ブログトップ

親愛なる犀たちへ

dearhino.exblog.jp

ベトナムでの新たなサイ角の使用目的

これまでベトナム人のサイ角消費の目的は
ガンを始めとする病気治療、2日酔い防止など
何らかの健康改善に関連することや
成功者のステータスを示すためと認識されていた。

しかし、コペンハーゲン大学の
デンマーク人とベトナム人研究者による
最近の研究結果から、新たな目的の
サイ角使用が増加していることが明らかに
なった。


a0280851_00530664.jpg
(C):University of Copenhagen



この研究は、ハノイとホーチミンでの
最近のサイ角購入者30人名に対して実施した
詳細なインタビューに基づくもの。

そこで判明したことは、ベトナムでは最近、
サイ角の粉末を回復見込みのない終末期の病人への
最後の「慰め」というか「癒し」として、
あるいはその家族が末期の病人のために
できる限りのことをしたことを
示す象徴的な「ジェスチャー」として
与える実例が増えているという現状である。

この研究により、さらに以下の2点の
サイ角消費者の実態が明らかにされた。

●サイ角を買うベトナム人は、
純粋に野生のサイの角を好み、サイ角を売るために育てられた
ファーム(飼育場)のサイの角にはあまり購買欲を示さない。

このように密売価格が高くても富裕層のサイ角消費者が
野生由来のサイの角に執着するのであれば、サイ角売買を
合法化してファーム(飼育場)のサイの角を市場に
流通させることには意味がなくなるし、逆に密猟された
野生のサイの角の価値がさらに高まってしまう。


●サイ角購入者に、大規模な密猟、そのためのサイの絶滅危機、
取引の違法性、罰則などの情報を与えても、彼らは関心を
示さない。

研究に携わったニールセン教授は、これらの結果に
基づいて、サイ角需要を減らすための新たな戦略を
立てる必要があると述べている。


「薬効」を期待するわけではない新しい使用方法の
広がりがもしも、サイ角に薬効なし、という認識の
広まりの反映だとしたら、少しは明るい材料かも
しれないが、単なる用途の拡大であるなら
さらなる需要の増加となってしまう。

サイ角の国際取引の合法化が
「野生」のサイの角需要の高まりに繋がる可能性が
この研究結果からも明らかになった。

サイ需要を減らすための新たな戦略は
どう練り直せばよいだろうか?


参照記事 :

参照記事1から原文一部引用:
"For us, the surprising trend is that horn is increasingly being used as a symbolic gesture to console terminally ill family members. "


# by dearhino | 2018-05-21 00:54 | ベトナム | Comments(0)

3/19 地球最後のキタシロサイのオスのスーダン死亡

2018年3月19日、
サイの未来を心配する世界の人々が
以前からずっと覚悟していた日が
ついに訪れた。

a0280851_17443772.jpg
(C):Olpejeta Conservancy





今年1月下旬から、後ろ足の感染症によって

健康状態が悪化していたスーダン。


一時は快復傾向にあったが、

3月19日にとうとう旅立った。


45才という高齢のため感染症の

深刻な合併症を引き起こし、

二度と立ち上がれる見込みがなくなった。

それ以上苦しみを長引かせないため

安楽死という苦渋の選択がなされた。


彼のことを心配していた世界中の人々の

悲しみのメッセージがインターネットを行き交い。

日本でもテレビのニュースで報道され

その死が広く知られた。


スーダンは、その名の由来ともなっている

スーダンという国で野生のキタシロサイとして

1973年に生まれたという。


推定2才のときに捕獲され、チェコの

ドブール・クラーロベ動物園に送られた。


スーダンが生まれた当時、キタシロサイは

700頭程度、生息していたそうだ。


しかし、2008年には野生で絶滅。スーダンは

野生に生まれたキタシロサイの

最後の生き残りとなった。


もし、スーダンが捕獲されずに野生にとどまっていたら、

他の野生のキタシロサイと運命を共にしていたのだろう。


スーダンは、34年間のチェコの動物園暮らしを経て

2009年に、「生息地に近いアフリカの環境の方が

繁殖に有利ではないか。」との見通しから

チェコのドブール・クラーロベ動物園生まれの

他3頭のキタシロサイと共に

ケニヤのオルペジェタ自然保護区に送られた。


しかし、一緒にチェコからケニヤに来た

もう一頭の若いオスのキタシロサイのスニが

32才で2014年10月に死亡。


すでにスーダンは40才を超え高齢のため

繁殖能力がなかったので、

スニは、地球で唯一の繁殖可能なオスの

キタシロサイだった。


事実上この時点でキタシロサイの自然繁殖の

可能性はなくなり、チェコの動物園から

4頭のキタシロサイがケニヤに移動した目的も

水泡に帰することになった。


さらに、その2ヶ月後の2014年12月に

アメリカのサンディエゴ動物園の高齢の

オスのキタシロサイのアンガリフが

推定44才で死亡。


相次いで2頭のキタシロサイのオスが死亡し、

スーダンが地球最後の

キタシロサイのオスになってしまったので

注目が集まった。


スーダンの存在は、

人間が動物たちに何をしてきたか、

その結果は何か、ということを私たちに問い続けた。

彼は立派に使命を果たして寿命を終えた。


ありがとう、スーダン!

さよなら、スーダン! 



現在、地球に残るキタシロサイは,メス2頭のみで

スーダンの娘と孫である

Najin (1989~)Fatu (2000~)。


a0280851_18472976.jpg
(C):AP



3月31日、オルペジェタ自然保護区では追悼式が行われた。

スーダンの石碑は、2014年に死亡した

チェコ生まれの Suni の隣に。

後ろに見えるのは、以前に密猟されたサイの石碑。


a0280851_00112672.jpg

ケニヤの旗の左にはチェコの旗。

a0280851_00225012.jpg
(C):Olpejeta Conservancy




保存された精子からの人工授精が成功すれば

彼の子孫に出会える可能性はゼロではない。


しかし、私たち人間がキタシロサイを

絶滅に導いた事実は永遠に消えない。



参照記事 :



ブログ内過去関連記事:
「唯一の繁殖可能だったキタシロサイのオスが死亡 」
https://dearhino.exblog.jp/2031800
(2014.1.24)

「米サファリパークのキタシロサイのアンガリフ死亡、残るは5頭。 」

「チェコの動物園の最後のキタシロサイ・ナビレ♀死亡」
http://sainomimy.exblog.jp/23502346/
(2015.08.01)

「米サンディエゴ動物園のノラ死亡、キタシロサイは地球に3頭しか残っていない! 」
https://sainomimy.exblog.jp/23904128/
(2015.11.25)




# by dearhino | 2018-04-13 18:43 | ケニヤ | Comments(0)

心配される地球最後のキタシロサイのオスのスーダンの病状

世界で最も注目されているサイは、知る人ぞ知る、

ケニヤのシロサイのスーダン。


3頭しか残らないキタシロサイのうちの1頭。

しかも唯一のオス、45才という

高齢の地球最後のキタシロサイ。


2月末、ケニヤのオルペジェタ自然保護区から

スーダンは後ろ足の感染症のため

健康状態がかなり悪い、というが発表あり、

場合によっては安楽死という可能性も

取り沙汰された。


キタシロサイのことを気にかけている

世界中の人々が最悪の事態を覚悟しつつ、

心から回復を祈った。



幸い数日後に、スーダンの食欲が戻り、

立ち上がることもできるようになった。

感染症の治療が今も続けられているが、

容態が安定してくれることを願う。



a0280851_18465199.jpg

Photo(C):AP スーダン↑



残念ながら、スーダンは高齢で繁殖能力がなく

もう我々はキタシロサイの地球上での絶滅を

見届けるしかない。


キタシロサイの生息地は地形的に分断された

場所にあり以前から数は多くなかったが、

それでも1960年代には中部アフリカに約2300頭は

生息していたという。


しかしスーダン、コンゴ、ウガンダなど周辺国の

内戦が続き密猟や生息地破壊がさらなる減少をもたらし、

野生のキタシロサイはすでに絶滅してしまった。


現存する3頭は、チェコのドヴール・クラロベ動物園で

飼育されていたが、繁殖のためには本来の生息地に

近い環境がよいのではという期待から、2009年に

ケニヤのオルペジェタ自然保護区に移された。


このときもう1頭、スーダンより7才ほど若いオスも

一緒に送られたが、2014年死亡。


結局、ケニヤでの繁殖が

実現する結果にはならなかった。



ブログ内過去関連投稿

「唯一の繁殖可能性なキタシロサイのオスが死亡」

https://dearhino.exblog.jp/20318002/

(2014.10.24)





a0280851_18472976.jpg
Photo(C):AP メスのキタシロサイのNajinとFatu。


キタシロサイの完全な絶滅を回避できる

僅かな希望はある。


それは冷凍保存してある精子と卵子から人工授精し、

ミナミシロサイのメスを代理母として出産させる方法。


さらに今ではiPS細胞から卵子を作って受精卵を

作る方法も研究されている。しかし、マウスでは

成功しているもののサイでの応用実現には

10年以上かかる見通しだそうだ。


今のところ、キタシロサイが絶滅しても

シロサイが絶滅するわけではない。そのときには

地球に存在する唯一のシロサイの亜種となる

ミナミシロサイは、現在約2万頭生息している。


しかし、1日平均3頭のペースで密猟されているので、

早く密猟を止めないとミナミシロサイも絶滅の可能性が

高まる一方だ。



そして、オルペジェタ自然保護区の特別な施設で

暮らす最後の3頭のキタシロサイでさえも

密猟される危険があるので、レンジャーが24時間、

厳重に彼らを警備している。



a0280851_10480440.jpg

Photo(C):National Geographics


参照記事 :


a0280851_11414358.jpg


# by dearhino | 2018-03-15 11:14 | ケニヤ | Comments(0)

2017年の南アフリカのサイの密猟数統計


1月25日に南アフリカ環境省から、
昨年2017年の国内のサイ密猟数の合計が発表されました。
1,028頭です。ちなみにサイは地球全体で約2万9千頭、
主要生息地のアフリカにも約2万5千頭しかいません。


a0280851_13014988.jpg

南アのサイ密猟総数は微減傾向 :

上のグラフからもわかるように、数字の上ではこれまでのピークだった2014年から僅かな減少傾向が続いていますが、カウントされる密猟数は広大な生息地のなかで発見されたものに限るので、数字の信憑性を考えると、密猟が減っていると喜べる程の変化とは言えません。


クルーガー国立公園でのサイの密猟は大きく減少:

昨年は密猟場所に注目すべき変化がありました。例年、圧倒的多数のサイ密猟事件が発生するクルーガー国立公園(四国ほどの面積でモザンビークとの国境に接している)におけるサイの密猟数が2017年は前年の4分の3程度の504件に激減したのです。


クワズルナタル地域が新たな密猟多発スポットに :

その代わりに、もう少し南のクワズルナタル州でのサイの密猟が大幅に増加しました。
昨年3月に起きたサイ孤児保護施設での残酷な密猟事件もこの地域でした。


なぜ、密猟多発地域に変化が起きたか?

クルーガー国立公園でのサイの密猟が減ったのは、密猟者からサイを守るための警備の厳重化したこと、密猟多発場所からの多数のサイを安全な場所への移送したことが功を奏したことなどが理由と考えられています。しかしながら、そうした努力の積み重ねが、密猟場所を移動させただけの結果という皮肉な事実には本当にやりきれない思いがします。

クルーガー国立公園ではゾウの密猟が急増

それだけではなく加えて衝撃的なのは、今までクルーガー国立公園では主にサイが狙われ、ゾウの密猟はあまり問題になっていなかったのですが、昨年はゾウの密猟が明らかに増加したことです。2017年には67頭のゾウがクルーガー国立公園で密猟されました。

また、21名の当局者も密猟に関与したとして逮捕されています。

守るための粘り強い地道な努力が
奪う側にこんな風にたやすく
踏みつぶされてしまう
現実の厳しさ、悲しさを教えられる
2017年のサイに密猟状況でした。



参照記事 :


参照記事2より原文一部引用 :

”Environmental Affairs Minister Edna Molewa said on Thursday a total of 1‚028 rhino were poached in South Africa from 1 January 2017 to 31 December 2017‚ compared to 1‚054 in the same period for 2016‚ representing a decrease of 26 animals.

At the Kruger National Park‚ which has traditionally borne the brunt of poaching‚ a total of 504 rhino rhinos were poached in 2017. This is 24% less than 2016.”







# by dearhino | 2018-01-28 16:08 | 南アフリカ | Comments(0)

心配されるマレーシア最後のメスのスマトラサイ Iman

マレーシア最後のメスのスマトラサイ

Iman の重い病状。


インドネシアとマレーシアのみに残るスマトラサイの生息数は、

もはや100頭以下。


2015年にマレーシアの野生のサイは絶滅宣言が出され

現在、同国では保護下にオスとメスの以下の2頭が残るのみ。


Tam 

a0280851_19305197.jpg
Photo(C): BORA

マレーシアで最後のオスのスマトラサイ。

正式名は Keratam. 

体重 650kg 約30才。

熱帯雨林の木々の葉を毎日50kg 以上食べる。

バナナも大好物。

お腹を撫でられるのが好き。



Iman

a0280851_19304223.jpg
Photo(C): BORA


Tam よりも遅れて保護下に置かれたので

マレーシアで人間が出会った最後の野生の

スマトラサイということになる。

2014年3月に現在の Borneo RhinoSanctuary

連れて来られた。体重500kg

当初から子宮筋腫が見つかり、期待される

Tam との繁殖が心配された。

とても活発な性格。


ブログ内過去関連記事 :

「新たなメスのスマトラサイを捕獲」

http://dearhino.exblog.jp/19569749/

カメラトラップに写ったメスを落とし穴で

捕獲した当時の記事。

のちにIman と名付けられる。

2014.03.16


(Puntung  )

a0280851_19414406.jpg

Photo (C): Sabah Wildlife


顔にできた扁平上皮癌が急速に肥大化し、呼吸困難となり

20176月に安楽死。





現在のIman の状況


201712月から Iman の子宮の腫瘍、

つまり平滑筋肉腫からの出血症状が深刻。


年が明けてからの僅かにほっとする情報は、

食欲が少し回復し、食欲を改善させるために

10種類くらいの木の葉を与えるといつもの量の

半分くらいは食べるようになったということ。

薬を混ぜたバナナとマンゴも3-4kgは食べているようだ。


止血剤のトラネキサム酸投与が、

これまで3回の出血には効果があったので

再び期待されるが、今回は出血量が多く、

出血を止めるには、焼却止血、つまり文字通り

出血部分を焼いて熱により固めることが

必要だと見られている。


Iman は現在、ボルネオ島のマレーシア領の

Lehad Datu Tabin Widlife Reserve

保護されているが、そこには焼却止血ができる

専門家がいないという。


Iman には、乾燥による蹄の裏のダメージの治療も施され

1日2回は放飼場で皮膚の手入れのための

泥パックを受けている。


現在、マレーシアに残されたスマトラサイは

たった2頭であるが、保護区のあるサバ州の

野生動物局はスマトラサイの種を守るため、

人工授精ができるように、スの精子と

メスの卵子を保存している。


半年前に死亡したPuntung は排卵していなかったが、

Iman の卵子は採取されている。

Tam の精子も採取されているが理想的な状態とは

言えないというのが残念だ。


Iman は Tam の繁殖相手として

捕獲されたけれど、その可能性は

もうないのではと思われるが、

症状が回復して生きてもらいたい。



参照記事 :

1.Only two leftin Malaysia


2.Iman, ourlast female Sumatran rhino is farint no better.


3.Iman the rhino eats better ashealth improve


4. Cancer-stricken Sumatran rhino Puntung put down



# by dearhino | 2018-01-07 22:39 | マレーシア | Comments(0)

2017野生生物写真コンテストの最優秀作品「密猟されたサイ」

ロンドン自然史博物館とBBCが主催する
野生動物写真のコンテスト
”the Wildlife Photographer of the Year 2017”の
最優秀作品(Story category 部門)に、
密猟者に残酷に角を奪われたサイの写真が選ばれた。

92か国の5万点以上の応募作品のなかから選ばれた
この写真の撮影者は、
南アフリカの野生動物写真家Brent Stirton 氏。

この密猟現場は南アフリカの
Hluhluwe Umfolozi Game Reserve という
私設保護区。

Stirton 氏は、30体以上のサイの密猟死体を見たなかで、
テーマを最も効果的に反映できるものを選んだそうだ。

角を奪われている際はまだ生きていた思うと
本当に怒りがこみ上げてきた、という。

審査員であるRox Kidman Cox氏は、
「まるで彫刻のような力強さでもって、
あまりにも悲惨な場面を壮大なものに昇華させた手腕は、
最優秀賞にふさわしい。」と述べている。

この作品が選ばれたことで、密猟の残酷さ、
サイの無念さ、人間の愚かさが広く伝えられ、
見る人の心に響き、サイの密猟への関心が
高まることを願う。

受賞作品はココで見てください。大きな画像があります。



# by dearhino | 2017-10-31 19:08 | イベント | Comments(0)

サイ密猟の厳罰化 @マラウイ共和国

アフリカ南部のクロサイが生息するマラウイ共和国で
サイの密猟者に、この国の野生動物に関する犯罪では
これまでで最も厳しい判決が下された。


a0280851_23520646.png

密猟事件のあらまし以下の通り。

7月9日に Liwonde 国立公園で Jabesi と呼ばれていた
メスのクロサイ が殺害された。

13日にレンジャーが角を奪われたサイの死骸を発見、
即日、サイの角に取り付けられていた追跡装置により
その角が保管されている冷凍庫が見つかった。

そこから、3人の犯人が突き止められた。

判決では密猟者のEsau Billy(28)に18年間の懲役刑、
角を隠すのに協力した父親(56)と従兄弟(21)には
各々10年と8年の懲役刑が決定された。

マラウイ共和国では昨年12月に国立公園の
野生生物保護法の改正により罰則を強化。

「マラウイは野生生物犯罪に甘い国ではない
ことを人々が知ることはよいことだ。」
"we are happy that people are now realizing that
Malawi is not a soft country to have wildlife crime,”

と、マラウイ国立公園の責任者 Kumchedwa氏は
語る。

サファリ観光が国の重要な産業であることから
それを妨げる野生生物犯罪を犯す者は
「国家の敵」と見なし、野生生物犯罪に対しての
迅速な捜査、逮捕、判決を実行して、
本気で犯罪抑止に取り組む姿勢を
国として示している。

マラウイのサイは1992年に絶滅したため、
南アフリカなどから観光のために再導入されている。

サイの角に追跡用のチップを埋め込むことが
こうして犯人逮捕にも直接つながるのであれば
その役割は大きい。

密猟に対する厳罰化はどんどん進めて欲しい!


参照記事 :


参照記事2より原文一部引用 :

#A court in Zomba has sentenced a 28-year-old man to 18 years in prison for killing a rhino called Jabesi.
The Zomba Chief Resident Magistrate Court also sentenced two other men to 10 and 8 years imprisonment because they helped the poacher keep the rhino’s horns."

a0280851_18021988.jpg


# by dearhino | 2017-10-25 00:00 | アフリカ | Comments(0)

よくやった!サイが密猟者を襲って撃退!!

めったにない
サイの密猟に関する
超愉快なニュース!

ナミビアのエトシャ国立公園でサイを探していた密猟者に
どこからともなく現れたサイが体当たりし足に重傷を負わせた。

友人が彼を助けかくまったが翌日には逮捕され、
現在は警官の監視下で入院治療中。

エトシャ国立公園では2016年6月から2017年7月までに
7頭のサイが密猟されている。

事件の風刺画 ↓ ”密猟者が密猟される!”。
a0280851_15091772.jpg


参照記事 :


密猟者を襲ったサイは、
まさに ヒーロー!!

これからもどんどん密猟者を襲って欲しい!


# by dearhino | 2017-10-23 15:34 | アフリカ | Comments(0)

ゾウとサイのためのグローバルマーチ@上野公園

10月9日、第4回「ゾウとサイのためのグローバルマーチ東京」が
上野公園で実施されました。

a0280851_23373732.jpg

特設テント内では、サイの密猟がなくなることを願って
サイの折り紙を皆さんに折ってもらいました。

a0280851_23385406.jpg
a0280851_23410418.jpg
a0280851_23414714.jpg
a0280851_23412395.jpg
今年のグローバルマーチのお知らせのフライヤーは
正方形でした。それはなぜ?
a0280851_20063535.png
なぜなら、折り紙にもなるから。
a0280851_22194738.jpg
a0280851_22202193.jpg
a0280851_22085397.jpg
a0280851_22205585.jpg
上野の草むらにサイの群れが!!
a0280851_22213919.jpg

テント前では、慶応大学の折り紙サークル「折禅」の
メンバーに協力してもらい190cm四方の紙で
サイの巨大折り紙を作りました。
a0280851_23383350.jpg
a0280851_00011944.jpg
体長90cmのサイが完成!
a0280851_22355456.jpg



2時からは上野公園内をゾウとサイの保護を訴えながら
マーチをしました。
a0280851_00015757.jpg
テント前で巨大折り紙サイと共に記念撮影。
a0280851_23393128.jpg



# by dearhino | 2017-10-21 22:37 | 日本 | Comments(0)

サイの巨大折り紙製作

一辺が190㎝ の正方形でサイの折り紙を作った。


まずは大きな正方形を作るために、模造紙を
つなぎ合わせる。
a0280851_00542237.jpg

大きな正方形を半分に折る。
a0280851_00551661.jpg

それを広げて両側からさらに半分に折る。
a0280851_00553713.jpg



さらに横方向に半分に折る。
ここから、サイの形に向けて本格的にスタート!
a0280851_00560865.jpg

小さな三角はサイの耳になるところ。
a0280851_00562604.jpg

新聞が小さく見える。

a0280851_00564408.jpg

後ろ足を作る。
a0280851_18023182.jpg

a0280851_18095506.jpg

a0280851_18102267.jpg

ずいぶんとコンパクトになってきた。

a0280851_18104852.jpg

a0280851_18124356.jpg


この後、急にサイの形になる。
a0280851_18130362.jpg

出来上がったサイは体長約90cmで、
本物のサイの赤ちゃんくらいの大きさになった。

紙が薄くて軽いため、巨大なサイの折り紙を立たせる
ことができた。
a0280851_18140530.jpg

友達になろうね!
a0280851_18144084.jpg


# by dearhino | 2017-10-04 18:33 | アート | Comments(0)

事件後、南アフリカのサイ孤児施設の閉鎖決定


残虐な密猟者侵入事件が
起きたサイ孤児施設が
閉鎖。

The Thula Thula Rhino Orphange では
2月20日、内部に密猟者が侵入し、
2頭のわずか1才半の孤児シロサイが殺された。


殺されたシロサイの孤児の Impy と Gugu ↓
a0280851_11411724.jpg
Photo(C):The Thula Thula Rhino Orphanage


孤児サイだけでなく
スタッフも傷つけられ、若い女性は
性的暴行を受けるという恐ろしい事件だった。

その事件から2か月余りの先日、
南アフリカのサイ孤児施設
the Thula Thula Rhino Orphange は
安全上の理由から
ここでサイ孤児の保護をすることに
ピリオドを打ち、閉鎖することを決定した。


ブログ内関連投稿記事 :
「南アフリカのサイ孤児保護施設で残虐な密猟」
http://dearhino.exblog.jp/23673086
(2017.02.24)


事件後、施設に保護されているすべての孤児サイと
育児放棄のために保護しているカバの子、
世話を担当するスタッフは安全な場所に移っている。


この施設でサイの孤児とカバの子が
仲良く育っていることが話題になった。
a0280851_12070726.jpg
Photo(C):The Thula Thula Rhino Orphanage


the Thula Thula Rhino Orphange の経営母体の
Lawrence Anthony Earth Organization は、
セキュリティーの専門家、密猟対策の専門家、
警察幹部などの意見を踏まえて協議した結果、
動物とスタッフの安全のためには、今が、
この施設を閉鎖するべき時であると
判断したのである。

この事件は、サイの密猟ビジネスがもたらす
無軌道で恐ろしい最悪な結果への警告として
受け止められるべきものであり、
その先にある取り返しのつかない結末が、
「サイの絶滅」ということになるのだ。




Lawrence Anthony Earth Organization は
ローレンス・アンソニー、Lawrence Anthony
1950~2012、 南アフリカ出身)の存在に由来する。

彼はビジネスで成功した後、2,000 ヘクタール
(東京の千代田区の約2倍の広さ)の
the Thula Thula game reserve、
「トュラ・トュラ私設野生動物保護区 を買い取り、
野生動物のために安全に暮らせる場所を提供した。

特に、他の保護区で手に負えないとされた
人間不信の怒れるゾウたちを自分の保護区に
引き取り、象の心に寄り添い、信頼を得て
落ち着かせた功績は広く知られている。

彼が急死した際は、それを悟った保護区の
ゾウの群れが彼の元に別れの挨拶に来るという
人知を超えるような出来事があったそうだ。


また、ローレンス・アンソニーは、
今では最後の3頭がケニヤの保護区に
生き残るのみとなったキタシロサイの保護にも
身体を張って取り組み、武装ゲリラにも殺害を
やめるように掛け合ったという。

また、イラク戦争によるフセイン政権崩壊後、
まだ戦闘状態が続くバグダッドの悲惨きわまりない
状態の動物園に乗り込み、動物を救い動物園の
立て直しのために奮闘したそうだ。



ローレンス・アンソニーがこうした活動を記した
著作が日本でも翻訳出版されている。

「象にささやく男」(築地書館/2014)
戦火のバグダッド動物園を救え」(早川書房/2007)



参考記事 :
1.Rhino orphanage to close permanently after security concerns
2.Tragically, The Thula Thula Rhino Orphanage Forced To Shut Down After It Was Attacked By Poachers
3.「象のささやく男」訳者あとがき

参照記事1より原文一部引用。
”On 1st May 2017, the Thula Thula Orphnage (FTTRO) in Kwa-Zulu Natal, South Africa, made the difficult decision to permanently close its facility after increasing security threats to the animals and staff.”



# by dearhino | 2017-05-07 17:07 | 南アフリカ | Comments(0)

2016年のサイの密猟数についての現状分析


2016年、南アフリカで
密猟されたサイは1015頭。



昨年9月に発表された2016年9月までの
サイの密猟数は702頭。それ以来、
密猟数は公表されず、ほぼ半年ぶりの今年2月末に、
2016年末までの密猟数の総計が発表された。

密猟数は、サイ保護のための重要なデータと
なるので、保護団体からは発表の遅れを
批判されている。


●南アフリカのサイの密猟数の推移

a0280851_15242952.jpg
2014年をピークに、
密猟数は僅かな減少を示している。

2013年 1004
2014年 1215
1215年 1175
2016年 1054


「レンジャーや保護チームによる取り締まり活動により
密猟数が減少した。」というモレワ環境大臣の見解も
事実ではあるが、サイの密猟状況に関しては、
決して事態が好転しているわけではない。


ここ10年間に密猟が急増が原因で、
サイの生息数が減少し、密猟者がサイを見つけることが
以前より難しくなった。その現実が、密猟数の増加を
止めるいう側面もあるのだ。




●クルーガー国立公園でのサイの密猟数

2015 年   826
2016 年   662

南アフリカとモザンビークとの国境沿いにある
クルーガー 国立公園 Krugar National Park
(広さは日本の四国とほぼ同じ)での
サイの密猟数は上記の数字が示すように、
2015年から2016年にかけて約20%減少している。


サイの密猟数が減少しているのとは逆に、
ゾウの密猟数が大幅に増加するという
新たな事態がクルーガー国立公園に
起きている。

2014年  2 頭
2015年   19 頭
2016年   46 頭

これまでは、クルーガー国立公園での
ゾウの密猟は問題になっていなかったが、
この勢いで増加すると大変なことに
なってしまう。



●クルーガー国立公園のシロサイの生息数

2010年頃 1万頭以上
2015年  約8800 頭
最近   約7200 頭

残念ながら、上記のように明らかにサイの数が
減っていることが、密猟数の減少に関係していると
考えられる。



●サイの密猟およびサイ角の密輸に関する逮捕者数

2015年 317名
2016年 680名

2016年には逮捕者数は2倍以上となっている。
但し、逮捕されても起訴される人は僅かで
2015年では54名しか起訴されていない。
ここにも、密猟が減らない原因がある。


また、注目しなければならないのは、サイの
密猟の多発地域が新たに出現したことである。

特に、クワズールー・ナタル Kwazulu-Natal 地区では
2016年に159頭のサイが密猟されているが、
2015年は104頭だった。前年に比べ、何と
1.5倍のサイが殺されてしまったのだ。



クルーガー国立公園 & クワズール・ナタル地区
a0280851_19203491.jpg



おまけに、今年に入ってからは、
Kwazulu-Natal の 母親を密猟で殺されてサイの
保護施設 Thula Thula Rhino Orphanage に
密猟者が侵入し、角が比較的大きいサイの子が
2頭殺され、角を奪われるという事件も
起きている。



ブログ内関連記事 :
「南アフリカのサイ孤児保護施設で残虐な密猟」
http://dearhino.exblog.jp/23673086/
(2017.02.24)


サイの密猟の状況は引き続き、
まったく楽観を許されない。



参照記事 :
1.Latest Official South African Rhino Poaching Statistics.
2.ANALYSIS:Lies, Damned lies and rhino statistics.
3.Govt.tight-lipped on rhino poachings stats.


参照記事2より一部原文引用 :
Environmental Affairs Minister Edna Molewa announced on February 27 that 1,054 rhinos were killed for their horns nationwide during 2016 — compared with 1,175 in 2015.




# by dearhino | 2017-03-25 19:21 | 南アフリカ | Comments(0)

サイ角違法取引の北朝鮮外交官が駐スイス大使に


アフリカ駐在中に、
サイ角の不法取引に
関与した北朝鮮の外交官が
今年2月、駐スイス大使に着任。



Han Tae-song 氏はキム・イルソン大学を
卒業し、イタリー、マルタ、ギリシャ、スペインなどの
国々でキャリアを積み国際組織の専門家とされる
エリート外交官。


a0280851_20281247.jpg
Photo : 参照記事2より



1992年、アフリカのジンバブエに駐在中に
サイ角の密売に関与したとして拘束され、
国外退去させられている。

当時その事件は報道されているが、北朝鮮大使館では、
それは「でっち上げ」であると否定している。

北朝鮮研究をしているポーランド人学者によると、
「Han Tae-song 氏は密輸の手口を知り尽くしている人物。
自らは直接的に関わらず、現地在住の北朝鮮市民を使って
行なわれる。」という。


ジュネーブを本拠地とする国際犯罪を調査するNGOの
報告によると、北朝鮮の外交官によるサイ角と象牙の
不法取引のこれまでの事例は16件に上り、最近では
2015年に外交官とテコンドー指導者が、モザンビークで
サイ角4.5kgと10万ドルの現金を所持していたところを
不審尋問されている。

北朝鮮のこうした不法取引は、外交官への給与と、
ピョンヤン政府の財産獲得のための手段として世界各地で
広く行われ、ごく最近の例では、バングラディッシュで
北朝鮮大使館の高官がロールスロイスを密輸しようとして
国外追放された。

違法行為で国外追放された外交官がその後も
高いキャリアを重ねるということは
通常の国では考えられないと思うが、北朝鮮にとっては
密輸は外交官の「重要任務」なので、当然のことのようだ。

密輸した違法サイ角は、中国やベトナムで
密売するのだろうか?あるいは、国家主席や
高官が使うのだろうか?きっと両方なのだろう。

スイスは北朝鮮にとっては特別な国だそうだ。
なぜなら、現在の金正恩主席はベルンの学校に留学経験があり
当時のスイス大使 Ri Su-Yong 氏が後見人の役割をしたそうだ。
彼は帰国後、北朝鮮政府の要職についているという。


参照記事 :
1.L'envoye tres special de Pyonyang en Suisse
2.A smuggler at the head of the North Korean embassy in Switzerland?

参照記事1.より原文一部引用 :
Depuis début février, il est occupé par Han Tae-song, un homme d’expérience décrit comme un spécialiste des organisations internationales. Au début des années 1990, il s’était toutefois illustré dans une autre activité: le trafic de cornes de rhinocéros, une espèce en voie de disparition.

# by dearhino | 2017-02-26 23:55 | その他 | Comments(0)

南アフリカのサイ孤児保護施設で残虐な密猟


南アフリカの孤児サイたちの
保護施設を襲撃した密猟者の
許しがたい蛮行!


殺されたサイの子。
a0280851_20394132.jpg
(C) Thula Thula Rhino Orphanage


南アフリカの KwaZulu-Natal の
Thula Thula Rhino Orphnage は、
親を殺されたサイやその他の動物の
こどもの保護やリハビリをしている施設。


2月20日夜、その施設に重装備の武装をした
密猟者2名が押し入り、防犯カメラを壊し、
飼育スタッフを縛り上げ、彼らの目の前で
角目当てにサイの子どもを2頭、惨殺した。


数時間にわたる犯行のなかで、
密猟者たちは、ひとりの若い女性をレイプし、
他の飼育スタッフらを残酷に殴打した。

そして、2頭の生後18か月のシロサイ、
オスのImpy とメスのGugu を撃った。
2頭の角は、他の孤児サイに比べると
大きかったのだ。


Gugu ♀は即死したが、Impy ♂は、
生きている状態で角を残酷に奪われた。
そのときの拷問のような痛みを想像すると
本当に辛い。

Impy は、傷の状態がひどく回復の見込みがないため
事件の翌朝、安楽死の処置がとられた。


Impy
とThando の昼寝。
a0280851_20403066.jpg
(C) Thula Thula Rhino Orphanage


Impy ♂は、母親を密猟者に殺されたとき6日間、
動かない母親のそばを離れず、空腹で喉が
カラカラの状態だった。彼の体には母親の血痕が付着し、
死体から出る分泌物のきつい臭いがした、という。

Thula Thula Rhino Orphnage を率いる
Karen Trendler は、Impy を迎えたとき、
心のなかで、彼にこう言ったという。

「安心して。もうこんな目には合わせないから。」

しかし、悪夢のようなことが起きてしまった。


Gugu とThando
a0280851_20401347.jpg
(C) Thula Thula Rhino Orphanage


Gugu ♀は2015年の大晦日に母親が殺された。
その時彼女は生後5か月、トラウマで呆然とし、
脱水症状であった。

Thula Thula Rhino Orphnage で充分なケアを
受け成長したGugu は、今月下旬に彼女が生まれた
Private Reserve で野生に返される予定だった。



この施設では、翌週には密猟を防ぐために、この2頭の角を
切り取った後、他の場所に移す予定だったのである。

その直前の犯行ということは、情報の漏洩が
あった可能性もあるのだろうか??

2名の容疑者が逮捕された。


母親を密猟者に殺されて孤児になったサイが
心身の傷を克服して、ようやく安心して成長できる
ようになったところで、このような残酷なことが
繰り返されることには、限りない憤りを覚える。

そして、孤児サイがトラウマを克服し、
元気に独り立ちして野生に帰ることを
目指して日々、サイのこどもたちの世話を
していた人々に、ここまで非道なことをする
密猟者は本当に許しがたい。

自分自身を傷つけられる苦しみと同時に
大切に守ってきた命が残酷に痛めつけられるのを
長時間、目の前で見せられる苦しみを味わされた
人々の計り知れない絶望を考えるともう言葉がない。


参照記事 :
1.Armed Men Just Stormed A Rhino Orphanage To Kill Babies For Their Horns
2.Poachers kill two rhinos at South Africa's Thula Thula orphanage
3.Rhino Orphanage attacked.Please help.


参照記事3.より原文一部引用 :
In a brutal manifestation of how out of control the rhino situation is in South Africa, Thula Thula Rhino Orphanage was attacked, baby rhino/s killed, care-givers savagely beaten and a young woman sexually assaulted.


# by dearhino | 2017-02-24 00:19 | 南アフリカ | Comments(0)

仏ラスコーの洞窟壁画に描かれたサイ

上野の科学博物館、
「世界遺産ラスコー展・
クロマニヨン人が残した洞窟壁画」
2月19日まで開催


(掲載画像は、同展の撮影可の展示物)
a0280851_16451979.jpg
フランスのラスコーの洞窟の発見は、まったくの偶然の産物。
1940年、地元の少年マルセルが飼い犬を連れて歩いていた
ところ、犬が穴に落ちてしまったことがきっかけだった。
秘密の地下通路を発見したと思った少年は、4日後に
友人とランプを持って再び訪れ、そこが絵のたくさん
書かれた古い洞窟であることに気づいた、という。

この洞窟は以前は公開されていたが、急速な劣化のため
1963年から非公開となり、1983年からは近くに
レプリカの洞窟「ラスコー2」が造られ一般公開され
観光客が訪れている。

今回のラスコー展では、実物大の壁画が再現された。

サイが描かれているのは、深さ5m の洞窟のなかで最も
深い部分にある「井戸の場面」と名付けられているところ。


下の画像は、クロマニヨン人によって2万年前に
この洞窟の壁面に描かれたサイの絵。当時のサイは、
現存のサイとちがって全身に体毛があることから
ケブカサイあるいはケサイと名付けられている。

実際には毛がフサフサ生えているのかもしれないが、
この絵で見る限りは、現存のサイの輪郭そのもので、
お尻や後ろ足、隆起部分がある背中の線、頭部など
今のサイの特徴が示されているように思われる。

a0280851_16445520.jpg
サイの尻尾の下に付けられた6つの黒い点は研究者に
謎だとされているが、素人にはサイはこのように尻尾を上げて
勢いよく後ろに尿を飛ばすので、それを表現しているように
思えてしまう。もしこれが排尿の場面だとしたら、
その時のサイの体勢というか腰つきを見事に描いている。


当時はマンモスの時代。
a0280851_17535640.jpg
ケサイとマンモス。
a0280851_18024034.jpg


サイが描かれている「井戸の場面」は、
特に謎が多いところとされている。

サイの向かって右側には、
トリの頭をした「トリ人間」が横たわり
その右手の下に、足長の鳥のように見えるものは
鳥を彫刻した投槍器だと考えられている。

「トリ人間」のさらに右側には、トリ人間の
頭を突くバイソンが描かれ、そのバイソンの腹部は
傷ついて腸が下にはみ出している、と解釈されている。

a0280851_16442551.jpg

a0280851_16441501.jpg

上野動物園のクロサイの放飼場の前にも、ラスコーの壁画の
この場面についての解説パネルがありました。
a0280851_19062261.jpg

上野動物園のクロサイ・マロ♂
a0280851_19265248.jpg


# by dearhino | 2017-02-06 19:31 | アート | Comments(0)

映画「アバウト・ア・ボーイ」の子役ニコラスくんが青年になってインドサイのために!


2002年に公開された映画
「アバウト・ア・ボーイ」の
マーカス少年を演じたニコラス・ホルト。

a0280851_19022959.jpg
Photo(C):amazon
a0280851_19051889.jpg
Photo(C):radiotimes

現在は27才、映画「X-メン」シリーズなどに
出演して映画界で活躍している。

a0280851_19153309.jpg
Photo(C):The Wrap


12月中旬、そのニコラス・ホルトが、幼な馴染の友人2名と共に、
絶滅危機にあるインドサイ保護に成功している
ネパールのチトワン国立公園を訪れた。

ネパールでは、2014年5月2日に
密猟された1頭のサイを除くと、
2011年からサイは密猟されていない。

この素晴らしい成果は、国としての密猟に対する断固たる姿勢、
軍隊による徹底的な監視、地元のコミュニティーの
協力、自然保護団体の貢献のおかげだ。
そして現在ネパールには645頭以上のインドサイが生息地している。


a0280851_18592804.jpg
a0280851_19000547.jpg
Photo(C):WWF

ニコラスが撫でているのは、孤児サイの赤ちゃん Mayure.
彼は3才の頃から特にサイが好きで、当時もらった
木彫りの小さなサイを今でも大切にもっているそうだ。

来年1月、ニコラスとふたりの友人は、インドで
開催される ” Rickshaw Run !" (リクシャー・ラン)
と言われるインドを横断するロードレース」に
参加して、サイの保護(WWF)、そして若いガン
患者と家族のための財団への資金集めをする。

Ruckshaw は、インドで使われている小さな3輪の車で
語源は日本の「人力車」だという。

参考:The Rickshaw Challenge サイト
a0280851_01254749.jpg
Photo(C):startravel

a0280851_23431213.jpg
Photo(C):funalive

a0280851_01200408.jpg










レースはインド南部の Cochin から北上してJaisalmer までの
3000km という長距離で、1月2日から15日にかけて
走行する予定となっている。

a0280851_01190140.png
(C):India.com


「アバウト・ア・ボーイ」に出演した頃は
ぽっちゃりした可愛い子だったニコラスくんが、
とてもハンサムな青年に成長して、サイのために
大変なレースに参加してくれるのは嬉しい。
是非がんばって完走ね!

参照記事 :
1.Nicholas Hoult joins WWF in Nepal to learn about rhino conservation.
2.The Ghandi Warhols'Rickshaw Run


参照記事1より原文一部引用 :
“Wildlife conservation is so important,” said Hoult. “A lot of these animals are being poached illegally, their numbers are dwindling, and once they’re gone, they’re gone. Rhinos in particular I’ve adored since I was three years old and was lucky enough to go on holiday to Africa. I didn’t see a rhino at that age, but I was given a little wooden carving of a rhino which I still own to this day, I’ve loved rhinos ever since that moment.

# by dearhino | 2016-12-22 22:50 | ネパール | Comments(0)

ハノイで「野生動物違法取引に関する国際会議」

11月17日と18日、ハノイで
「野生生物物違法取引に関する
第3回国際会議」が開催された。

第1回はロンドン(2014),第2回はアフリカ、
ボツワナの kasane (2015)で開催された
この会議には、ベトナムのDang Thi Ngnoc 国家副主席 、 
ラオスの Sonxay Siphandone 副首相、
英ウィリアム王子、国連の Yury Fetov 事務局長補佐
および47カ国の代表、EU、関連国際団体、NGOの代表者
など約100名が参加し、野生生物の違法取引の
防止のための国際協力について話し合われた。

開幕にあたり、Dang Thi Ngnoc 国家副主席は、
野生生物の違法取引の防止が世界的課題であることを
訴えた。

a0280851_02273229.jpg
Photo(C):VN


ウィリアム王子は、開会のスピーチのなかで、
「特にサイ、ゾウ、センザンコウ、ライオンは
恐るべき数が殺されて、保護の努力が追いつかず
絶滅の危機であることを訴え、密猟との戦いは
チャレンジすれば勝利は可能である。」と語った。

EU、参加保護団体からも、不法野生生物取引問題の
解決のために残された時間が少ないこと、
アジアでの野生生物犯罪や密輸問題の解決に
ベトナムが重要な的な役割を果たすことへの
期待が表明された。


会議は、「参加国は密猟犯罪と不法野生生物取引を
阻止するための一層の努力をすることを誓う」という
ハノイ声明の採択によって締めくくられた。

それが実現されることを願うのみ。



a0280851_02524813.jpg
Photo(C):AFP/STR 会議の会場でサイの保護団体の着ぐるみと!


1995年、ダイアナ妃とウィリアム王子(右)とハリー王子(左)
a0280851_12114132.jpg
Photo(C):John Swannell
Last week, on 17 and 18 November 2016, the government of Viet Nam hosted the international Hanoi Conference on Illegal Wildlife Trade. Governments attending the conference adopted the ‘Hanoi Statement on Illegal Wildlife Trade’, in which they committed to expand their efforts to
tackle the poaching crisis and illegal wildlife trade.


# by dearhino | 2016-11-24 02:30 | ベトナム | Comments(0)

英ウィリアム王子、ハノイでサイ保護のために啓蒙活動の1日!


英ウィリアム王子、
サイ角の中心的消費国の
ベトナムを初訪問。

ウィリアム王子は、17-18日にハノイで開催される
第3回野生動物取引国際会議 (the third International
Wildlife Trade Conference) となる ”違法野生生物の取引に
関するハノイ会議” に出席するために、16日にハノイ入りした。

ウィリアム王子は、ゾウに加えてサイの保護にも
以前から熱心に取り組んでいる。

ブログ内関連投稿記事:
「ウィリアム王子はサイの保護活動にも熱心!」
http://dearhino.exblog.jp/20942849/
(2015.02.28)

ウィリアム王子は、大変な人気のサッカー選手だったベッカム、
身長208cmのバスケットボールの元スター選手中国のヤオ・ミンらと
共にサイ角製品の不買を訴えるキャンペーンビデオにも
出演したこともあった。CGのサイがたくさんサッカースタジアムに
登場する楽しい内容だ。




そして、今回は初めてベトナムを訪問し、
初日はベトナムの首相らとの懇談のあと、
ハノイの旧市街の漢方薬店で漢方薬の
材料を見たり、伝統漢方の専門家と
話したり、カフェでNGO代表者などと
意見を交わした。

a0280851_16051629.jpg
a0280851_16101524.jpg
Photo(C): VN EXPRESS


さらに、ウィリアム王子はハノイ市内の Hong Ha
小学校の8才のクラスを訪問、生徒たちは「サイを守ろう」
というメッセージの入ったおそろいのTシャツで迎えた。

王子は密猟からサイを守ること、人々にサイ角の消費を
しないことを説得することの必要性を子供たちに
話した。

そして、Humane Society International の
野生動物部門が制作した I'm a Little Rhino" という
本が朗読された。子供にわかりやすくサイの問題を
伝える絵本でベトナム語と英語で書かれている。

a0280851_16045335.jpg
Photo(C): VN EXPRESS


a0280851_19462024.jpg
(C):HSI



a0280851_20025024.jpg
(C):GETTY


一緒にサッカーをして遊んでもらったり、
子供たちにとっては一生忘れない印象的な
出来事だったと思われる。

彼らがこの日のことを周囲に話して、
サイ角を買いたいと思う大人の心に
届いたらよいと願う。


参考記事 :
1.Prince William to visit Vietnam for wildlife conservation
2.Prince William visits Hanoi for wildlife conference.
3.Prince William reads rhino book with Vietnam school children ahead of wildlife conference
4.Prince William tries to teach children about endangered animals in adorable story time.
5.フック首相、初訪越の英ウィリアム王子と懇談


参考記事4より原文一部引用 :

William, 34, also visited a traditional medicine shop and a local cafe after being greeted by Prime Minister Nguyen Xuan Phuc, premier of the one-party communist state.

Demand for rhino horn has led to an increase in poaching in Africa and William and Harry have warned the animals could be extinct within a few decades.



# by dearhino | 2016-11-20 16:17 | ベトナム | Comments(0)

ベトナムで押収象牙とサイ角を焼却処分


11月12日、ベトナム政府は
密輸で押収した象牙2トンと
サイ角70kgを粉砕し焼却処分。

a0280851_19363402.jpg

(C):STROOP

この焼却イベントは、17日から同じくハノイで
開催される不法野生生物の取引に関する国際会議
"Conference on Illegal Wildlife Trade "に先立ち、
ハノイの Soc Son Districtで実施されたもので、
ベトナム政府は不法野生生物取引を取り締まり、
人々への啓蒙をする、という姿勢をアピール
することを目的としている。

a0280851_20233762.jpg

(C):STROOP


ハノイでの会議は、ベトナムの不法野生生物の
密輸問題に対する取り組みの改善の契機となる
ことが期待されている。

a0280851_19365355.jpg

(C):Reuter

これまで象牙とサイ角の焼却処分は、
ケニヤ、米国、フランス、イタリア、
フィリピン、シンガポールおよび中国で
実施されている。


参照記事 :
1.Vietnam to destroy tonnes of ivory and rhino horn
2.Animaux sauvages les routes du trafic.
3.Vietnam to destroy ivory and rhino horn.
4.https://www.facebook.com/ajplusenglish/videos/839790666162442/?pnref=story


参照記事1より原文一部引用 :

"Destroying ivory and rhino horn is a symbolic action to show the commitment of the Vietnamese government to tackling the illegal wildlife trade, and raise local people's awareness on the use of the products, the ministry said."





# by dearhino | 2016-11-16 20:08 | ベトナム | Comments(0)

ゾウとサイのためのグローバルマーチ2016@上野公園

Global March For Elephants and Rhinos TOKYO 2016
a0280851_00362768.jpg

9月24日(土)、上野公園で今年で3回目となる
「ゾウとサイのためのグローバルマーチ」開催。

例年は10月4日だが、今年は9月24日から南アフリカで
開かれるワシントン条約締結国会議に合わせて、
世界130都市でこの日に同時開催された。

東京での主催団体は、NPO「アフリカゾウの涙」。
今年は、上野公園内の特設テントにおいて、
展示やトークの場を設けた。


まずは、テントの組み立てから。
a0280851_12174174.jpg
飾りつけの風船もたくさん膨らませねば!
a0280851_12184157.jpg
ようやくテントが完成。
グローバルマーチのサポート団体の方々のブースも
テント内に設置されました。
a0280851_12193510.jpg

ご協力頂いた団体 :
① ボルネオ保全トラストジャパン
② iku-on by Shusui Kosugi
③ 象さん幸せ計画
④ ゾウのUNKO ”ELEPHANT PAPER ”
⑤ EIA (展示のみ)



公園内の私達のテントを訪れてくれた皆さんは
それぞれの団体の方々とゆっくりお話されたり
売り上げが寄付となるグッズを購入されたりしていました。
a0280851_12291345.jpg

a0280851_12293505.jpg

午後1時半から、上野公園内をマーチする予定でしたが、
昼過ぎから振り出した雨が一段と激しく豪雨になって
しまったので残念ながら、歩くのは中止になりました。


私は、このサイの頭を被って歩こうと思っていたのですが・・
a0280851_14070436.jpg

しかし、マーチをすることはできなくても、
テント内では、ゾウやサイの現状について真剣に考える方たちが
短いスピーチをしてくれました。それぞれに素晴らしい内容で
激しい雨音のなか、ゾウやサイの未来を守りたいという思いが
この場を共有する皆の心のなかに響き合ったように感じました。
a0280851_12312545.jpg


NPO”アフリカゾウの涙”の山脇共同代表の挨拶に続いて
南アフリカ出身で今年から釜石シーウェイブス所属の
ラグビーのスター選手、ジョー・ピーターセン氏のスピーチ。
a0280851_14354225.jpg
「今ゾウやサイを救うことは大変な戦いだけれど、
それほど大人数でなくても私やあなたたちが
力を合わせれば世の中を変えることができる!」↓
https://www.facebook.com/yuko.imaizumi.31/posts/1315568235121291?pnref=story




ケニヤ出身の女性。
a0280851_14374154.jpg
「今年の夏にケニヤに帰ってマサイマラに行ったけれど、
3日間に一度もゾウとサイを見ることはできなかった。
数年前ならば、もっと簡単に見ることができたのに。」



ガボン出身の男性。
a0280851_14381431.jpg
「ガボンは自然保護の法律がしっかり整備されている国。
他の国もそうなれば子ども達が野生動物をもっと
見ることができる。今日のグローバルマーチは大事な一歩!」




全員で記念写真!
a0280851_14391078.jpg

皆さんが書いてくれたゾウとサイ、保護活動などへの思いのメッセージ。
a0280851_14402066.jpg


来年のグローバルマーチで
またお会いできることを
楽しみにしています。


# by dearhino | 2016-09-30 16:12 | 世界 | Comments(0)