4月5日香港の税関は、82,5kgのサイの角を押収!
「自動車部品」として申告された南アフリカから
マレーシアに向けた輸送荷物のX線検査によって発見された。
参照記事 :
今回の押収されたサイ角の総量は、
ブラックマーケットでの価値が
210万米ドル(約2憶3500万円相当)と
推定され、ここ5年間での香港での絶滅危惧動物に関する
一回の押収としては最高額のものとなった。
犯人は逮捕されていないが、香港当局は、
南アフリカで地元の密猟者と手を組んだ
中国の犯罪組織が関わっている、と推測している。
南アフリカ政府もこの事件を受けて、
香港で押収されたサイ角のDNAサンプルを取り寄せ、
南アで捜査中あるいは未解決の密猟事件と
それらの角との関係を調査すると表明。
それが南アフリカの大規模なサイ密猟組織を
捕まえることに繋がることを願う。
香港では昨年から、センザンコウなどの
野生生物に関する押収が急増、
今年2月にもベトナムに向かう旅客の荷物から
約40kgのサイ角が
押収された。
香港での絶滅危機動物の無許可の輸出入の罰則は厳しく、
最高10年の懲役および
1千万香港ドル(約1憶4千万円)の罰金。
今後、厳罰化が功を奏することを期待したい。