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タグ:密猟 ( 29 ) タグの人気記事

M99 に言及する最近の密猟関連記事2題

M99 とは、動物用麻酔薬として
使われる「塩酸エトルフィン」の
商品名(ノバルティス社)。

モルヒネの1000倍の鎮痛作用があり、
日本でも獣医がゾウやキリンなどの
大型動物に使用。安楽死させる場合にも
用いられる


(Ref :Wikipedia エトルフィン項目)



参照記事1 (10月4日付):
Mutilated rhinos found alive in reserve(E)


角をえぐり取られ負傷した2頭のシロサイが、
ふらふら歩いているところを、南アフリカ南東部
エストコートに近いWeenen自然保護区で
発見された。

Ezemvelo (南アの野生生物保護の政府組織)の
関係者は、それらのサイは、獣医用麻酔薬の入った矢を打たれ、
動けなくなったところを斧で角を叩き切られた、と見ている。


このような場合、野生動物獣医は、負傷したサイを保護区の
囲い地に連れて行くか、自然治癒させるかを決めなくてはならない。

もし、傷がかなり深いと診断したら、2頭のサイは
経過観察ができる保護地内の囲い地に移送することになる。


実は、同じ保護区で、先週から他にも5頭のサイが
殺されて角を奪われている。

それらの5頭も、M99という大型哺乳類用麻酔薬の、
致死的な過剰摂取により死亡したと見られている。


こうした事実から、新たなタイプの密猟シンジケートが
活動を始めたのではないか、と考えられる。

Ezemveloの関係者は、この手口に関して、
「我々にとって痛手であることに変わらないが、
残虐性については幾分マシかもしれない。」
とも語っている。


以下、参照記事1.原文一部引用 :
“The preliminary suspicion is that they all died from a fatal overdose of what is believed to be the M99 drug. Forensics will determine the drug used and if it actually killed the animals.


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参照記事2 (10月7日付):

La Zambie déplore l'utilisation des produits chimiques pour tuer des éléphants et des rhinocéros(F)


ザンビア・ポスト紙によると、ザンビア政府は、
「密猟者が、ゾウやサイを捕獲するために
有毒化学物質による新たな捕獲手段を
用いることが、新たな脅威になっている」
という懸念を示した。

有毒化学物質とは、大型哺乳類を捕獲するために
用いられるM99と呼ばれる薬剤である。

ザンビアの観光および芸術大臣シルビア・マセド氏は、
「密猟方法は、だんだん巧みになり、商売としても
さらに利益が上がるようになり、密猟が激化している」と
語った。


以下、参照記事2.原文一部引用 :
”Dans le passé, ils utilisaient des armes et des pièges, mais maintenant ils utilisent des médicaments pour tuer les mammifères. J'ai appris qu'il ya un médicament appelé M99 utilisé pour capturer les gros mammifères", a déclaré Mme Masebo.”
by dearhino | 2013-10-17 23:41 | 南アフリカ | Comments(0)

688

南アフリカ、
早くも昨年を超えた密猟数
688


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Photo(C):REUTERS


参照記事 :
1.Rhino deaths soars past last years total on eve of World Rhino Day(E)
2.Rhino Poaching Figures(E)


9月22日の「ライノデー」前夜に発表された9月21日までの
南アフリカのサイの密猟数は688.

9月13日に発表されたそこまでの密猟数は635頭だった。。

驚くべきことに、それから8日間で、さらに53頭ものサイが
残酷に殺され角を奪われているのだ。

そして、去年1年間の南アフリカのサイの密猟数の
合計668頭を、9月の時点ですでに20頭も超えて
しまったことになる。



以下、参照記事より原文一部引用
”On the eve of World Rhino Day South Africa has released the latest rhino stats and the number of rhino killed by poachers has soared past the total for last year. To date – 21st September 2013 – the total number of rhino killed is 688 which is 20 more than was killed in the entire year last year.”

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何かの間違いではないのだろうか?
これほど急増することがあるのか?
この8日間に何があったのだろうか?

9月13日までの密猟数   635
9月21日までの密猟数   688

by dearhino | 2013-09-22 16:20 | 南アフリカ | Comments(0)

南ア、密猟者に厳正な裁判

16年の禁固刑、
死者に罪を着せようとした
若い密猟者たち。

南ア・アパルトヘイト時代の
国境・電気柵。

587



参照記事 :
1.Kruger rhino poachers get 16 years in prison(E)
2.Seize ans de prison pour trois braconniers de rhinocéros



20才のモザンビーク男性2人と、、23才の同じくモザンビーク男性が、
南アフリカの Nelspruit 裁判所で、南アフリカの
クルーガー国立公園において、メスのシロサイとその子サイを
殺した罪で、16年の禁固刑を言い渡された。


彼らの罪状は、公園内不法侵入、サイ殺し、角の切り取り、
火器と弾薬の不法所持。

この密猟事件が起きたのは、2012年5月10日のことで
公園レンジャーと南アフリカ軍との協力で、3人の男が
逮捕され、4人目の犯人はその際、撃たれて死亡した。


逮捕された3人の男らは、

「4人目の男が密猟者で、
彼がサイの親子を銃を狩猟用自動ライフルで殺した、
自分たちは、サイの角を斧で切り取り運ぶのを手伝っただけで、
その手間賃として2000ランド(150ユーロ)を各人がもらう
約束だった、」 と主張。

しかし、十分な証拠があるとして、裁判所の判断は、
彼らに16年の禁固刑を言い渡した。



彼らはフェンスを乗り越え公園内に侵入し、逮捕されたのは
戻るためにフェンスに向かっていたときだという。

逮捕時、激しく抵抗し、その時の銃撃戦で
4人目の男が致命傷を受けた。彼らを追跡するために
ヘリコプターも使用された。

担当検事によると、密猟の容疑者の殆どがモザンビークから
入ってくるという。




南アフリカの環境大臣の8月21日の発表では、
今年の密猟数は現時点で587頭。



近年の南アフリカの密猟の増加は止まることを知らない。


2007年 13頭

2010年  333頭

2011年  448頭

2012年  668頭



南アフリカでの密猟最多発地域は、モザンビークと国境を接する
このクルーガー公園で、モザンビークの組織化された武装密猟者たちが
流入している。

その結果、クルーガー公園で殺されたサイの数は
南アフリカの全密猟数の60%がにも上る。


今年、8月21日までにクルーガー公園で
犠牲になったサイは362頭。


このような現状にあって、 近頃、南アフリカの人々は、

アパルトヘイト政策時代、人種差別に反対する活動家の
潜入を妨げるために国境に設置された電気柵を、
密猟者の侵入防止のために再導入することを望んている、という。


なお、以前は、南アで密猟した犯人が国境を越えて
モザンビークに入ると逮捕できなかったが、
現在は両国の合意により
国境を越えても逮捕できるようになっている。




以下、参照文献1より原文一部引用

”NELSPRUIT - Three Mozambican nationals were jailed for 16 years each on Friday, for killing a white rhino and its calf in the Kruger National Park (KNP).

Their charges included entering the KNP without written authorisation from management, carrying out a restricted activity in a designated area (namely killing and dehorning a white rhino cow and its calf), and possession of an illegal firearm and ammunition.”


赤い印が、クルーガー国立公園。
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by dearhino | 2013-09-03 17:29 | 南アフリカ | Comments(0)

ケニアでも密猟が増加

参照記事 :
1.Des braconniers abattent un rhinocéros dans le parc de Nairobi(F)
2.Rhino killed in Kenyan reserve(E)
3.Poachers kill rhino in heavily protected Kenyan park (E)


ケニアで最も警備が厳重で、サイにとっての
サンクチュアリでもあるナイロビ国立公園で
8月9日、シロサイ1頭が殺された。

きっちり囲われたその45平方マイル(116.6平方km)の
ナイロビ国立公園は, 首都ナイロビの中心部から
僅か7km のところにある、世界で唯一、
首都の近くで生態系が守られている場所だという。


Kenya Wildlife Service (KWS)によると
この6年間でこのような密猟は初めて、ということだ。

ケニアで2012年に殺されたサイは29頭であったが、
今年はすでに35頭にのぼる。


ケニアでは、36年前からサイの角の商取引は禁止されている。
しかし、昨年も、ブラックマーケットで、サイの角が1キロあたり
6万ドルで売られていた、とKWSでは見ている。

7月には、ケニアの Mombasa 港で、3トン、そして1.5トン
という大量の象牙の積荷が続いて押収されている。



"It is the first such poaching incident in the park in the last six years," he said, adding it brings the total number of rhino killed this year to 35, already more than the 29 killed in Kenya in the whole of 2012.
(ref.3)
by dearhino | 2013-08-16 08:30 | ケニヤ | Comments(0)

テロ組織の資金源となる密猟

原文コラム記事 :
Poaching pays for terrorism
translated by dearhino

Poaching pays for terrorism
The best opportunity to stop this dastardly business lies in collapsing demand for ivory and rhino horn in China and Vietnam


密猟が、
テロリストの資金源となる現実。

この卑劣なビジネスを止める
最も有効な手立ては、
中国、ベトナムでの需要をなくすこと。


アフリカにおけるサイとゾウの密猟との戦いに
アメリカは一千万ドルを出資するのというオバマ大統領の声明は、
この問題がのっぴきならぬところまで来ていることを示している。

2012年には、アフリカのゾウが象牙のために3万頭も殺された。
これはゾウの生息数の7.4%にあたる。

サイはさらに危険な状況かもしれない。
昨年1年間に、南アフリカでは668頭、
今年7月末までには既に536頭が殺されている。

20世紀初頭、アフリカとアジアで50万頭いたサイが
今や3万頭に減り、さらにこのペースで殺されているのだ。


アルシャバブ(1), 神の抵抗軍(2)、そして
サヘルからソマリアにかけての軍事集団のようなテロ組織は、
活動の資金を得るためにゾウやサイを大量に殺している。

密輸の仲介者として暗躍する国際犯罪シンジケートは、
象牙やサイ角を闇取引することにより、
荒稼ぎをしている。

そのため、彼らは、象牙やサイ角を密猟者から購入する。

その購入資金が、テロ組織に流れ、地球上の安全が
脅かされることになる。


サイやゾウの生息地であるタンザニア、ケニア、
南アフリカのような国にとって、その存在は
エコツーリズムでの多くの雇用と外貨収入をもたらす。

しかし、もし動物と観光客がいなくなれば、雇用、
そして国の未来さえ失われ、人々が貧困に苦しむ。


これらの動物を保護することは、
戦争とでも言えるような血なまぐさい戦いであることを
アフリカ以外ではあまり知られていない。

重装備の武装密猟者に対抗しているのは、
大した装備もしていない保護レンジャーであるという
現状にもかかわらず。

この戦いでは、動物を守ろうとする側が恐るべき出費をし、
密猟者側はここ数年で数百人の保護レンジャーを
殺している。

高度な装備をした密猟者に対して
勝ち目のある戦いをするには、保護レンジャーにも 
もう少し使える兵器、広い保護区を監視するための
無人偵察機、迅速な対処が可能なヘリコプター、
夜間用ゴーグル、が必要だ。


しかしながら、殺戮を止めるための最善の方法は、
中心的需要国である中国やベトナムの象牙やサイ角の
需要をなくすことだ。

これをしない限り、どんなに密猟に対抗しようとしても
あまり成果はない。密猟の金銭的対価があまりに高いので、
それに目が眩む人が後を絶たない。


そして、驚くべきことに、野生生物製品の不法取引の防止に
取り組む組織 TRAFFICの報告によると、
中国の2億3000人を超える新興中間層は、
豊かさの証しとして象牙を買いたいと思っているという。


同様にサイ角も金持ちのステータス・シンボルだ。
特にベトナムでは、金持ちは二日酔いに効くとして
サイ角の粉を買う。それもまた自分の富の証なのだ。

誰かわからないけどベトナムの政治家が、
サイ角の粉末薬を飲んで、どこかのガンが
治った噂を聞いて、サイ角を買うひともいる。
何と残酷な都市伝説なのだろう。



需要を減らすためには、人々が変わらなくてはならない。

象牙やサイ角を買うこと、それは、明らかに
苦難が続く動物たち、殺される勇敢な保護官たち、
そして、テロの脅威と連鎖している。



中国やベトナムの購買層へのメッセージは
月並みなものでは駄目だ。

彼らの心に届くものでなくてはならない。

この事態を理解している中国やベトナムの
ネットワーカーなら、密猟の状況を示す映像や写真を
インターネットを通じて広めることもできるだろう。

最終的ゴールは、象牙やサイ角を買うことが、
文化的、社会的に嫌悪感を起こさせるものに
することであろう。


絶滅の危機に瀕する動物を救うための
アメリカの資金的貢献は反密猟のための
装備に使われるであろうが、それだけでなく
薬効のないサイ角の粉末や象牙のアクセサリーを
買うことが引き起こす恐ろしい結果を、
草の根ネットワークによって広める努力も
また必要であろう。


If this effort fails, elephants and rhinos, which have roamed this planet for tens of millions of years, will have but a decade left on Earth. Their very survival lies in the hands of the people of China and Vietnam who are thinking of buying ivory or rhino horn.

もしこの努力が実を結ばなかったら、この数千万年間、
地球上を歩き回っていたゾウやサイがあと10年で
姿を消してしまうだろう。

ゾウやサイが生き残るかどうかは、
象牙やサイ角を買おうかと思っている
中国とベトナムの人々の手にかかっているのだ。


By Dr Keith Martin
ワシントン、地球環境に関する大学コンソーシアム事務局長。


訳注 :
1、Al Shabab  (ソマリアのイスラム武装勢力)
2. the Lord’s Resistance Army (ウガンダの反政府武装勢力)


ベトナムにおけるサイ角、関連のする以前の投稿記事 :
「サイの角が好きな金持ちベトナム人」

by dearhino | 2013-08-13 23:05 | 世界 | Comments(0)

サイの顔面皮膚移植手術

参照および原文一部引用記事 :
Rhino receives skin graft after attack(E)
Kariega Game Reserve (E)

南アフリカの東北部にある Kariega保護区のサイが、
6且24日、サイにおける初の皮膚移植手術を受けた。

Thandi という名前のメスのシロサイは、2012年3月に
密猟者によって重傷を負わされたが、懸命の治療と
Thandi の強い生命力のおかげで奇跡的に命を取り留めた。

その時の傷は、数か月後に治癒したが、最近、その傷が
開いてしまったので手術を受けることになったのである。

その原因は新しく導入されたオスのサイとの角突きの際に
受けたダメージではないかと考えられている。

形成外科医1名と外科の獣医2名によって、サイの顔に
初めて施される皮膚移植手術が行われた。

移植には、耳の後ろ、後ろの角があったところの傷跡、
首の横の皮膚が使用された。

手術にあたった医師らは、密猟によるサイの顔の傷を治療
するための技術をこれまで1年以上にわたって研究してきた。

今回の手術では3段階の移植テクニックが施され、
3-4週間後に4段階目の施術が行われる予定だ。

Kariega保護区のオーナーは、Thandi が最高の治療を
受けられた、と語っている。



A rhino which survived poachers underwent a skin graft operation this week after its wounds reopened a year after another rhino attacked it.

“While her initial wounds healed up some months after the [poaching] incident, it is suspected that the recent damage was caused by a new rhino bull," Kariega Game Reserve spokeswoman Bronwen d'Oliveira said on Friday, a Sapa correspondent reported.
by dearhino | 2013-06-30 15:26 | 南アフリカ | Comments(3)

南ア、農民達も警官と共に密猟者のトラック追跡!

参照および原文引用 :
Rhino poacher killed in Limpopo(E)

6月8日、南アフリカの北部の Limpopo 州のgame farm で、
サイの餌やりの仕事をしている人が、怪しいトラック数台を発見。

その地域の農民たちが、警官と協力して、4人と思われる
密猟者のトラックを追いかけた。ヘリコプターも
出動し、追跡劇は、24時間以上に及んだ。

逃走する容疑者のひとりは、木の下にいるところを発見されると、
ヘリコプターや、警官らに発砲したため、その場で射殺された。

死亡したのは、モザンビーク人男性だった。
その後、ジンバブエ人男性容疑者も Farm 内で逮捕された。

警察は、彼らから押収した武器の出所を調査中。
逮捕された容疑者は、密猟と不法銃器所持の罪で
裁かれる。



"A worker, who usually puts out feeding for the rhinos, spotted strange tracks in the Cumberland area on Saturday," said spokeswoman Colonel Ronel Otto.

"Farmers in the area, as well as members of the police and trackers, gathered and started following the tracks of what was suspected to be four poachers."

The tracks were followed for more than 24 hours, and two private helicopters also assisted with the search.

"One of the suspects was spotted sitting under a tree. He attempted to fire at one of the helicopters circling in the area; he also fired shots in the direction of the team tracking him," said Otto.

The man, a Mozambican national, was shot and died on the scene.A Zimbabwean national was also arrested later on the farm.

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サイに代わって、怪しいトラックの発見者と
長時間にわたる密猟者追跡チームに感謝!
by dearhino | 2013-06-11 12:36 | 南アフリカ | Comments(0)

米、サイ角の探知犬を養成

参照および写真・原文引用記事 :
U.S. is training dogs to sniff out smuggled ivory and rhino horns(E)(記事中に「訓練中」の動画あり)


頑張れ! サイ角探知犬 !

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このほどアメリカ で、4頭のラブラドール犬が、サイ角や
象牙の匂いを探知するための13週間にわたる訓練を終了。

彼らは、鋭い嗅覚で、人間の検査作業よりもはるかに迅速に
対象物を発見することができるので、今後、港、空港、さらに
FedEx などでも活躍することになる。

4頭の犬を訓練したのは、農業省の探知犬訓練センター。
通常は、外国からの有害な虫の侵入の可能性がある
果物や植物を探知する訓練が行われている。

マイアミ港の検査官は、「新たなパートナーである犬と共に、
不法な野生生物の持ち込みを防止する仕事が出来ることが
とても楽しみ。これが成功すれば、我々の仕事に大いに
役立つはず。4頭だけでなくもっと養成してほしい。」
と, 語っている。



“This gives me a chance to combine my two great loves, wildlife and dogs,” said Amir Lawal, Wildlife Inspector at the port of Miami. “I can’t wait to get started in the field with my new partner to stop illegal wildlife shipments.” (source)

This is great, but why only 4 dogs? If this pilot program is successful, I think we should greatly ramp up these efforts, and not just in the U.S. Many endangered species are running out of time....


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この試みが成功して、犬たちが効率よくサイの角を発見し、
密輸を防ぐことができたら、本当にすばらしい!

麻薬探知犬並にたくさんの「サイ角探知犬」がを
南アフリカや中国、ベトナムなどで、活躍する
ようになればいいのに!
by dearhino | 2013-05-13 16:02 | アメリカ | Comments(0)

モザンビークのサイはすべて密猟された。

サイの命を密猟者に売るレンジャー!
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問題は色々ありそう。
法律が悪い?レンジャーの給料が安いのが悪い??・・。


参照および原文引用記事 :
Rhinos In Mozambique Likely Extinct, Expert Says; Elephants May Be Next(E)
Les rhinocéros du parc Limpopo au Mozambique sont tous morts(F)


先月、アフリカ南部のモザンビークにあるLimpopo National Park に
生息する最後の15頭のサイがすべて、密猟により殺害された、という。

但し、まだ生存しているサイがいるのではないかという見方も
ないわけではない。

Limpopo National Park は、モザンビークで唯一の
サイの生息場所であり、2002年には、この国立公園に
300頭以上のサイがいたが、密猟により減少し続けた。
Limpopo National Park の管理官によると、
密猟者はこの国立公園のレンジャーと共謀したものと見られ、
30名のレンジャーがまもなく裁判にかけられる、という。

モザンビークのTV報道によると、
モザンビーク国内のあるサファリ保護区で密猟者に協力した罪で
逮捕されたレンジャーは、ゾウやサイのいる場所に彼らを案内して
約80ドル相当をもらった、という。

因みにレンジャーの給料は一カ月に約60ドルから100ドル未満、
相当ということだ。

有罪となったレンジャーは仕事を失うが、
裁判所は密猟者にとって大した抑止力にはならない。

なぜなら、モザンビークでは、密猟および、サイ角や象牙の
不法取引は軽犯罪でしかないのだ。

その法的システムはあまりにも不適切で、有罪となった者も、
罪を咎められた後には、「オレの角を返してくれ!」と言う、
らしい。つまり、その程度の罪だということだ。



Limpopo National Park は、南アフリカで最もサイの密猟が
多発するKruger National Park とも国境を越えて繋がっている。

こうした場所で、密猟を防ぐには、国境を越えた連携が不可欠となる。

今年に入って南アフリカで密猟されたサイ 249 頭のうち、
180 頭が、このKruger National Park で殺されているのだ。



A game ranger arrested for helping poachers in Mozambique's northern Niassa Game Reserve said on Mozambican Television TVM last week that he was paid 2,500 meticais (about $80) to direct poachers to areas with elephants and rhinos. Game rangers are paid between 2,000 and 3,000 meticais ($64 to $96) a month.

While guilty rangers will lose their jobs, the courts serve as little deterrent to the poachers: killing wildlife and trading in illegal rhino horn and elephant tusks are only misdemeanors in Mozambique.



動画:
"Kruger National Park のシロサイ親子が
のんびり散歩中にカバに出会う。"

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闇取引の末端価格が、日本円にして1キロ、500万円以上とも
言われるサイの角だけれど、サイの密猟を手伝うレンジャーに
支払われるのは8千円程度、これでもレンジャーの1ヶ月の
給料なのだから、大金なのだろう。密猟者が受け取る報酬も
現地の基準では高額であっても、おそらく支払う側からすれば
僅かなものだろう。だから、いくらでも密猟者を雇える。
そして、いくらでもサイの角は高く売れる。

そして、サイ虐殺のペースがどんどん高まるという、
やりきれない現実。
by dearhino | 2013-04-30 15:35 | モザンビーク | Comments(0)