
ものである可能性が高いと判断された。

WWFインドネシアなどは今後、生息域や頭数について
詳しい調査を続ける。」 


記事(J)

WWF 記事 (J)


もし本当にスマトラサイが生息したいたらとても喜ばしいけれど、
この情報を知った密猟者が先に探し当ててしまったら・・・
と、思うとまた心配になる。
by dearhino | 2013-04-02 13:07 | Comments(0)