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タグ:シロサイ ( 9 ) タグの人気記事

7年前に密猟されたシロサイ・HEIDI


HEIDI を殺したのは誰?

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谷口理恵個展(6/2-12, 荒井アトリエ・ギャラリー)の
展示作品で、作者の方にお話しを伺ったところ、
本で読んだ密猟されたサイのHeidi のことをモチーフに
している、とのことだった。

あとで調べてみたところ Heidi は、南アフリカの
KwaZulu-Natal のThula Thula Reserve で、
2009年に密猟されたシロサイ♀で、本はその Reserve の
設立者で作家でもある Lawrence Anthony 著の
"The Last Rhinos" のようだ。

この場合の The Last Rhinos とは、現在ケニヤの
オルペジェタ保護区に3頭が残るのみとなった
キタシロサイのことで、著者は、キタシロサイ保護のために
大変重要な役割を果たした人物だった。
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密猟者に真っ先に狙われそうな立派な角だが、
穏やかで優しい表情がまたサイらしい!
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サイがジャンプするところを表現したかったから
この形になったそうだ。殺されたHeidi も今頃は
大空の上を軽やかにジャンプしながら走りまわって
いるかもしれない!
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サイの頭部のブローチ。
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谷口理恵さんは、長年ロンドンに在住、
近年は絶滅危惧種にフォーカスを当てて
製作されているそうだ。


今回も、サイの他に、センザンコウや
ユキヒョウ、リカオンなど絶滅危惧種の
アクセサリー作品などが出品されていた。

センザンコウのペンダントや
リカオンのブローチは世界中探しても
なかなかみつからないのでは。

絶滅危惧動物に寄り添う思いを
動物をモチーフにした表情豊かで
温かみのある作品で表現できることは、
動物保護への大きな説得力であると思う。


谷口理恵さんについて 

ホームページ(英語) 
全作品の写真を見ることができて楽しい。


参照記事 :
1.The Last Rhinos: one man's fight for the future of Africa's behemoth
2.The Last Rhinos: My Battle to Save One of the World's Greatest Creatures
3.
http://www.thulathula.com/en_wildlife.aspx


参照記事3より、原文一部引用:

”Armed guards accompany Thabo and Ntombi 24/7 to protect them against poachers. With a gunfight having taken place a few months ago, as Thabo got shot in the front leg, as well as the loss of Heidi, female white rhino who was killed by poachers in August 2009, the need for increasing protective measures is a harsh reality. ”


by dearhino | 2016-06-16 20:00 | 南アフリカ | Comments(0)

1才半を過ぎた南アフリカの孤児シロサイ・リトルG、  早くも密猟対策のために・・

この写真をご記憶の方があるかもしれない。

昨年5月頃、密猟者に角を狙われ残酷に殺された
母サイに寄り添って、激しく泣いているところを
発見され保護された子サイが、「トラウマから
夜ひとりでは眠れなくなってしまった」、といういう記事が
この写真と共にインターネットで広まっていた。

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2014年5月7日に起きた痛ましい密猟事件は、
南アフリカのクルーガー国立公園に近い
Kapama Private Game Reserve で発生し、
母を失った当時生後3ヶ月の赤ちゃんサイは、
Hoedspruit Endangered Species Center(HESC)に
保護された。


発見後、鎮静剤を投与されている孤児サイ。
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子サイは、当時生後3ヶ月だったという。
この日までは片時もお母さんのそばを離れず、
日に何度となく母乳をもらっている毎日だった筈。

赤ちゃんサイは、Gertjie と名付けられ、愛称 は Little G。
母乳の代わりのミルクで育てられることになる。

Little G が孤児になって間もなく1年半になるが、
ごく最近、Hoedspruit Endangered Species Centerから
彼の近況を知らせる記事に少し驚いた。

記事によると、1才8ヶ月の Little Gは順調に成長し
体重がもう1トンになり、9月30日に伸びた角を
切る処置が施されたそうだ。

処置後、麻酔から覚めて元気な様子のリトルG。↓
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1才のサイのまだ小さい角をもう切らなくてはならないとは
悲しい気がするが、それで密猟の危険がなくなるのであれば、
そんなことは言っていられないのは勿論よくわかる。
動物のこどもたちを保護しているこのセンターも
決して安全地帯ではない、ということだ。


さらにそのことを裏付けるニュースもあった。
10月5日には、リトルGとMatimba という2頭の
シロサイが放されている囲い地に強力な電子柵を
設置した、という。

それでもまだ密猟者対策は充分ではない、と
センターでは考えており、密猟者が侵入する危険は
相当に高いようだ。密猟が特に多いクルーガー国立公園の
近くであることから当然の心配なのであろう。

2014年の南アフリカのサイの密猟数は1215頭、
そして、今年も8月までにすでに749頭が密猟され、
そのうちの544頭がクルーガー国立公園のサイである。
 

ブログ内関連投稿記事 :
「南アフリカ、今年8月までのサイの密猟数」
http://dearhino.exblog.jp/21655014/
(2015.09.18)


これまで何となく孤児サイが保護されているのは
密猟の危険があまりない安全なところだと思っていたが、
サイのいるところに安全な場所などなく、
密猟対策をどこまでやっても充分とは思えないほど、
現状は厳しいということがよくわかった。


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立派に成長中のリトルGもミルクを卒業したのは
つい先月のこと。お母さんと一緒に暮らすサイは
もっと大きくなっても時々、母乳をもらっている。
でもこうした人工哺育の場合は、サイが飲むミルクは大量で
ミルク代も相当にかかるので早めにミルクを卒業させる
傾向があるかもしれない。


ミルク卒業おめでとう、G君!
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Hoedspruit Endangered Species Center は、
リトルGの動画や画像とたくさん公表しているので
以下に紹介。


センターに移送された時の様子。




元気になってきた!




友達のラミーと追いかけっこ。






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羊のラミーと仲良し! いつも一緒にいる。
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このゴミバケツがお気に入りらしい。
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孤児サイたちが、密猟の悲劇にもう二度と見舞われることなく
寿命を全うしてくれることを願わずにはいられない。



すべての掲載画像(C):Hoedspruit Endangered Species Center 。


参照記事 :
1.The Story of Gertjie
3.IMPORTANT ANNOUNCEMENT:GERTJIE IS DEHORNED.
4.SECURITY UPGRADES TO THE RHINO BOMA.
5.GERTJIE "LITTLE G" THE BABY RHINO.


参照記事2.より原文一部引用 :
”On the night of Wednesday, May 7, an all-too-familiar tragedy unfolded in the bushveld of Kapama Private Game Reserve. Under the cover of darkness, poachers swooped in and brutally mutilated a female rhino for her horn.

By the time rangers had been alerted and rushed to the scene, the poachers had made their escape and the rhino had succumbed to her injuries. Next to her body, refusing to leave her side, they found her three-month old calf, crying inconsolably.”


by dearhino | 2015-10-16 19:59 | 南アフリカ

密猟者に顔面を切り取られたシロサイのサバイバル

角を狙った密猟者により、
顔面を大きく切り取られた
南アフリカのシロサイが
懸命な治療により生き延びている。

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(C):Saving The Survivors


このシロサイは、南アフリカの Eastern Cape の
野生動物リザーブ Lombardini において、
おそらく襲撃から数日後の時点で
瀕死の状態で発見された4才のメス。

麻酔銃で撃たれた上、角を取るために
えぐられたと思われる顔面50センチに
わたる傷は、関係者がここ3年間くらいに
目にした傷のなかでも最大だという。


緊急手術を受けてから、今日で8日目であるが、
食欲も出て、鼻の部分の骨が砕かれ、
その一部を失うというひどい損傷を鼻に受けたにも
拘わらず、幸い呼吸も安定している。


傷というか、破壊された顔面の写真 が、
Saving The Survivors のfacebook に
アップされている。
(非常に衝撃的な画像なので要注意。)


傷口にわいたウジ虫をどけ、壊死した組織を
取り除き、ファイバーグラス包帯を
スチールネジにより固定するという
手術が行われた。


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(C):Saving The Survivors



獣医によれば、治療は少なくとも1年を要する。

このサイは、この重傷を負った後に
”Hope" と名付けられた。


ひどい傷が癒えて、今後、若いホープが
子どもを生んで、サイが地球に生き残ることに
貢献してくれることが、密猟との戦いにおける
「HOPE」だと、治療チームは考えている。

そして、彼らは言う。
”Every day she lives is a victory."



1日も早く、ホープが傷の痛みなく過ごせるようになって欲しい。

彼女から奪われた血だらけの角は、
今どこで、どうされているのだろうか?




参照記事 :
1.surviving horrific attack by poachers who left her with a 20-inch wound after hacking her horns off
2.A 4-year-old rhino is fighting for her life after poachers hacked the horn off her face and left her for dead.


参照記事1.より原文一部引用 :

A South African rhino has been named Hope after she survived a horrific attack by poachers who hacked her horns off.

The four-year-old female has been left with a 20-inch wound after the attack in Lombardini, a wildlife reserve in Eastern Cape.

Game-keepers found the injured rhino barely alive several days after the attack with the biggest wound the team has treated in the last three years.





by dearhino | 2015-05-27 18:53 | 南アフリカ | Comments(4)

キタシロサイ最後の5頭の覚え方! SNNNF

アフリカのサイについての記事が日本の新聞に
載ることは極めて少ないが、2月14日の朝日新聞に、
「キタシロサイ 世界で5頭に」という記事があった。

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体外受精が成功しない限り、遅くとも2050年までに
キタシロサイの最後の1頭が地球から消えてしまうだろう。

現存する一番若いキタシロサイが、
2000年生まれのメスの Fatu で、飼育下での平均寿命が
40才過ぎくらい、そして、過去最高齢のシロサイでも
推定50才なのだから。

絶滅まで「風前の灯」である最後の5頭のことを
しっかり胸に刻みつけることが、彼らをここまで追い詰め、
絶滅に立ち会う我々人間の努めであろう。


残る5頭を年齢順に並べて頭文字をつなげると、

SNNNF

S
は、スーダン生まれで Sudan という名の最後のオス、41才。

F は、最も若いFatu というメス。年齢的には最後の1頭になる
確率が高い。フランス映画の最後に出てくる、「終」の意味のFIN
それを連想して覚えておこう。

NNN は、Nola, Nabire, Najin というメス。
キタシロサイの北、Northern のN で始まる名前の3頭だ。


最後の5頭のキタシロサイをまとめて、”SNNNF”、
40才を超えた Sudan とNola がいつまで地球に
留まってくれるか?


<残る5頭のキタシロサイ>

●ケニア Ol Pejeta 保護区 :

Sudan ♂ 41才で繁殖年齢を超えている。
      (3才のとき、スーダンからチェコへ)
Najin ♀  1989年生まれ
Fatu ♀   2000年生まれ


●米サンディエゴの Wild Animal Park  :
Nola  ♀ 40才
(同動物園のAngalifu ♂ 44才は、2014年12月14日死亡)


●チェコのDvur Kralove 動物園 :
Nabire ♀ 33才


ブログ内関連記事 :

「唯一の繁殖可能だったキタシロサイのオスが死亡 」
http://dearhino.exblog.jp/20318002/
(2014.10.24)

「米サファリパークのキタシロサイ死亡、残るは5頭。」
http://sainomimy.exblog.jp/22819741/
(2014.12.20)

by dearhino | 2015-02-20 22:11 | 世界 | Comments(0)

唯一の繁殖可能だったキタシロサイのオスが死亡

これで、シロサイの
亜種のひとつである
キタシロサイは
地球上に僅か6頭
(♂2、♀4)となり、
繁殖への望みも殆ど断ち切られた。


参照記事 :
1.Extremely Rare White Rhino dies in Kenya - His kind nearly Extinct.
2.Northern White Rhinoceros
3.Mort au Keniya d'un rarissime rhinoceros blanc du Nord:sous-espede est au bord de l'extinction.
4.Ça fait peur : la disparition prochaine du rhinocéros blanc du Nord


現存するシロサイは、
約2万頭のミナミシロサイと
わずか数頭のキタシロサイである。

10月17日、ケニヤの Ol Pejeta 保護区で、
34才のオスのキタシロサイ、Suni が死亡。

シロサイの亜種のひとつである
キタシロサイは地球上に僅か6頭
(♂2、♀4)となり、しかも、
その繁殖への望みは断ち切られた。

なぜなら、Suni が唯一、
繁殖可能年齢のオスで、
残る2頭は既に高齢。


Suni は、1980年6月8日、
チェコの Dvur Kralove
動物園で生まれた。

その後、3頭のキタシロサイが誕生している
Dvur Kralove 動物園は、
飼育下のキタシロサイの
繁殖に成功した唯一の動物園である。

2009年、本来の生息地の環境におく方が
メスのホルモンの働きが有利になり
繁殖がしやすいのでは、ということで、
Dvur Kralove 動物園 から
Suni を含む2頭のオスと2頭のメスが
ケニヤの オルペジェタ Ol Pejeta 保護区に
移された。


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Ol Pejeta 保護区を歩くSuni
Photo(C):Barcroft Media

2012年には、Suni とNajin の交尾が確認されたが
繁殖には至らないまま、Suni の死を迎えることに
なってしまった。


<残る6頭のキタシロサイ>

●Ol Pejeta 保護区 :

Sudan ♂ 41才で繁殖年齢を超えている。
      (3才のとき、スーダンからチェコへ)
Najin ♀  1989年生まれ
Fatu ♀   2000年生まれ



●米サンディエゴの Wild Animal Park  :

Angalifu ♂ 42才
Nola  ♀ 40才

チェコのDvur Kralove 動物園 :

Nabire ♀ 33才


微かな希望は、Dvur Kralove 動物園の
キタシロサイのオスの精子はすべて
ベルリンの野生生物研究所(IZW)に
保管されていること。

そして、もうひとつの最後の手段としての
試みは、2014年に1月にオルペジェタ保護区に
キタシロサイのメスとの繁殖のために
ミナミシロサイのオスを導入したことである。

言うまでもなく、異なる亜種間での繁殖は
望ましいことではないが、
遺伝子が混ざったとしても
キタシロサイの遺伝子を残すためには
やむを得ないという考え方だ。次の代で純血のキタシロサイと繁殖できればいいのだが。

死因は解剖の結果待ちであるが、
密猟の可能性は低いようだ。

キタシロサイは、アフリカの大地溝帯と
中央アフリカの密林に阻まれて、
ミナミシロサイとは分断された
数の少ない孤立したグループとなり、
「進化の犠牲者」とも言われ、
さらに、スーダン、中央アフリカ、コンゴ、
ウガンダの政治的混乱のなかでの、
密猟と生息地消失により急速に減少し、
野生のキタシロサイはいなくなった。


以下、参照記事1より原文一部引用:
The northern white rhinoceros is one step closer to extinction with the death of Suni, one of only two breeding males left of his kind.





by dearhino | 2014-10-24 19:24 | ケニヤ | Comments(0)

シロサイの生息地至近に炭鉱計画!@南アフリカ

炭鉱建設は、
サイ密猟者の増加、
環境破壊を招く。

しかし、窮乏生活を送る
地元村民の雇用を創出する。


参照記事 :
1.Men, Rhino and a coal mine
2.To South Africa's new Minister of Mineral Resources, Ngoako Ramatlhodi.


南アフリカのKwa-Zulu Natalにある
Hluhluwe-iMfolozi Park は
世界的に最もシロサイの生息密度が高い地域の
ひとつであり、年間数千人もの観光客が
希少野生動物を見にやって来る場所。

そのHluhluwe-iMfolozi Park の境界から
僅か40メートルのところに「露天掘りの炭鉱」
(open-cast coal mine)を建設する計画が
南アフリカのiButho Coal という鉱山会社に
より進行中。

今年1月に、iButho Coal は、南アフリカの
鉱物資源省に採掘許可を申請している。

この「露天掘り」という採掘方法は、
坑道を掘らずに地表から渦を巻くように
地下をめがけて掘るもので、生態系に大きな
ダメージを与える。(re:Wikipedia)

さらに、サイを保護するレンジャーらは、
炭鉱建設により、この地域へのアクセスが
容易になり、密猟者が今まで以上に
増加することを
危惧している。



Photo(C):SABC
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NGO団体も、環境問題に関する著しい調査不足の
この計画を進めることに反対している。

しかし、地元の村は貧窮しており、若者にも
仕事がなく、家畜泥棒や強盗が多発する深刻な状況。

そのため、炭鉱の計画を進める企業 iButho Coal は、
炭鉱の計画がば実現すれば雇用問題の解決になると、
アピールする。

地元の人々がは雇用を得にくい要因には
教育の機会がないこともある。

そして、読み書きができないために、
環境汚染など炭鉱建設が及ぼす影響を
十分に知らされないままに
結果的に地元の人々が計画を後押し
してしまうことも、NGO団体は懸念している。

この地域は、持続可能な農業と
家畜を飼うことで生活しているが
坑道建設により、約50の家が移動を
強いられるので、それに対しての補償も
明らかにさせる必要がある。

しかし、企業側は、まだ計画段階だ
ということを理由にメディアの取材にも
応じることを拒否。


この計画については、環境保護活動家、
研究者、多くの団体が反対しており、彼らは、
政府がそれを推し進めようとしている
ことに衝撃を受けている。

しかし、鉱物資源担当大臣がごく最近、
交代したので、新大臣に、炭鉱建設がサイへの
更なる脅威になることを訴えれば、
理解を得られるのではないかという
希望を抱いている。

そのために、インターネット上でも
新大臣宛にこの計画を却下すること請願する
署名活動を10万人を目標に展開。

南アフリカだけではなく世界各国から
署名が集まっており、現在はもう少しで
5万人達成という状況。



署名はここから、
http://www.avaaz.org/en/rhinos_worst_neighbour_sa_1/?cHEcUab

そのサイトで署名するのが初めての場合、
メールアドレス、名前をローマ字で打ち込み、
国名を選択する。送信後、すぐに名前が表示される。










by dearhino | 2014-06-29 16:54 | 南アフリカ | Comments(0)

ウガンダのシロサイ・絶滅後の再導入

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ウガンダのシロサイは密猟により1980年代に
絶滅したが、その後、隣国のケニヤなどから
新たに導入された。

現在、ウガンダのZiwa Rhino Sanctuary
および Uganda Wildlife Education
Centerにおいて、シロサイの将来的な
野生復帰をめざし、新たな繁殖が行われている。

Ziwa Rhino Sanctuary では、2009年6月,
絶滅後に導入されたシロサイ次世代の子供が誕生、
ウガンダで27年ぶりのシロサイ誕生となった。

その後、2014年まで4月まに9頭のサイが
誕生し、現在は、当初の6頭から15頭まで
数をふやした。

2009年に最初に生まれたオスのサイは、オバマと
名付けられた。その由来は、父親がオバマ米大統領と
同じくケニヤ出身、母親がアメリカ・フロリダの
ディズニー・アニマルキングダム出身という
ことからである。


27年ぶりにウガンダで生まれたシロサイの
オバマくん。現在5才。
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Photo(C):Ziwa Rhino Sanctuary





この Ziwa Rhino Sanctuary と
Uganda Wildlife Education Center を訪れた
横浜の金沢動物園クロサイ飼育担当T氏による
報告記事が金沢動物園の公式ブログにアップされ、
日本ではなかなか知ることのできないウガンダの
シロサイ保護、繁殖への努力の様子などが
多数の写真と共に伝えられている。

そして、T氏が、Uganda Wildlife Education Center にいるシロサイのカップルのために、 Ziwa Rhino Sanctuary から持ち帰った ”おみやげ” は、
さすがサイ飼育のプロ、と思わせるもので面白い。
さて、それは何だったでしょうか?
↓↓   
↓↓
金沢動物園こぼれ話ブログ:
「続・ウガンダのシロサイ事情」←(答えは?)

「シロサイが生まれました。え!!? ~ウガンダ報告」


2014年4月3日生まれのルナちゃん。
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Photo(C):Ziwa Rhino Sanctuary

2009年から5年間にオバマくんを含めて
Ziwa で生まれた9頭の子供の父親はすべて
Taleo というケニアからきた14才のオス。
まさにボスとして君臨しているのだろう。

母親は、フロリダからきた2頭と
ケニヤ出身の1頭の合計3頭で、
それぞれ3頭づつ子供を生んでいる。


参照記事 :
1.●Ziwa Rhino Sanctuary のホームページ 
2.●ウガンダ野生生物教育センターのホームページ
3.Rhinos returns Uganda.
( ↑オバマくん誕生に関する2009.06.23日の記事)


参照記事3.より原文一部引用 :
Uganda has its own rhinos again - the first calf in 27 years was born recently at the Ziwa Rhino Sanctuary in Nakasongola district, central Uganda. The new arrival brings hope that the magnificent animal, now extinct in the country's wilds, will thrive once again.



*地図は、外務省ODAメールマガジンより
 


 




by dearhino | 2014-05-21 16:56 | ウガンダ | Comments(0)

シロサイの赤ちゃん、撃たれたけれど快復!

南アフリカのシロサイの赤ちゃん、
お母さんは密猟者に殺され、
赤ちゃんも頭を撃たれた。

でも、不幸中の幸い、
獣医らに助けられて、
こんなに走れるまで元気になった。


この赤ちゃんは生後約2か月、シャンギと名付けられた。

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photo(C):Smithsohnian Channel

傷の包帯がとれて、獣医さん達と一緒に走る赤ちゃん、
走った後は気持ちよさそうに泥浴び
 → 動画



実は"Running with Rhino"と題するこの動画は
最近のものではなく、2010年9月に
youtube に投稿されたものだが、数日前から、サイについての
検索結果に頻出し、サイ関係のツイッターでも拡散されている。

その理由はわかる気がする。このビデオには、”ひどい目にあった
サイの赤ちゃんが元気になってよかった、サイの赤ちゃんの
走る姿は可愛い”という以上に心に残るものがある、と思う。

最初の場面の大きな頭に白い太い包帯を巻かれた
サイの赤ちゃんの姿はもうケガの快復期にあることが
わかっていても、それだけで十分にそこに至るまでの
運命の悲惨さが伝わる。

その後の、包帯を外され、愛情溢れる獣医さんたちと、
子供のサイらしく元気に走る姿は、先程とは対照的に、
見る者に幸福な安堵を与える。

そして、

「密猟者によってこんなに理不尽な辛い体験を
させられた幼いサイが、もし放置されていたら
命はなかったのに、やはり同じ人間の手によって、
サイとして成長し生きる権利を取り戻した。」

そうしたことを改めて気づかせてくれ、サイの密猟に
心を痛める人間への救いとなっているのではないか。

動画投稿時の2010年よりも一段と密猟が激化し、
絶望も感じる今こそ必要とされる
シンプル・メッセージなのかもしれない。

因みに、南アフリカのサイの密猟数は
2010年は333頭、昨年2013年は1004頭。



参照記事 :
1.Orphaned Baby Rhino Loves To Run With Her Rescuers (VIDEO)(E)
2.Courir avec un bébé rhinocéros (F)

以下、参照記事1.より原文一部引用 :
”South Africa, poachers left a white rhino named Shangi orphaned with a bullet in her head. Luckily, wildlife veterinarian Cobus Raath and his team were there to rescue her.

After tending to Shangi's wound, the veterinarians were sure to keep nurturing the calf's growth by taking her out for some much-needed exercise. Watch as she happily trots along her caretakers and then cools off with a nice mud bath. It's pretty adorable. ”
by dearhino | 2014-03-21 17:22 | 南アフリカ | Comments(0)

ナミビアにサンタがやってきた !

ナミビアの国立公園で
クリスマスに
一番うれしいプレゼント!

シロサイの赤ちゃん誕生!


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参照記事 :
1.Xmas calf increases white rhinos to 11 (E)
2.Zambia’s Rhino population on high(E)

ザンビア東部の North Luangwa 国立公園で
クリスマスにシロサイが誕生した。

これでザンビアのサイは、クロサイは29頭、シロサイ11頭の
計40頭となった。

ザンビアのクロサイであるが、一度絶滅した後、
2001年、ザンビア野生動物局(ZAWA) が、
独フランクフルト動物園協会の協力で、
「クロサイ再導入プロジェクト」を立ち上げ、
南アフリカから North Luangwa 国立公園に
クロサイを導入している。

記事によると、導入されたクロサイは合計25頭、
うち数頭は自然要因や不適応で失ったが、2001年の
プロジェクト開始以来、14頭の子が誕生した、という。


参照記事1より原文一部引用 :
“From the total of 25 black rhinos received, with some loses along the way from natural causes and adaptation challenges, there have been 14 births since the project started in 2001。



ドイツはこのプロジェクトのために 50万ユーロを
提供、さらに大使館を通じて関連団体に継続的な
財政支援をしている。

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by dearhino | 2013-12-29 17:10 | ザンビア | Comments(0)