7月17日時点で281頭のサイが南アで殺されている現状では、年内に角のために命を奪われるサイは515頭に達すると予測される、という。 (TRAFFIC のレポートより)
野生生物の取引を監視・調査するNGO密輸取引を監視する
英国のNGO" Traffic " レポート によると、
アフリカにいる約2万頭のシロサイと4800頭のクロサイの約4分の3が南アフリカに生息。
その南アフリカは、最近サイの密猟と角の不法取引に対し監視を強化しており、今年に入ってすでに176名の容疑者を逮捕している。
この数字は、2010年の1年間の逮捕者165名を上回る。
lこうしたサイの密猟・角の密輸による逮捕者の増加、厳罰化といった密猟防止対策が強化されるにつれて、密猟者の手口もより過激かつ高度化、資金も高額化している。
危惧される最近の傾向は、保護区の所有者、プロのハンター、獣医らが犯罪組織に誘われ、サイの角のディーラーになってしまう、ということ。
このレポートでは、サイの角の闇取引を煽る最大の要因はベトナムにあると名指し、ベトナムに対して厳正に角の取引を禁止する法律を施行させなければならない、としている。
サイ角の密輸ができなくなれば、不法取引はなくなり、密猟が防止できる。
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