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親愛なる犀たちへ

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タグ:密猟・密輸対策 ( 19 ) タグの人気記事

ゾウとサイのためのグローバルマーチ2016@上野公園

Global March For Elephants and Rhinos TOKYO 2016
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9月24日(土)、上野公園で今年で3回目となる
「ゾウとサイのためのグローバルマーチ」開催。

例年は10月4日だが、今年は9月24日から南アフリカで
開かれるワシントン条約締結国会議に合わせて、
世界130都市でこの日に同時開催された。

東京での主催団体は、NPO「アフリカゾウの涙」。
今年は、上野公園内の特設テントにおいて、
展示やトークの場を設けた。


まずは、テントの組み立てから。
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飾りつけの風船もたくさん膨らませねば!
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ようやくテントが完成。
グローバルマーチのサポート団体の方々のブースも
テント内に設置されました。
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ご協力頂いた団体 :
① ボルネオ保全トラストジャパン
② iku-on by Shusui Kosugi
③ 象さん幸せ計画
④ ゾウのUNKO ”ELEPHANT PAPER ”
⑤ EIA (展示のみ)



公園内の私達のテントを訪れてくれた皆さんは
それぞれの団体の方々とゆっくりお話されたり
売り上げが寄付となるグッズを購入されたりしていました。
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午後1時半から、上野公園内をマーチする予定でしたが、
昼過ぎから振り出した雨が一段と激しく豪雨になって
しまったので残念ながら、歩くのは中止になりました。


私は、このサイの頭を被って歩こうと思っていたのですが・・
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しかし、マーチをすることはできなくても、
テント内では、ゾウやサイの現状について真剣に考える方たちが
短いスピーチをしてくれました。それぞれに素晴らしい内容で
激しい雨音のなか、ゾウやサイの未来を守りたいという思いが
この場を共有する皆の心のなかに響き合ったように感じました。
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NPO”アフリカゾウの涙”の山脇共同代表の挨拶に続いて
南アフリカ出身で今年から釜石シーウェイブス所属の
ラグビーのスター選手、ジョー・ピーターセン氏のスピーチ。
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「今ゾウやサイを救うことは大変な戦いだけれど、
それほど大人数でなくても私やあなたたちが
力を合わせれば世の中を変えることができる!」↓
https://www.facebook.com/yuko.imaizumi.31/posts/1315568235121291?pnref=story




ケニヤ出身の女性。
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「今年の夏にケニヤに帰ってマサイマラに行ったけれど、
3日間に一度もゾウとサイを見ることはできなかった。
数年前ならば、もっと簡単に見ることができたのに。」



ガボン出身の男性。
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「ガボンは自然保護の法律がしっかり整備されている国。
他の国もそうなれば子ども達が野生動物をもっと
見ることができる。今日のグローバルマーチは大事な一歩!」




全員で記念写真!
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皆さんが書いてくれたゾウとサイ、保護活動などへの思いのメッセージ。
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来年のグローバルマーチで
またお会いできることを
楽しみにしています。


by dearhino | 2016-09-30 16:12 | 世界 | Comments(0)

南アフリカ・サイの猟などに関連する規制強化案

南アフリカの環境省が、サイの販売、ハンティング、情報管理などに
関する規制の強化案を公示した。

公示後、30日間のパブリックコメント期間を経て
適用される。

内容は以下のようだ。

------------------

1.
ひとりのハンターが狩りを許可されるサイは
年間1頭のみ。

2.
サイが死亡した場合、速やかに当局に報告。

3.

売却あるい移動させるサイには3個のマイクロチップ
角2本と背骨)を埋め込む。

4.
地方当局は、各地方のサイの死亡、移動に関する情報を
全国データベースに共有させること。

5.

サイ所有者は、自然死のサイから角を得た場合に
5日以内に政府当局に通知する。

6.
サイ角の所有者は角を安全に保管する義務がある。
------------------------

規制強化案からは現状の問題点が浮き彫りにされる。

角を狙った密猟により絶滅危機が高まり、
このまま密猟が増加し続けたら、10年後、20年後には
絶滅するとも言われるサイであっても、南アフリカを含む
アフリカの国々では、超高額なお金を払って狩猟の権利を
買えば、合法的に動物を狩ることができる。それが、
「トロフィー・ハンティング」と言われるもので、
その利益は観光収入の重要な部分にもなっている。
サイに限らず、ゾウ、ライオン、キリンなどが狩りの
対象になっている。

新しい規定案では、一人のハンターにつき
1年に1頭に制限するということは、それ以上頻繁に
サイを撃ちたい人間がいる可能性があるということ
だから驚く。

伝統的にトロフィー・ハンティングが盛んな欧米の
ハンターである可能性が高い。

自分が狩った動物をトロフィーとして持ち帰るという
ことから名付けられたトロフィー・ハンティング自体、
日本人には馴染めないもので、なぜ自国の深刻な絶滅危機動物を
収入のために殺させるのかと思うが、少なくともこの法律によって
1頭でも殺されるサイが減るならば、法律で頭数制限してくれるだけでも
前進と思わねば。

サイの死亡の情報を確実に迅速に国の当該機関に
伝達することが今回の規定強化案に盛り込まれていることでも
その点が必ずしも十分でない現状が推察される。

つまり、南ア政府発表のサイの密猟数の公式報告の
数字にも抜けているものがある可能性は高い。
密猟されても死体が発見されないサイもいる
ので、密猟実数は公表されたものよりも多いと
言われているが、南ア環境省はデータの収集をきっちり
行って正しい密猟実態を把握して、その上で
今後の密猟をくい止める方策を決定して欲しい。


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Photo(C):ESA ALEXANDER


サイの所有者協会のPelham Jones会長によれば、
サイのオーナー達は、すでに密猟防止と角の追跡のため、
マイクロチップの装着は実施しているという。

サイの所有者のひとりは、当該地方当局はこれだけのことを
するためのに充分な人手がないのでは、と語る。ちなみに
このオーナーは自分のサイにはチップを埋め込むことに加えて、
漢方薬に利用できないよう角に有害物質を注入している、という。


参照記事より一部引用 :

"The Department of Environmental Affairs has drafted regulations to strengthen control over the sale of live rhinos, trophy hunting and the stockpiling of rhino horn."



by dearhino | 2016-01-23 22:40 | 南アフリカ | Comments(0)

ベトナムで大量のサイ角と象牙を押収


押収されたサイの角

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Photo(C): Tuoi Tre



by dearhino | 2015-05-17 00:29 | ベトナム | Comments(0)

来日中のウィリアム王子はサイの保護活動にも熱心!

来日中の英国ウィリアム王子は、
サイの密猟問題にも関心が高く、
絶滅阻止のための啓蒙活動にも
貢献している。

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Photo(C):Getty Images

王子から野菜をもらっているのは、イギリス、ケントの
Port Lympne Wild Animal Park から他の2頭と共に
繁殖のためタンザニアの国立公園に移送されるZawadi という
5才のクロサイ。王子はこのプロジェクトをサポートしている。
(2012年6月)

因みに、大阪の天王寺のクロサイ、トミーの孫アサニも、
同じケントの、Port Lympne Wild Animal Park にいる。
ここは、欧州で最も多くクロサイを飼育し、タンザニアの
安全な保護地にクロサイを送るプロジェクトを実行している。


ウィリアム王子に話を戻すと、王子はサッカーのベッカム選手、
バスケットボールのスター選手ヤオ・ミンらと共に
サイ角製品の不買を訴えるキャンペーンビデオにも出演。

CGのサイに囲まれて3人が
サッカースタジアムを歩いているという
視覚的にもとても面白い映像だ。

下記の投稿記事を参照しつつ、是非
このキャンペーンビデオを見て頂きたい。

「英王子とベッカム選手らが、アジアに向けて訴える!」
http://dearhino.exblog.jp/19476184/
(キャンペーンビデオ動画あり)
(2014.02.18)


ウィリアム王子がケイト妃にプロポーズしたのは、
サイの保護区としても有名なケニアの
レワ野生動物保護公園だったそう
なので、
それは、王子の人生に「サイ」が大きな意味をもつ
ことの表れかもしれない!


参照記事 :
1.Duke of Cambridge: rhino poachers make me angry.
2.Prince William speaks out against rhino horn illegal trade.
3.Prince William :Rhino poachers are "ignorant".

参照記事3.よりウィリアム王子の言葉を引用 
”The prince called illegal poachers “extremely ignorant, selfish and wrong," adding, "It makes me very angry. It’s a waste.””




by dearhino | 2015-02-28 12:25 | イギリス | Comments(0)

南アフリカでのサイ角盗難事件

サイが殺されなくてよかった。

サイの角を切り落とすことが
最も現実的な得策と実感
させられるような事件。


参照記事 :
1.Pistorius family's rhino horns stolen - report
3.Des cornes derhinocéros volées à l'oncle de Pistorius
4.義足ランナーのピストリウス被告、殺人では無罪 南ア


昨年2月に恋人を射殺した、とされる裁判で
先月、殺人罪を免れる判決を言い渡された、
南アフリカの両足義足ランナー、
オスカー・ピストリウス被告の
「おじ」にあたる、アーノルド・ピストリウス氏の
プレトリア(南アフリカの首都) にある
事務所の金庫から5本のサイの角が盗まれた。

それらの角は、氏が所有しているサイの角で
密猟を避けるために、切り落としていた、
という。


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Photo(c):Alison



角は当局からの許可を得て所有している
ものであった。

サイの角を売買することは、ワシントン条約により禁止
されているが、闇市場で金やコカインより高い金額、
1kgあたり、最高10万ドル(1000万円)とさえ
言われる程の高値で売買されている。

角の重さを1本5kgと仮定すると、5 本で25kg,
この事件は、日本円で言えば、億単位の盗難事件、
ということになる。


アーノルド・ピストリウス氏は、
ショッピング・センターやリゾート、動物の繁殖
プロジェクトなどに携わる開発会社の創始者。



以下、参照記事1.より原文一部引用 :
”Five rhino horns have been stolen from Arnold Pistorius, the uncle of culpable homicide-convicted Oscar Pistorius, Beeld newspaper reported on Monday.


by dearhino | 2014-10-08 19:23 | 南アフリカ | Comments(0)

南アフリカ・500頭のサイの移動計画

クルーガー国立公園のサイ、500 頭

密猟者から逃れるため、移動計画。



南アフリカに生息するサイは約2万頭、
昨年、密猟により殺されたサイは 1004 頭で
あったが、そのうち 606 頭は、南アフリカ北東部の
クルーガー国立公園で密猟されている。

そして、今年も、8月までに既に、この国立公園で
408 頭のサイが殺されている。

エドナ・モレワ環境大臣は、クルーガー国立公園
の東側部分、モザンビークとの国境沿いに生息する
約500頭のサイを他国も含めた、国立公園、
地方保護区、私設保護区などの密猟の危険の
低い場所に移動させる計画があることを
8月12日に表明した。

既に交渉を始めている他国は、ボツワナとザンビアで、
移動の時期は冬がよいので、恐らく来年になる、
という。

移動する場合には、サイのストレスが少ない方法として
麻酔をかけて、ヘリコプターで運ぶことが考えられる。


photo(C):Michael Raimondo
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現在のクルーガー国立公園の出生率は約8%、
自然死率は約2%、密猟率は約6%となっているので、
これ以上、密猟が増加すれば、サイの数は減少の
一途を辿ってしまう。


参照記事 :
1.South Africa Makes A Plan To Protect Rhinos from Poachers.
2.Kruger rhino won't be moved this year.
3.It's a Bier, It's a Plane, It's a Rhino?!
3.何百ものサイが避難(南ア)


以下、参照記事2より原文一部引用 :
”On 12 August , Environmental Affairs Minister Edna Molewa announced that rhino along the eastern boundary of the Kruger National Park would be moved to strongholds both inside and outside the flagship reserve to protect them from poachers.”






by dearhino | 2014-08-26 00:27 | 南アフリカ | Comments(0)

絶滅危惧動物保護への意識・アメリカ人の場合


アメリカの Center for Biological Diversity
(生物多様性センター)の最近の調査によると、

アメリカ人の 61%
 :
野生生物の絶滅状況に
危機感をもっている。

アメリカ人の 66%
 :
アメリカ議会が、絶滅危惧種に関する条例を
より強化、あるいは現状維持すべきと考えている。

アメリカ人の 50% :
あまりに多くの動植物が絶滅の危機に
追い込まれているのは、
絶滅が危惧される動植物に対する
国家の保護が足りないため、と考えている。


a0280851_11393580.jpgby Ryan Huertas













参照記事 :
1.Are Americans Grasping the Plight of the Rhino?
2.New York State Passes Historic Ban on Sale of Elephant Ivory and Rhino Horn
3.Southern White Rhino Listed Under U.S. Endangered Species Act
4.African wildlife-hunting cheerleader Kendall Jones targeted by critics



アメリカ人の上記のような意識傾向は、
オバマ大統領がこの問題を重要視していることが
影響している、と見られる。

オバマ大統領は2013年、野生動物の不法取引撲滅
のために大統領直轄のタスクフォースを設立し、
ゾウやサイなどの絶滅危惧種の密猟を阻止するため
南アフリカやケニヤなど関係国に計1千万ドル
(約10億円)の資金を提供することを表明し、
野生生物の不法取引や密猟に対して断固たる
姿勢で戦うことを示したのである。


さらに2014年2月、オバマ大統領は、
アメリカ国内における象牙の販売の全面的禁止を
めざした規制を発表している。

それに続く動きとして6月には、ニューヨーク州で
象牙とサイ角(骨董品を含む)の全面的な売買禁止が、
州議会で決定された。

アメリカは中国に次ぐ世界第2位の象牙市場であり、
ニューヨークは国内最大の市場であるが、
市民の80%以上が、今回の決定を支持している。


また、南アフリカで昨年、密猟された約千頭もの
サイの大半がシロサイであるにも拘わらず、
ICUN(世界自然保護連合)のレッドリストでは、
クロサイやインドサイよりも絶滅の危険が低い
Near-threatened(準絶滅危惧種)に
分類されているシロサイを、2013年9月、
US Fish and Wildlife Service (米国合衆国魚類
野生生物局)は、米国絶滅危惧種法における 
”threatened species"(絶滅危惧種)に
指定している。


しかし、最近、絶滅危惧動物の保護への動きに
逆行するようなアメリカ人の行動が、メディアで
大きく取り上げられ、米国内外から激しい非難の声が
浴びせられてもいる。

具体的には、アフリカのナミビアでクロサイを撃つ
権利証をオークションで35万ドルで落札した
テキサスの男性に殺害予告の脅迫状が多数
送られたり、狩りが趣味で、撃ち殺したサイや
ライオンの横で微笑む自分の写真をFacebook に
公開したテキサスの女子大生に関して、
数十万人がそのページの削除要請し、Facebook側が
削除に応じる、などというこが起きている。


希少動物のハンティングに対するこのような
嫌悪や反発の大きさは、狩りの戦利品
(ハンティング・トロフィー)のアメリカ国内
への持ち込み禁止の決定への今後の後押しに
なるのでは、と思われる。



以下、参照記事2.より原文一部引用 :
The Wildlife Conservation Society, Natural Resources Defense Council, and The Humane Society of the United States praised the New York State Legislature today for passing landmark legislation that bans the sale and purchase of elephant ivory and rhino horn.


ブログ内関連投稿 :
「ナミビアのサイ撃ち許可証、35万ドルで落札」
http://dearhino.exblog.jp/19336045/
(2014.01.03)



東京都が、象牙製品売買の全面禁止の決定を
することが、いかにあり得ない大変なことであるかを
考えると、ニューヨークがいかに大英断をしたかが
わかる。




by dearhino | 2014-07-28 22:52 | アメリカ | Comments(0)

おとり捜査でクロサイの角を買った密輸業者逮捕

米国でサイ角と象牙の
中国人密輸業者に
70ヶ月の禁固刑。

参照記事 :
US Imposes One of the Longest Sentences to Wildlife Trader


アメリカ合衆国は5月27日、中国人密輸業者、
Zhifei Li に対し、
70か月の禁固刑を
言い渡した。

この中国人は、4500万ドル以上に相当する、
サイの角30本、サイ角製品、そして象牙を
アメリカから中国に密輸しようとした。

今回のLi の逮捕は、おとり捜査の結果。

Li が、マイアミで
US Fish and Wildlife Service agent
(魚類野生生物保護委員会)の覆面捜査官から
クロサイの角を5万9000ドルで購入し、
それらの角を中国にある, 角を盃に加工する工場に
売却したことが、逮捕につながった。



懲役70ヶ月は、米国における野生生物の
密輸犯罪者に対して最長の懲役判決の1例となった。

密猟密輸に関わる犯罪者は、リスクをはるかに
上回る利益のために絶滅危惧動物を狙うが、
こうして厳罰に処することで、
野生生物犯罪はきわめて重大で、
密猟およびその不法取引は割りに合わない犯罪だ、
ということを示すことが今回の狙い、だという。


野生生物の違法取引は、人身売買、ドラッグ、
臓器売買などと
並んで、世界的に5番目の
高利益の市場とされており、年商100億ドル市場、
と言われている。





サイの角が健康によい、という全く根拠のない
アジアの迷信のために1日に2頭以上のサイが殺され、
巨大な闇取引市場が形成される。その利益は
テロリストの資金源にもなる。

中国やベトナムの迷信のために高値でサイ角製品を
買いあさる富裕層が、サイもゾウもパンダと同様に
貴重な
野生生物だということに気づいて、
サイ角や象牙製品を
買うのをやめてくれれば
絶滅危惧の問題も解決するのに、
現状は逆に
密猟が増えるばかりだ。

(C):USDOJ
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サイの角を加工した盃。
これで飲むと健康になる、なんてことはない。



以下、参照記事より原文一部引用 :

The United States imposed one of the longest sentences for a wildlife trafficking on Zhifei Li, the ringleader of an illegal wildlife trafficking operation that spanned the US and China, on May 27, 2014. Li was sentenced to 70 months in prison for his role in smuggling 30 rhino horns and objects made from rhino horns and elephant ivory worth more than $4.5 million from the US to China.


by dearhino | 2014-06-18 17:34 | アメリカ | Comments(0)

南アフリカは、ロンドン会議に不参加.

サイ角の高値の闇取引のせいで
自国のサイが昨年、一千頭も殺された
南アフリカが、46ヶ国が参加し
野生生物違法取引に関して
対策を協議したロンドン会議に
参加しなかったのは、なぜ?




参照記事 :
1.Rhinos: Why did South Africa skip a vital conference on illegal wildlife trade?

2.木原外務大臣政務官の「野生動植物違法取引に関するロンドン会議」出席(概要と評価)


2月13日に46ヶ国が参加して、野生動物の違法取引に
関するロンドン国際会議に南アフリカは参加しなかった。

世界のサイの80%の生息地であり、ここ4年間で
自国の2453頭のサイが殺され、10年~15年後には
絶滅するかもしれない状況下で南アフリカが、
なぜ会議に参加しなかったのか?

アフリカから参加したのは以下の17ヶ国。
アンゴラ、ボツワナ、カメルーン、チャド、コンゴ共和国、
コンゴ民主共和国、エチオピア、ガボン、ケニヤ、マラウィー、
モザンビーク、ナミビア、タンザニア、トーゴ、ウガンダ、
ザンビア、ルワンダ。

昨年、自国のサイが急増する密猟のために
絶滅してしまったモザンビークも参加していた。

南アフリカのズマ大統領は、2月9日に行われた一般教書演説で、
「ツーリズム」を雇用と経済発展のための5大重要分野のひとつに
位置づけることを強調している。

実際、アフリカのサファリでは、ビッグ5と言われる動物、
ゾウ、サイ、ライオン、ヒョウ、ケープ・バッファローが,
サファリ・ツーリズムおける雇用創出と海外観光客誘致の
最も重要な要素となるのだが。

ロンドン会議での南アフリカの不在が、今後、他のアフリカ諸国との間に
野生生物違法取引に関する取り組み姿勢に対立を引き起こす可能性も
考えられる。

しかし、それでも南アフリカが参加しなかった理由、
それは、南アフリカのエドナ環境大臣が、
2016年のCITES会議で、サイ角の”取引合法化”という、
ロンドン会議の方向性とは逆の提案をする計画を表明している、
ことに関係しているのであろう。

エドナ大臣は、失敗した場合に南アの国際的評価を大いに害する
リスクを負っても、サイ角の取引の合法化により、違法取引の
価格が下がり、密猟も減らすことができると考えている。


アジアのロンドン会議参加国は、バングラディッシュ、中国、
インドネシア、日本、マレーシア、ミャンマー、ネパール、フィリピン、
スリランカ、ベトナム。

サイ角製品の主たる消費国である中国、ベトナムも参加。

日本からのロンドン会議出席者は、木原外務大臣政務官だった。



参照記事1.より原文一部引用 :
"In London last week, international media scrambled to cover the high-level and much anticipated international conference on illegal wildlife trade. However, there was one notable absentee, namely South Africa."
by dearhino | 2014-02-25 00:57 | 南アフリカ | Comments(0)

英王子とベッカム選手らが、アジアに向けて訴える!

"Together we can save
our wild rhinos.

When the buying stops,
the killing can too.

Ask your friends and family never to buy rhino horn."


(Video "Whole World's 45S" by WildAid )


参照記事 :
1.David Beckham et le Prince William : tout pour les rhinos(F)

2.Prince William, David Beckham and Yao Ming Team Up for Wildlife PSA(E)


イギリスのウィリアム王子、人気サッカー選手だったベッカム、
そして中国人の元NBAバスケット・スター選手ヤオ・ミン
(彼の身長は229cm!)が、WildAid基金によって製作された
45秒間のキャンペーン・ビデオで共演。

2013年に製作されたこのビデオ・クリップは、
サイ角製品の購買者が多い中国やベトナムに向けて、
サイを絶滅から守るためにサイの角を買わないように、
と広く訴えることを目的としている。


舞台は、「サッカー発祥の地」とされるウェンブリー・スタジアム。
王子と花形2選手と、CG画像のサイ達とのモンタージュ映像で
構成されている。


密猟により絶滅の危機に瀕しているサイの厳しい現状を、


”地球上のすべてのサイを
このスタジアムのフィールドに
集めたとしても、
スペースが余ってしまうほど、
サイは減ってしまった


というユニークなコンセプトで表現している。


英国王子と花形2選手はサイに囲まれスタジアムの中を歩きながら


私たちはまだサイを救うことができる。
サイ角製品を買うのをやめれば、サイの虐殺を止められる。
あなた達の家族や友人にも、
サイの角を絶対に買わないように呼びかけて
。」
と訴える。


このビデオ・クリップは、今月13日にロンドンで開催され、
参加46ヶ国が、野生生物違法取引撲滅に向けて
協議をおこなった国際会議でも上映された。




CGのサイのなかにインドサイらしきサイは見当たらなかったけれど・・。
ベッカムの足元を歩くサイの赤ちゃんが可愛い!

最後の場面で、サイの糞を掃除するおじさんが登場、
彼のうんざりした表情がユーモアを添える。

世界に冠たるセレブのメッセージが
サイの角を買う中国やベトナムの
リッチな人々の心に響くことを
期待するしかない。
by dearhino | 2014-02-18 12:11 | ヨーロッパ | Comments(0)