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新年早々、3頭も続けて密猟されたインドの国立公園

カジランガ国立公園で
元旦から11日までに
3頭もインドサイが密猟された。


紅茶の産地として有名はインドのアッサム地方の
カジランガ国立公園では、4日に今年初めて
インドサイが密猟されたが、その後11日までに
さらに2頭のサイが殺され角を持ち去られている。

カジランガ国立公園には、全体の約70%にあたる二千頭余の
インドサイが生息している。

2014年にカジランガ国立公園で密猟されたインドサイは
約30頭だが、新年早々、11日間に3頭も密猟されたと
なると、今後の密猟増加の加速が心配される。

これまでインドサイに対する密猟の脅威は、
アフリカのサイに比べれば低かったが、
少しづつ増加している。


インドサイの生息地のインドやネパールは
アフリカよりもはるかに、中国やベトナムなど
サイ角の消費国に近いため、角の密輸に関わる
犯罪者には有利かもしれない。

しかし、アフリカのサイより密猟者にとって不利な点は、
インドサイには角が1本しかないこと。

1頭殺して2本の角を奪えるクロサイやシロサイよりは
密猟の甲斐がない、と思ってくれるとよいのだが、
角1本でも十分に高値で闇取引できるのだから、
そんな期待はできないか?


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名古屋の東山動物園には「ニルギリ」という名前の
インドサイ(♀24才、スイスのバーゼル動物園生まれ)が
いるが、紅茶の産地のニルギリが名前の由来なのだろう。



参照記事 :
1.Another rhino killed in Assam.
2.Third rhino killed in Kaziranga in 11days.

参照記事2.より原文一部引用 :
The New Year started on a bad note as poachers continued to kill rhinos despite the government's "zero tolerance" stance on poaching in the state.



ブログ内関連記事
「アッサム地方のインドサイの密猟」
http://dearhino.exblog.jp/20651880/
(2014.01.05)



by dearhino | 2015-01-12 23:37 | インド | Comments(0)

南アフリカのサイの密猟増加は止まらない!

南アフリカの2014年の
年間サイ密猟数は
過去最多の
1215


そのうち780頭は、北部のモザンビークと国境を接する
クルーガー国立公園で殺されている。

クルーガー国立公園は日本の四国ほどの広さで
シロサイを主とする約9000頭のサイが生息している。

2013年の密猟数1004頭。



1990年から2013年までの
南アフリカのサイの密猟数の推移 ↓


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グラフが示すように、
僅か8年目の2007年にはたった13頭だった密猟が、
その後は異常な勢いで増加している。


その背景には、
中国やベトナムのめざましい経済発展がある、
と言われている。


サイの角に解毒作用があるという古い迷信が
まだ生きる中国やベトナムにおいて、
その頃から、違法で高価なサイ角の漢方薬を
買うことができる新興富裕層が増加し始めたのである。


サイ角の取引はワシントン条約で禁止されているので
ブラックマーケットの闇価格ということになるが、
実際、サイ角は金よりはるかに高い。

だから、漢方薬だけでなく、
富裕層のステータス・シンボルとして、
大きな角そのもの、酒器、細工品などのような
サイ角製品の需要も高まり、密猟が増加することに
なった。



話をアフリカに戻すと、

南アフリカにおいて、サイの密猟あるいは
サイ角の密輸で逮捕された外国人のなかで
最も多いのが北東側の隣国のモザンビーク人。

モザンビークを基点にした犯罪組織が
サイ角と象牙の不法取引を大々的に
牛耳っている。


南アフリカの北西側の隣国のナミビアで
昨年、密猟されたサイは24頭。
主に北西部の犠牲となっている。
ナミビアには約1800頭のクロサイが
生息している。


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参照記事 :
hing Increased with 1155 in 2014 Infographic


参照記事より原文一部引用

”The latest statistics show the total rhino poached from 2014 has reached 1155. That is already 151 more than the total for 2013.”

ブログ内過去関連記事 :
「早くも2013年の年間密猟数を上回る南アフリカのサイ」
http://dearhino.exblog.jp/20405718/
(2014.11.20)

ベトナム関連記事 :
http://dearhino.exblog.jp/i8/


by dearhino | 2015-01-06 16:03 | 南アフリカ | Comments(0)

アッサム地方のインドサイの密猟

野生のインドサイ約3200頭のうちの約70%が暮らす
カジランガ国立公園は、紅茶の産地として有名な
インドのアッサム地方にある。

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1月4日、アッサムで今年最初に密猟の犠牲となった
インドサイの死体が発見された。

夜中の3時半頃、銃声が聞こえて監視員が駆けつけたところ。
すでに角がえぐり取られたサイの死体が残るのみで
密猟者の姿はなかった、という。


2014年にアッサム地方で密猟により殺されたサイは31頭、
その殆どがカジランガ国立公園のインドサイだった。

その前年の2013年はアッサム地方の密猟数が過去最多で、
年間41頭、内訳は以下の通り。

カジランガ国立公園    27
マナス国立公園       5
オラン国立公園       3
パビトラ野生生物保護区  2
その他          4



2014年の大晦日には、オラン国立公園で密猟があった。
オラン国立公園の監視員が密猟者にサイの居場所の
情報を流し、さらに密猟者援護のため同僚の監視員を
殺害している。


2001年から2014年までのアッサム地方での
サイの密猟数は、トータルで193頭。
ここ3年間で109頭ということから、
近年、密猟が急増していることがわかる。



参照記事 :
1.New year in Kaziranga begins with rhino poaching
2.Forest guard held for killing colleague, rhino
3.Poachers kill this year's first rhino in Assam


参照記事1より原文記事一部引用 :

”For the officials and staff of the Kaziranga National Park, the new year began on a sad note as poachers after succeeding in killing a rhino on Sunday, managed to escape unchallenged after sawing off its horn.”


by dearhino | 2015-01-05 18:50 | インド | Comments(2)