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2014年・南アフリカのサイ密猟数:146

146 ÷ 57 = 2.56
24 ÷ 2.56 = 9.37


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Photo(C):Unite Against Poaching


2014年2月26日付、
南アフリカ政府発表の
サイ密猟統計によると、
今年になって殺されたサイは
146頭。逮捕者44




クルーガー国立公園 : 殺されたサイ95頭
                逮捕者    20名

Limpopo国立公園  : 殺されたサイ14頭
                   逮捕者  1名


KwaZulu-Natal 立公園 : 殺されたサイ 10頭
                    逮捕者 10名   


Mpumalanga国立公園  : 殺されたサイ 6頭
                    逮捕者   0




参照記事 :
1.Rhino poaching up date.(E)
2.146 Rhino Killed Since January 2014 (E)



この密猟統計の数字が語るのは、

「南アフリカの1頭のサイが
角をえぐりとられ、激しい痛みのなか
血を流しながら、時間をかけて死んでいく。

10時間足らずのうちにまた、1頭のサイが
同じ悲惨な死を遂げる。

こうして、今日と明日で5頭のサイが
地面に放置された巨大な死体となる。」

ということ。



ブログ内関連記事 :

「860」
http://dearhino.exblog.jp/19358590/
(2013.11.26)

「南アフリカ、2013年の密猟統計」
http://dearhino.exblog.jp/19358590/
(2014.01.20)
by dearhino | 2014-02-28 23:23 | 南アフリカ | Comments(0)

南アフリカは、ロンドン会議に不参加.

サイ角の高値の闇取引のせいで
自国のサイが昨年、一千頭も殺された
南アフリカが、46ヶ国が参加し
野生生物違法取引に関して
対策を協議したロンドン会議に
参加しなかったのは、なぜ?




参照記事 :
1.Rhinos: Why did South Africa skip a vital conference on illegal wildlife trade?

2.木原外務大臣政務官の「野生動植物違法取引に関するロンドン会議」出席(概要と評価)


2月13日に46ヶ国が参加して、野生動物の違法取引に
関するロンドン国際会議に南アフリカは参加しなかった。

世界のサイの80%の生息地であり、ここ4年間で
自国の2453頭のサイが殺され、10年~15年後には
絶滅するかもしれない状況下で南アフリカが、
なぜ会議に参加しなかったのか?

アフリカから参加したのは以下の17ヶ国。
アンゴラ、ボツワナ、カメルーン、チャド、コンゴ共和国、
コンゴ民主共和国、エチオピア、ガボン、ケニヤ、マラウィー、
モザンビーク、ナミビア、タンザニア、トーゴ、ウガンダ、
ザンビア、ルワンダ。

昨年、自国のサイが急増する密猟のために
絶滅してしまったモザンビークも参加していた。

南アフリカのズマ大統領は、2月9日に行われた一般教書演説で、
「ツーリズム」を雇用と経済発展のための5大重要分野のひとつに
位置づけることを強調している。

実際、アフリカのサファリでは、ビッグ5と言われる動物、
ゾウ、サイ、ライオン、ヒョウ、ケープ・バッファローが,
サファリ・ツーリズムおける雇用創出と海外観光客誘致の
最も重要な要素となるのだが。

ロンドン会議での南アフリカの不在が、今後、他のアフリカ諸国との間に
野生生物違法取引に関する取り組み姿勢に対立を引き起こす可能性も
考えられる。

しかし、それでも南アフリカが参加しなかった理由、
それは、南アフリカのエドナ環境大臣が、
2016年のCITES会議で、サイ角の”取引合法化”という、
ロンドン会議の方向性とは逆の提案をする計画を表明している、
ことに関係しているのであろう。

エドナ大臣は、失敗した場合に南アの国際的評価を大いに害する
リスクを負っても、サイ角の取引の合法化により、違法取引の
価格が下がり、密猟も減らすことができると考えている。


アジアのロンドン会議参加国は、バングラディッシュ、中国、
インドネシア、日本、マレーシア、ミャンマー、ネパール、フィリピン、
スリランカ、ベトナム。

サイ角製品の主たる消費国である中国、ベトナムも参加。

日本からのロンドン会議出席者は、木原外務大臣政務官だった。



参照記事1.より原文一部引用 :
"In London last week, international media scrambled to cover the high-level and much anticipated international conference on illegal wildlife trade. However, there was one notable absentee, namely South Africa."
by dearhino | 2014-02-25 00:57 | 南アフリカ | Comments(0)

英王子とベッカム選手らが、アジアに向けて訴える!

"Together we can save
our wild rhinos.

When the buying stops,
the killing can too.

Ask your friends and family never to buy rhino horn."


(Video "Whole World's 45S" by WildAid )


参照記事 :
1.David Beckham et le Prince William : tout pour les rhinos(F)

2.Prince William, David Beckham and Yao Ming Team Up for Wildlife PSA(E)


イギリスのウィリアム王子、人気サッカー選手だったベッカム、
そして中国人の元NBAバスケット・スター選手ヤオ・ミン
(彼の身長は229cm!)が、WildAid基金によって製作された
45秒間のキャンペーン・ビデオで共演。

2013年に製作されたこのビデオ・クリップは、
サイ角製品の購買者が多い中国やベトナムに向けて、
サイを絶滅から守るためにサイの角を買わないように、
と広く訴えることを目的としている。


舞台は、「サッカー発祥の地」とされるウェンブリー・スタジアム。
王子と花形2選手と、CG画像のサイ達とのモンタージュ映像で
構成されている。


密猟により絶滅の危機に瀕しているサイの厳しい現状を、


”地球上のすべてのサイを
このスタジアムのフィールドに
集めたとしても、
スペースが余ってしまうほど、
サイは減ってしまった


というユニークなコンセプトで表現している。


英国王子と花形2選手はサイに囲まれスタジアムの中を歩きながら


私たちはまだサイを救うことができる。
サイ角製品を買うのをやめれば、サイの虐殺を止められる。
あなた達の家族や友人にも、
サイの角を絶対に買わないように呼びかけて
。」
と訴える。


このビデオ・クリップは、今月13日にロンドンで開催され、
参加46ヶ国が、野生生物違法取引撲滅に向けて
協議をおこなった国際会議でも上映された。




CGのサイのなかにインドサイらしきサイは見当たらなかったけれど・・。
ベッカムの足元を歩くサイの赤ちゃんが可愛い!

最後の場面で、サイの糞を掃除するおじさんが登場、
彼のうんざりした表情がユーモアを添える。

世界に冠たるセレブのメッセージが
サイの角を買う中国やベトナムの
リッチな人々の心に響くことを
期待するしかない。
by dearhino | 2014-02-18 12:11 | ヨーロッパ | Comments(0)

"野生動物不法取引"に関する会議

2月13日、ロンドンに、
46ヵ国の代表が集まり、
野生生物不法取引の撲滅を
めざす会議が開催された。



参照記事 :
1.Trafic d'espèces menacées. Une conférence pour mettre fin au massacre (F)
2.Declaration signed on illegal wildlife trade(E)
3.Global accord on combatting illegal wildlife trade agreed by 46 nations(E)
4.Global accord on combatting illegal wildlife trade agreed by 46 nations(E)
5.Illegal Wildlife Trade Threatens Global Security
(E)
6.野生動物の違法取引の根絶を、40か国以上が宣言に署名(日)


ロンドンで2月13日、46ヶ国の代表、11の国連組織が一同に会し、野生動物の不法取引に関する国際会議が開催された。主催国のイギリスからはキャメロン首相、へーグ外務大臣、ペーターソン環境担当国務長官、そしてチャールズ王子およびウイリアム王子が出席、190億ドル規模にまで増大した野生動物の不法取引市場への緊急の対処が協議された。

ヒラリー・クリントン氏が指摘しているように、米国は中国に次ぐ違法動物製品の消費国であり、EU諸国もこれらの製品の主要な輸送拠点になっているので、れは決して限られた国の問題ではない。

今回の会議では、絶滅危惧種であるアフリカゾウ、サイおよびトラという象徴的な3種に特に重点がおかれ、密猟と、象牙およびサイ角製品の売買をゼロにするための厳格な措置が協議が行われた。

この会議に先立ち、フランスやイギリスなどいくつかの国では、象牙のストックの破壊を公式に行った。アメリカでは密輸に対する法律をより厳格化した。



会議参加国が署名した「ロンドン宣言」の主要事項 :

●参加国間の協力、 法律の厳格化、監視の強化。

●野生生物犯罪を取り締まる横断的機関の仕組みの改善。

●野生動物犯罪に関する汚職やマネーロンダリングの問題を法律制定により対処。

●違法取引で生計を立てているコミュニティーに代替となる生活の手段を得る手助けをする。

●野生生物製品を破壊することで、断固たる姿勢を示す国の政府を支持。

●絶滅危惧種製品を使用する国の政府を拒否。



この会議でイギリス政府がめざしたのは、ゾウやサイの生息地であるアフリカの国々と、不法野生生物製品の行き先である中国やベトナムといった国々が共に一致を見出すことであった。

しかし、アフリカのボツワナ、チャド、ガボンそしてタンザニアからは大統領、エチオピアからは外務大臣が出席したが、サイ角や象牙製品などのの主要消費国である中国、ベトナムからはそれぞれ、森林省の副大臣、農業副大臣クラスの参加しかなかったことが惜しまれるという指摘もある。



会議で強調された事柄 :

「絶滅危機動物製品の商業的関わりを一切絶つために、不正への許容ゼロの姿勢を示し、それを参加国すべての政府が表明することが重要。」

「もはやこれは環境問題というだけではなく、ドラッグや武器、人身売買と並ぶ犯罪的産業であり、それがテロ組織の資金源とになることも問題」

「各国の迅速な行動と、合意事項のフォローアップが重要。」


ボツワナ、チャド、ガボンそしてタンザニアは、この会議で
ゾウの保護のため、少なくともこれから10年は象牙取引を停止することを宣言した。

次回の会議は来年、ボツワナで開催される予定。



参照記事2より原文一部引用 :
”At the conference at Lancaster House in London, delegates from 46 different countries and 11 UN organisations have signed The London Declaration.”


増大の一途をだどる不法取引市場へ供給される野生生物製品は、死んだ動物の角や牙ではない。角や牙の違法な売買のために、その瞬間まで私たちのように生きていた動物が殺されているのだ。ここ10年で、アフリカのゾウの62%が殺され、昨年、南アフリカで殺されたサイは1000頭、アジアの野生のトラは、ここ100年で10万頭から3200頭に激減している。

これらの動物を絶滅から守るにはもうあまり時間がない。
だから今度こそ参加国が協力して成果を出して欲しい。
by dearhino | 2014-02-15 23:45 | Comments(0)