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親愛なる犀たちへ

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ジャワサイには、まだ少し明るい希望も!



インドネシアの環境省は、ジャワサイの地球唯一の
生息地であるUjung Kulon 国立公園で
死んでいるところを発見されたジャワサイが、
若いオスで、死因は年長の個体の攻撃であったと
発表した。

推定生息数が少なくとも69頭であった
ジャワサイが1頭減少して、
推定最小数が68頭になることは
大きな損失であるが、
International Rhino Foundation の
データによれば、ジャワサイの生息数に
関してはまだ希望がもてる、という。


ジャワサイには、まだ少し明るい希望も!_a0280851_14364234.png
©International Rhino Foundation

10年前の時点と現在を比べると増加していて、
ここ10年間の増加傾向は確かなのである。

ジャワサイには、まだ少し明るい希望も!_a0280851_14391071.png
©International Rhino Foundation

2018年、2頭のジャワサイが死亡したが、
設置カメラには、少なくとも4頭の子サイが
撮影され、ジャワサイの生息数は
少なくとも69頭と推測された。

そして、今回の1頭の死亡で、
生息数は68頭と修正表された。

今年また新たな誕生が期待される。

希望があるとは言え、生息地が1か所であるための
大きな不安材料がある。

ひとつは津波などの自然災害。
昨年末、生息地の近くを襲った津波にような
災害が直撃した場合、想像したくないが、
全滅してしまうかもしれない。

ブログ内関連記事 :
https://dearhino.exblog.jp/239081312/
(2018.12.22)

もうひとつは感染症。今回の死因はそうではなかったが、
感染症が広がったら、1か所にしか生息しない
ジャワサイは全滅の可能性もある。


そういうことが起こらないように
願うしかない。


ブログ内関連記事 :
「ジャワサイの死体が発見された 」
https://dearhino.exblog.jp/239250434/
(2019.05.03)




参照記事1より原文引用 :
"This brought the minimum population number up to 69. Even though the death of Manggala brings the official population down to 68, the hope is that even more births will be recorded in Ujung Kulon this year."

by dearhino | 2019-05-05 18:41 | インドネシア | Comments(0)
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