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2014年・南アフリカのサイの密猟数・294

満月の夜
サイの命は
さらに危険!


参照記事 :
1.Environmental affairs・Media releases (17 April 2014)
2.Moonlight Means Murder


今年に入って107日目の4月17日までの、
南アフリカのサイの密猟総数は、294.

 99日 4月9日 277 → 271
107日     4月17日 294

”月明かりが明るいほど、密猟が増える”
という統計がある。

満月は、4月15日。 

この9日から17日までの8日間にも、
月明かりのために、
密猟者に姿を見つけられてしまい、
命を落としたサイもいたかもしれない。

特に今回の満月は皆既月食で、
月が赤くなる"Blood Moon"という
恐ろし気な名称の現象が起きて、
一層、明るくなるものらしい。





南アフリカのサイ密猟統計 :

2014.04.09現在 :
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2014.04.17現在 :
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(表は参照記事1より転載)


集計ミスだったのか、ノースウエスト国立公園の密猟数は
4月17日現在では、32頭から26頭に減っている。

ということは、4月9日現在の密猟総数は6頭減って
実際は271頭。

その後の8日間に、クルーガー国立公園で19頭、その他で4頭、
合計23頭も殺されたことになる。

やはり、満月は・・・ 

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Photo(C):Anti Rhino Poaching


満月には、アフリカとインドの空に
雨坊主でも作りたくなる。


以下、参照記事2.より原文一部引用 :
"Incidentally there will be a lunar eclipse at the next full moon on April 15.  It will turn the moon red.  A phenomenon called Blood Moon.  Unfortunately prescient as murder will happen by the light of that moon."




by dearhino | 2014-04-19 17:33 | 南アフリカ | Comments(0)

スマトラサイ・ 至難の繁殖

米シンシナティ動物園のスマトラサイ、
Suci の死に続いて、マレーシアの
スマトラサイの残念な情報。

参照記事 ;
”Death, tumors harm efforts to save rare rhinos”
(E)


実は、先月、マレーシアのサバ州で捕獲された新しいメス、
Iman に関して、妊娠中である可能性が指摘されていた。

その根拠となると考えられたのは、苛立つ行動や、
オスとの争いが原因で裂けたと思われる耳、
そして子宮内に血管のある塊がある、という
点であった。


しかし、麻酔下の超音波検査でその望みは、
打ち砕かれた。

子宮内に胎児はおらず、子宮の中の塊は
フットボールぐらいの大きな腫瘍だった。

また、Iman は少なくとも過去5年間は
オスと交尾したことはないだろう、ということが
明らかになった。

サバ州の野生生物局の副局長のSen Nathan は、
「こうした結果は、広いスペースと人間との隔絶を
必要とするスマトラサイは、もはや野生では
繁殖することはないかもしれない、という我々の
見解を裏付けるいるように思われる。」という。

しかし、専門家は、野生からさらに捕獲して、
これまで試みられなかったスマトラサイの
体外受精をすることで、繁殖の可能性が
あると考えている。

「その場合には、最新の繁殖技術の環境が
整ったところにサイを送る必要がある。」と、
捕獲された Iman やオスのスマトラサイを
飼育下におく Tabin 野生生物保護区で
活動するBorneo Rhino Alliance の獣医師、
Zainuddin氏は語る。


米シンシナティ動物園は112年ぶりに飼育下で
スマトラサイの繁殖があり、、死亡したSuci は
そこで誕生した3頭のうちの1頭だった。

また、インドネシアのサイのサンクチュアリーでも、
繁殖が成功している。


シンシナティ動物園のスマトラサイ繁殖の功労者、
Roth博士は、以下のように語る。

「インドネシアには、少なくとも繁殖可能なメス2頭*と
オス1頭**がいる。 だから、希望をもって我々は
スマトラサイの繁殖のために努力を続ける。」


*メス2頭  : Ratu と Rosa.

**オス  :Andala、米シンシナティ動物園生まれ。
        2012年、Ratu との間にAndatu誕生。



アメリカの動物園としては、自国で唯一の
スマトラサイとなったSuci の弟の Harapan を
どうするかの選択を迫られることになる。

「アメリカで動物大使のような役割をさせることが
重要であるか? あるいは、アジアに返して
繁殖の機会を与えることがより重要であるか?
そのことを慎重に考え、最良の道を選ばなければ
ならない。」 と、Roth 博士は語る。


以下、参照記事一部原文引用 :

"Conservationists believed she might have been pregnant when they found her, given her "feisty behavior, a torn ear, probably a result of a past tussle with a male, (and) a mass with blood vessels inside the uterus," said a statement from the reserve. However, an ultrasound examination done under anesthesia dashed those hopes."



ブログ内関連投稿記事 :

"捕獲されたスマトラサイ移送”
http://dearhino.exblog.jp/19613382/
(2014.03.30)
by dearhino | 2014-04-18 01:26 | マレーシア | Comments(1)

2014年・南アフリカのサイ密猟数・277

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今年1月1日から4月9日までの
99日間に南アフリカで殺された
サイは、
277頭。


参照記事 :
1.South Africa and Mozambique to sign Memorandum of Understanding in the field of Biodiversity, Conservation and Management(E)
2.Rhino poaching on the rise in South Africa, with 277 killed this year(E)


今年、密猟で殺されたサイは
1日平均2.8頭


今年、密猟に関与したと見られる逮捕者は86名、
1日平均0.9名


南アフリカの環境省によると、
去年のこの時期の密猟数203に比べて
30%以上の増加である、という。

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  (↑ 参照記事2より転載)

殺された277頭の主な内訳は、クルーガー国立公園166頭、
リンポポ国立公園34頭、ノースウエスト国立公園32頭、
クワズル・ナタル国立公園24頭。


277頭のうち、166頭がモザンビークと国境を
接するクルーガー国立公園で殺されているが、
密猟者は厳重な警備をかいくぐってサイを殺し、
切り取った角をモザンビークに持ち出すことが多い。

モザンビークのサイは密猟により激減し、
昨年3月頃には絶滅したと言われているが、
このことも南アフリカの密猟の増加に影響している。




以下、参照記事1.原文一部引用 :
"The conclusion of the agreement comes as the number of rhinos poached in South Africa since the start of 2014 increased to 277. The number of alleged poachers arrested since January 1, 2014, has risen to 86.
A total of 166 rhinos have been poached in the Kruger National Park, 34 in Limpopo, 32 in North West, and 24 in KwaZulu-Natal."


今年の3月14日までの南アフリカのサイ密猟数は
172頭だった。

 ↓
ブログ内関連投稿記事 :
" 2014年・南アフリカのサイ密猟数:172 "
http://dearhino.exblog.jp/19576030/
(2014.03.17)



by dearhino | 2014-04-15 15:30 | 南アフリカ | Comments(0)