上記の参照記事によると、
インドでの、2008年から2018年までの
インドサイの密猟数の合計は、
102頭であるという。
そのうち、インドサイの主要生息地である
カジランガ国立公園を含むアッサム州で
犠牲になったのは84頭。
逮捕された密猟者は、209名。
最も密猟が多かったのは、2013年と2014年で、いずれも 22頭。
次が2010年の11頭。 それ以外の年は、10頭未満。
昨年2018年は7頭、2017年は2頭だった。
このデータは、Right to Information Act という、
市民が政府機関に情報を要求することのできる法律に
則って提供されたもの。
但し、2017年の以下の参照記事中の
下記のグラフでの密猟数に基づくと、2008年から2015年の
アッサム州のカジランガ国立公園の密猟数だけでも
合計102頭ということになる。
どちらの記事の数字の信頼度が高いかは
わからないが、 感覚的には
2008年から2018年のインドのサイの密猟数は
102頭よりも多いのではないかという気がする。
いずれにせよ年間千頭以上が密猟されている
アフリカのサイに比べれば
はるかに密猟の犠牲となるサイは少ない。
しかし、インドでは密猟だけでなく、
洪水で命を落とすサイが少なくない。
2017年には31頭のサイが死亡している。
また、洪水で母親を失ったり、はぐれたりした
サイの子どもが孤児となっている。