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親愛なる犀たちへ

dearhino.exblog.jp

カテゴリ:インド( 9 )

過去10年間のインドでのインドサイ密猟の合計総数


上記の参照記事によると、
インドでの、2008年から2018年までの
インドサイの密猟数の合計は、
102頭であるという。

そのうち、インドサイの主要生息地である
カジランガ国立公園を含むアッサム州で
犠牲になったのは84頭。

逮捕された密猟者は、209名。

最も密猟が多かったのは、2013年と2014年で、いずれも 22頭。
次が2010年の11頭。 それ以外の年は、10頭未満。

昨年2018年は7頭、2017年は2頭だった。

このデータは、Right to Information Act という、
市民が政府機関に情報を要求することのできる法律に
則って提供されたもの。


但し、2017年の以下の参照記事中の
下記のグラフでの密猟数に基づくと、2008年から2015年の
アッサム州のカジランガ国立公園の密猟数だけでも
合計102頭ということになる。

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どちらの記事の数字の信頼度が高いかは
わからないが、 感覚的には
2008年から2018年のインドのサイの密猟数は
102頭よりも多いのではないかという気がする。

いずれにせよ年間千頭以上が密猟されている
アフリカのサイに比べれば
はるかに密猟の犠牲となるサイは少ない。


しかし、インドでは密猟だけでなく、
洪水で命を落とすサイが少なくない。
2017年には31頭のサイが死亡している。

また、洪水で母親を失ったり、はぐれたりした
サイの子どもが孤児となっている。



by dearhino | 2019-01-27 23:11 | インド | Comments(0)

映画「アバウト・ア・ボーイ」の子役ニコラスくんが青年になってインドサイのために!


2002年に公開された映画
「アバウト・ア・ボーイ」の
マーカス少年を演じたニコラス・ホルト。

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Photo(C):amazon
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Photo(C):radiotimes

現在は27才、映画「X-メン」シリーズなどに
出演して映画界で活躍している。

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Photo(C):The Wrap


12月中旬、そのニコラス・ホルトが、幼な馴染の友人2名と共に、
絶滅危機にあるインドサイ保護に成功している
ネパールのチトワン国立公園を訪れた。

ネパールでは、2014年5月2日に
密猟された1頭のサイを除くと、
2011年からサイは密猟されていない。

この素晴らしい成果は、国としての密猟に対する断固たる姿勢、
軍隊による徹底的な監視、地元のコミュニティーの
協力、自然保護団体の貢献のおかげだ。
そして現在ネパールには645頭以上のインドサイが生息地している。


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Photo(C):WWF

ニコラスが撫でているのは、孤児サイの赤ちゃん Mayure.
彼は3才の頃から特にサイが好きで、当時もらった
木彫りの小さなサイを今でも大切にもっているそうだ。

来年1月、ニコラスとふたりの友人は、インドで
開催される ” Rickshaw Run !" (リクシャー・ラン)
と言われるインドを横断するロードレース」に
参加して、サイの保護(WWF)、そして若いガン
患者と家族のための財団への資金集めをする。

Ruckshaw は、インドで使われている小さな3輪の車で
語源は日本の「人力車」だという。

参考:The Rickshaw Challenge サイト
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Photo(C):startravel

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Photo(C):funalive

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レースはインド南部の Cochin から北上してJaisalmer までの
3000km という長距離で、1月2日から15日にかけて
走行する予定となっている。

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(C):India.com


「アバウト・ア・ボーイ」に出演した頃は
ぽっちゃりした可愛い子だったニコラスくんが、
とてもハンサムな青年に成長して、サイのために
大変なレースに参加してくれるのは嬉しい。
是非がんばって完走ね!

参照記事 :
1.Nicholas Hoult joins WWF in Nepal to learn about rhino conservation.
2.The Ghandi Warhols'Rickshaw Run


参照記事1より原文一部引用 :
“Wildlife conservation is so important,” said Hoult. “A lot of these animals are being poached illegally, their numbers are dwindling, and once they’re gone, they’re gone. Rhinos in particular I’ve adored since I was three years old and was lucky enough to go on holiday to Africa. I didn’t see a rhino at that age, but I was given a little wooden carving of a rhino which I still own to this day, I’ve loved rhinos ever since that moment.

by dearhino | 2016-12-22 22:50 | インド | Comments(0)

カジランガ国立公園のインドサイが少し増えた!

インドサイの約4分の3が生息する
インドのカジランガ国立公園で
インドサイの生息数が増加!

最新の森林省の発表によると、世界遺産であるインド・アッサム州の
カジランガ国立公園でのインドサイの生息数は2401頭。

成獣 adult      1651
成獣前 sub adult   294
こども juvenile    251
赤ちゃん calf     205

この2年間で、71頭の増加が見られた。

この調査には、多数の野生動物関連NGOが参加し、
公園全体を81の区域に分け、訓練されたゾウを伴って
生息数が数えられた。

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写真は参照記事1.より



但し、密猟は増加傾向にあるので、喜んではいられない。

驚くべきことに、2009年以来、密猟による逮捕者は
243名にも上るが、いずれも裁判所で係争中で、
州はまだ1件の有罪判決も出していない。



参照記事 :

1.Cheer! Despite poaching rhino population in Kazirannga up.
2.Assam:Rhino numbers rise, but rampant poaching continues.


参照記事2より、原文一部引用。
"According to the latest census data released on Saturday, by the state forest department, the number of rhino stands at 2,401. This is indicative of the fact that there has been a rise in rhino population by 71 rhinos in the last two years in the park."


ブログ内関連投稿 :
「アッサム地方のインドサイの密猟」
http://dearhino.exblog.jp/20651880/
(2015.01.05)



by dearhino | 2015-04-06 00:16 | インド | Comments(0)

新年早々、3頭も続けて密猟されたインドの国立公園

カジランガ国立公園で
元旦から11日までに
3頭もインドサイが密猟された。


紅茶の産地として有名はインドのアッサム地方の
カジランガ国立公園では、4日に今年初めて
インドサイが密猟されたが、その後11日までに
さらに2頭のサイが殺され角を持ち去られている。

カジランガ国立公園には、全体の約70%にあたる二千頭余の
インドサイが生息している。

2014年にカジランガ国立公園で密猟されたインドサイは
約30頭だが、新年早々、11日間に3頭も密猟されたと
なると、今後の密猟増加の加速が心配される。

これまでインドサイに対する密猟の脅威は、
アフリカのサイに比べれば低かったが、
少しづつ増加している。


インドサイの生息地のインドやネパールは
アフリカよりもはるかに、中国やベトナムなど
サイ角の消費国に近いため、角の密輸に関わる
犯罪者には有利かもしれない。

しかし、アフリカのサイより密猟者にとって不利な点は、
インドサイには角が1本しかないこと。

1頭殺して2本の角を奪えるクロサイやシロサイよりは
密猟の甲斐がない、と思ってくれるとよいのだが、
角1本でも十分に高値で闇取引できるのだから、
そんな期待はできないか?


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名古屋の東山動物園には「ニルギリ」という名前の
インドサイ(♀24才、スイスのバーゼル動物園生まれ)が
いるが、紅茶の産地のニルギリが名前の由来なのだろう。



参照記事 :
1.Another rhino killed in Assam.
2.Third rhino killed in Kaziranga in 11days.

参照記事2.より原文一部引用 :
The New Year started on a bad note as poachers continued to kill rhinos despite the government's "zero tolerance" stance on poaching in the state.



ブログ内関連記事
「アッサム地方のインドサイの密猟」
http://dearhino.exblog.jp/20651880/
(2014.01.05)



by dearhino | 2015-01-12 23:37 | インド | Comments(0)

アッサム地方のインドサイの密猟

野生のインドサイ約3200頭のうちの約70%が暮らす
カジランガ国立公園は、紅茶の産地として有名な
インドのアッサム地方にある。

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1月4日、アッサムで今年最初に密猟の犠牲となった
インドサイの死体が発見された。

夜中の3時半頃、銃声が聞こえて監視員が駆けつけたところ。
すでに角がえぐり取られたサイの死体が残るのみで
密猟者の姿はなかった、という。


2014年にアッサム地方で密猟により殺されたサイは31頭、
その殆どがカジランガ国立公園のインドサイだった。

その前年の2013年はアッサム地方の密猟数が過去最多で、
年間41頭、内訳は以下の通り。

カジランガ国立公園    27
マナス国立公園       5
オラン国立公園       3
パビトラ野生生物保護区  2
その他          4



2014年の大晦日には、オラン国立公園で密猟があった。
オラン国立公園の監視員が密猟者にサイの居場所の
情報を流し、さらに密猟者援護のため同僚の監視員を
殺害している。


2001年から2014年までのアッサム地方での
サイの密猟数は、トータルで193頭。
ここ3年間で109頭ということから、
近年、密猟が急増していることがわかる。



参照記事 :
1.New year in Kaziranga begins with rhino poaching
2.Forest guard held for killing colleague, rhino
3.Poachers kill this year's first rhino in Assam


参照記事1より原文記事一部引用 :

”For the officials and staff of the Kaziranga National Park, the new year began on a sad note as poachers after succeeding in killing a rhino on Sunday, managed to escape unchallenged after sawing off its horn.”


by dearhino | 2015-01-05 18:50 | インド | Comments(2)

カジランガ国立公園から出たインドサイ


食べ物を求めて
国立公園から出て、
水田に入ったサイを
村人が追いかけ、
サイはパニックに!



参照記事 : 
Rhino attaks villager in Lakhimpur(E)

20日、カジランガ国立公園から出た1頭のサイに
村人が襲われ重傷を負った。

Lakhimpur という町から11kmほど離れたPanigaon 村で
起きた事件で、20日早朝、サイが水田にいるのを見つけた
村人が大勢で追いかけたところ、サイはパニックを起こし、
人家のあるところに入り込んでしまい、7人の村人を負傷させ、
うち一人が重傷を負ったのである。

その前日にも、この地区の市場のサイが入り込み、6名が負傷、
いずれも軽傷だった。


以下、参照記事原文一部引用 :
”The incident occurred at Panigaon village, about 11km from Lakhimpur town. Villagers found an adult rhino in a paddy field early in the morning on Friday. Chased by a large number of villagers, the pachyderm tried to enter human habitation, leaving a villager injured.”


関連した以前の投稿記事 :
http://dearhino.exblog.jp/18995509/
「インド、カジランガ国立公園の現状」
(2013.12.18)
by dearhino | 2013-12-26 15:53 | インド | Comments(0)

インド、カジランガ国立公園の現状

インドサイの3分の2が生息する
インドのカジランガ国立公園でも
密猟が増加している。



参考記事 :

1.Rhino killed in Kaziranga; horn and ears taken away(E)
2.Kaziranga rhinos stray out, face threat from poachers(E)
3.A day after opening, rhino carcass found in Kaziranga Park (E)
4.State Govt steps to check rhino poaching(E)


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Photo(C): Ritu Raj Konwar

インド東北部のアッサム州のカジランガ国立公園は、
例年、モンスーンの季節の5月から10月までは
一般観光客にはクローズされている。

今年も11月1日、Rockybul Hussain 森林大臣が出席し、
外国人60人を含む120人の観光客が訪れ、サファリのための
17頭のゾウと共に、観光シーズンの幕を開けた。

しかし翌日には、その数日前に密猟者に撃たれたと
思われる角を切り取られたサイの死体が、国立公園内で
見つかり、容疑者3名が逮捕された。

昨年は28頭、今年は11月までに34頭のサイが同国立公園で
殺され、アッサム州政府において深刻な問題となっている。

密猟対策の成果を上げられないアッサム州の Rockybul Hussain
森林大臣は、増加する一方のサイの密猟に対して新たな対抗策を
打ち出した。

密猟者の情報を提供した場合には褒賞金を出し、その提供者の
秘密を厳守するというものだ。

大臣はさらに、野生動物サンクチュアリに侵入するテロ組織
Karbi Peoples Liberation Tigers の武装する幹部についての
情報も公開した。

密猟問題の深刻さから、11月には議会常任委員会チームが
国立公園を視察し、今後、専門家と中央関連省がこの問題に
取り組むことを約束している。



他方、寒さに向かうこのシーズン、また新たな問題が起きている。
11月中旬には、2頭のサイがカジランガ国立公園から外に
出てしまった。

密猟者から狙われやすいブラマプトラ川(国立公園の北側と
東側の境界線となっている)周辺にいる可能性が高く、
24時間体制で周辺の広い地域を追跡しているが、
川岸は濃霧もあり見つけることはとても難しい。

逆に、密猟者にとっては、ブラマプトラ川の中洲が
サイを待ち伏せるための絶好の場所となっている。

例年、冬になると食物を求めて国立公園の外に出るサイがいる
ことを知っている密猟者が、有利な場所で狙いを定めているのだ。



以下、参照記事2原文一部引用 :
"JORHAT: Two adult rhinos have strayed out of Kaziranga National Park and are now under serious threat from poachers in a remote area located on the banks of the Brahmaputra on Tuesday. Forest staff said the areas where the rhinos are sheltering are vulnerable to attacks by poachers."
by dearhino | 2013-12-18 21:48 | インド | Comments(0)

インドで、人口哺育のインドサイの初出産

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インドで、人工哺育で育てられた
インドサイが初めて出産をしたという喜ばしいニュース。





THE TIMES OF INDIA の記事(E)によると、

人工哺育のサイは、野生のサイよりも育児放棄をすることが多いなか
母サイのGandaは、生後3日目に数分ごとに授乳をして、
よく仔サイの世話していることが確認された。


All those efforts have now borne fruition. On Friday, Ganga's three-day-old female calf was first sighted by wildlife experts around noon. "We have been observing them for the past few hours and the calf is suckling every few minutes. Ganga too has adopted the calf. These are good signs, as the chances of rejection by hand-reared rhino mothers are more, than by those in the wild," says Choudhury.



出産までの経緯 :

2004年7月にインドの Kaziranga 国立公園で起きた洪水の際、
負傷した生後4ヶ月のインドサイが救助され、リハビリセンターに
(Animal Welfare-Wildlife Trust of India)に送られた。

結局、母サイは見つけることはできず、当然のことながら
仔サイは、母親がいないことにショックを受けている
状態だった。

Ganga 名付けたこの仔サイためにボトルでの人工哺育を
始めることになり、3年間続けられた。

徐々にManas national park の野生の環境に慣らしていき、
最終的には定期的な健康チェック以外には人間との関わりを
絶つことにした。そして、保護から9年を経て、Ganga は4月2日
出産するに至った。


Ganda が移された Manas では、WTI によって、2006年から野生に戻すプログラムが開始され、5頭の人口哺育で育ったサイが発信機を装着して Manas に導入された。今後は Ganda 以外の2頭のメスの今後の出産も期待されている。

しかし、同時に、せっかく生まれた仔サイが、密猟者により母親を殺され
また孤児のサイになってしまうことが心配されている。

Ganda の生まれ故郷である Kaziranga national park では,
昨年 20頭、今年の3月までに早くも13頭のサイが密猟によって殺された、という許しがたい現状が、インドにもあるのだ。 
by dearhino | 2013-04-06 11:19 | インド | Comments(0)

インド北東部の洪水でサイが犠牲

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9月24日、インド当局は、北東部で発生した洪水と地滑りの影響により、過去1週間で少なくとも33人が死亡、100万人以上が避難したと発表した。写真はアッサム州で22日撮影(2012年 ロイター/Utpal Baruah)


アッサム州の Kaziranga 自然保護区は総面積4800平方キロのうち80%が浸水。ここに暮らすインドサイは2290頭で、その数はインドサイの世界の生息数3300頭の約3分の2に当たる。

9月26日付の記事によると、この保護区で洪水の犠牲になった動物559頭のうち14頭がインドサイだという。
彼らの多くが逃げる途中で、車にひかれている。そこで、政府は時速40キロというスピード制限を設けた。

しかしながら。洪水だけではなく、もうひとつの危険がサイにふりかかっている。高い場所に逃げて来たサイを、密猟者が洪水の混乱に乗じて撃ち、角を切り取るのだ。

9月9日現在では、4頭が密猟者の犠牲となり、3頭が死亡、1頭は生存していたので獣医が銃弾を取り除き治療にあたっている。

地元の動物愛護団体と獣医らは、政府の密猟への取り締まりの甘さに怒りを表明。また、密猟者と保護区の取締官とのあいだの癒着も心配されている。

参考記事
その1(F)
その2(E)
その3(E)


そのような状況下で、ぬかるみにはまったサイを住民たちが10時間もかけて救助し、無事に森に返したとい明るいニュースもひとつあった。

NHKニュース記事(ニュース動画あり)
by dearhino | 2012-10-02 10:26 | インド | Comments(0)