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ケニヤのクロサイ、21頭の国内移動

いきなり麻酔銃で撃たれ、拉致され、
見知らぬ土地に放されたクロサイのあなたが
彼らの車をそんなに蹴飛ばす気持ちは
よくわかる。

でも本当に悪い奴は、彼らじゃない



参照記事 :
1.Le Kénya déménage des rhinocéros pour les sauver(F)
記事中の動画の最後に、サイが腹立たしそうに車を蹴飛ばすシーンがある。

2.La KWS déplace avec succès 21 rhinocéros dans un nouveau sanctuaire(F)



ケニヤの Kenya Wildlife Service 当局の発表によると、
ナクル国立公園のクロサイ10頭と、レワ国立公園のクロサイ11頭、
計21頭のクロサイを、ケニヤ北西部のサンクチュアリーへ
移動させた、という。

輸送の前には、密猟対策として、捕獲にあたって麻酔をかけられている
サイの角を獣医が短く切り、その後トラックに乗せて運んだ。


今回、10頭を北西部のサンクチュアリに移動させた
ナクル国立公園は、サイのためのサンクチュアリーとして、
1984年、ナクル湖周辺に創設された188 km² の公園。

ナクル国立公園のクロサイの頭数の増加率は1%で、
この移動は、国立公園のスペースに対して適正な数のサイを
配置することで、サイの繁殖を目指すという目的がある。


ケニヤには、クロサイが643頭、シロサイが 450頭生息しているが、
昨年は、29頭のサイが密猟により殺された



以下、参照記事2より、原文一部引用
" Les autorités kényannes ont décidé de déplacer 21 rhinocéros noirs de deux parcs nationaux kényans vers un autre, pour donner plus de chances de survie à cette espèce menacée."


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ケニア  ・ サイの総数 -  約1.100 -  密猟数  29

南アフリカ ・サイの総数 - 約20.000 -  密猟数 648


2国のサイの全頭数に対する密猟比率を、
上記の概数をもとに計算すると、

南アフリカ 3.2%
ケニヤ   2.6%

総数ではなく、比率で考えると
南アフリカとケニアの密猟の多さに、
思ったほどの差がない、と言える
かもしれない。

専門家の予測によると、このペースで密猟が続けば、
2016年には、密猟数が出生数を上回り
サイの頭数が減少していく、ことになる。
by dearhino | 2013-09-05 23:40 | アフリカ | Comments(0)
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