人気ブログランキング |
ブログトップ

親愛なる犀たちへ

dearhino.exblog.jp

サイの密猟者が、まじない師を訪ねる理由

南アフリカやモザンビークには
密猟に出かける前に
呪い師(まじない師)を訪ねる
密猟者がいるそうだ。



参照記事 :
1.South African rhino poachers use black magic to supply Vietnam Market.



a0280851_22223221.jpg 呪い師は、密猟者と銃器を祝福し、
 パワーを与える。





密猟者は、腕と胴体、そして銃身に魔力のある紐を巻いてもらう。
そうすると、自分が殺されずに済む、という。

さらに、呪い師は、「密猟を取り締まる兵士には、
密猟者の姿が見えなくなる。」という魔法までかける。

勿論、こうした呪いをしてもらうにはお金がかかる。

「呪いの品」は、”Muti" とよばれ、アフリカに
広く浸透している。

呪い師が、”密猟成就” のための Muti を密猟者に
与えることも多く、密猟現場には、Muti と思われる、
何か動植物の一部が入れられた包みのようなものが
残されていることもある。

どこの村にも呪い師がいて、南アフリカのヨハネスバーグや
ダーバンには、Muti を大々的に売る市場もある。

Muti には野生動物を使ったものが多く、
例えば、センザンコウの鱗(ウロコ)を持っていると、
弾に当たっても大丈夫と信じて、ポケットに忍ばせている
密猟者もいる。これも野生動物保護の観点から問題だ。

捕まった密猟者が、呪いで自分は木になった、
と思い込んでいた、という例もある。

また、密猟で殺されたサイが目を切り裂かれていることが
あるが、その理由は、そうすればサイが自分たちの顔を
知って次の獲物のサイにメッセージを送ることが出来ない、
と密猟者が信じているから、だという。


参照記事より原文一部引用 :
"A large percentage of black poachers from South Africa and Mozambique will visit a witchdoctor before going to poach, a South African antipoaching expert said."


Muti は、密猟だけではなく、人に対する暴力や
残虐な犯罪にも関わる問題となっている。


# by dearhino | 2015-06-02 22:52 | 南アフリカ | Comments(0)

密猟者に顔面を切り取られたシロサイのサバイバル

角を狙った密猟者により、
顔面を大きく切り取られた
南アフリカのシロサイが
懸命な治療により生き延びている。

a0280851_18243609.jpg
(C):Saving The Survivors


このシロサイは、南アフリカの Eastern Cape の
野生動物リザーブ Lombardini において、
おそらく襲撃から数日後の時点で
瀕死の状態で発見された4才のメス。

麻酔銃で撃たれた上、角を取るために
えぐられたと思われる顔面50センチに
わたる傷は、関係者がここ3年間くらいに
目にした傷のなかでも最大だという。


緊急手術を受けてから、今日で8日目であるが、
食欲も出て、鼻の部分の骨が砕かれ、
その一部を失うというひどい損傷を鼻に受けたにも
拘わらず、幸い呼吸も安定している。


傷というか、破壊された顔面の写真 が、
Saving The Survivors のfacebook に
アップされている。
(非常に衝撃的な画像なので要注意。)


傷口にわいたウジ虫をどけ、壊死した組織を
取り除き、ファイバーグラス包帯を
スチールネジにより固定するという
手術が行われた。


a0280851_18250558.jpg
(C):Saving The Survivors



獣医によれば、治療は少なくとも1年を要する。

このサイは、この重傷を負った後に
”Hope" と名付けられた。


ひどい傷が癒えて、今後、若いホープが
子どもを生んで、サイが地球に生き残ることに
貢献してくれることが、密猟との戦いにおける
「HOPE」だと、治療チームは考えている。

そして、彼らは言う。
”Every day she lives is a victory."



1日も早く、ホープが傷の痛みなく過ごせるようになって欲しい。

彼女から奪われた血だらけの角は、
今どこで、どうされているのだろうか?




参照記事 :
1.surviving horrific attack by poachers who left her with a 20-inch wound after hacking her horns off
2.A 4-year-old rhino is fighting for her life after poachers hacked the horn off her face and left her for dead.


参照記事1.より原文一部引用 :

A South African rhino has been named Hope after she survived a horrific attack by poachers who hacked her horns off.

The four-year-old female has been left with a 20-inch wound after the attack in Lombardini, a wildlife reserve in Eastern Cape.

Game-keepers found the injured rhino barely alive several days after the attack with the biggest wound the team has treated in the last three years.





# by dearhino | 2015-05-27 18:53 | 南アフリカ | Comments(4)

ナミビアのクロサイ、殺す権利を落札した米国人が射殺。

クロサイは、現在、アフリカに約5千頭生息しているが、
ダイヤモンドやゴールドよりも高値で中国やベトナムで密売される
角のために密猟が急増し、絶滅危機が迫っている。

5月18日、そのクロサイが1頭、
ナミビアで、撃ち殺された。
          
a0280851_00172338.jpg
Photo(C): CNN 殺された直後のクロサイ ↑

殺したのは、コリー・ノールトン氏。
密猟者ではない。

昨年1月に、米テキサスで行なわれたオークションで、
「クロサイを殺す権利」を35万ドル(1ドルを
現在のレート、約120円で換算すると約4200万円)で
落札したアメリカ人ハンターだ。


これは、ナミビアの環境省が許可した 
”合法的”な狩り” で、落札金額がそのまま、
ナミビアのサイの保護活動に充てられる。


しかし、このオークションに対して、
動物保護団体を始め、多くの人が批判しており、
落札者であるノールトン氏のもとには脅迫状も
たくさん送られている。

氏は、ハンティング・コンサルタント(36才)、
ハンティング・ツーリズム業界の
スター的存在で、これまでにハンティングした動物は
120頭以上だという。


a0280851_18174340.png



<参考>
昨年の落札当時のブログ内関連投稿 

http://dearhino.exblog.jp/19336045/
「ナミビアのサイ撃ち許可証、35万ドルで落札」
(2014.01.13)

http://dearhino.exblog.jp/19339870/
「クロサイ狩猟許可証オークションの落札者について」
(2014.01.14)




ナミビアの環境省のモニタリングによって、
ハンティングにより間引いてもよいという
基準に達しているクロサイが、現在18頭いる。

その基準とは、老齢で繁殖能力がなく、
若いオスの繁殖を妨げる可能性もある、こと。

今回、ノールトン氏が殺すことを許可されているのは
このリストの上位4頭のうちのいずれかの個体。


この狩りは、アメリカのTV局CNNが同行取材しているので
その様子が詳しくレポートされている。
  ↓
Texas hunter bags his rhino on controversial hunt in Namibia




ナミビア政府に雇われたクロサイ狩りに精通した
プロの熟練ハンターらがノールトン氏に同行して
サポートしているとは言え、広く密度の高いブッシュの
なかで、該当するクロサイを見つけることは
容易ではないことをレポートは伝えている。


以下が狩りの経過。

5月15日 :
条件に該当するサイのものと思われる新しい足跡を発見。
その足跡から、体重が約1.3トン、ハンターの気配には
気付いていない、ということを推測。

日中の暑さが厳しくなってきた時期なので、
サイは早くから日陰で昼寝をしている、と予想する。

そこから、そのサイの探索開始。
ハンターたちは、声を発することなく、
方向を手で合図しながらて進む。
追跡には音を立てないことが鉄則だ。

この日は、5時間かけて約10キロを進んで
探したが、見つからなかった。

数百メートルの距離でも、嗅覚と聴覚が
鋭いサイは気配を感じるので、存在を気づかれ、
遠くに逃げられたのかもしれない。


16日と17日 :
探し続けたが、サイは見つからなかった。


18日当日 :
ガイドが水場にいるサイが写っている画像を発見。
そのサイは、耳の切れ目の特徴から、ナミビア政府から
殺すことを許可されている個体であることがわかった。

一行はその個体のまだ新しいと思われる足跡を発見。
サイはがゆっくり歩いて、草を食べ、少し前まで
木陰で昼寝をしていたであろう場所が判明した。

その日、ついに彼らは、30メートルくらいの
距離にいるサイを発見。


ノールトン氏は4発の弾を放ち、少なくも3発が当たって
クロサイは苦痛の声を上げて走り出した。
30分後、サイは地面に倒れた。

付き添いの追跡ガイドが、木に登って
90メートルほどの距離に、そのサイが倒れている
ことを確認。

ノールトン氏が、さらに撃って止めを刺した。


3日がかり追跡で目的を果たした後、彼は
CNNのカメラの前でこう語っている。

「支払った額がまるまるサイの保護に充てられるの
だから、この狩りはサイのためになったよ。」

そして、
”Any time you take an animal's life it's a
emotional thing" とも。

「動物の命を奪うのはいつも emotional 」。

彼のこの「エモーショナル」という言葉を何と
日本語で解釈すればよいのだろうか?

感動的? 心を揺さぶること?

殺人犯が、ときにその理由として
「ヒトを殺してみたかった。」
と語り、求めるものと違いはあるか?


彼の率直な思いを想像して、勝手に言葉にしてみると、
こんな感じだろうか。

「自分よりはるかに大きい動物のサイを仕留めて
これだけワクワクできたら、35万ドルも
高くなかったな。おまけにそれが、サイに
役立つんだから、ウィンウィンさ。
俺のことを非難する奴もいるけど、理解してくれる人も
たくさんいる。ブラボー、狩猟! 」



実際、こうして大金を払って、大型の野生動物を
殺す ”快感” を味わっている人は彼だけではない。

ナミビア政府は、2012年からゾウ、ライオンなどの
大型動物を狩猟する権利を販売しており、
クロサイについては年に5頭と決めている。

従って、これまでにもこうして大型動物を
殺しているハンターがいるわけである。


今回、ノールトン氏にとって幸か不幸か、
オークション段階から世界中に広く伝えられる
ことになったのは、初めてナミビ以外の国で
オークションが行われたので注目された
ためである。



落札から1年以上経過しても実行されないので
もしかすると、サイを殺すことを思い直したの
かもしれない、と期待したのは私だけではないだろう。

ナミビアに行っても、目標のサイを見つけた時点で、
殺すことはやめたら、サイの命に関する重要な問題提起と
高額の寄付をした人物として、彼は今頃ヒーローに
なっただろうに。



「皆はひとりのために、ひとりは皆のために。」
というのは、「三銃士」のなかに出てくる有名な
言葉であるが、

地球の1員として懸命に生きてきた1頭のサイを、
彼を殺すことを楽しむためにハンターが支払う
大金と引き換えに、彼以外の”皆のサイ”を救うのため、
積極的に見殺しにすることが、野生動物の保護の方法として
正当なのだろうか?



大金と引き換えに大型動物殺戮の快感を求める、
ノールトン氏を含めた金満家のハンターたちよりも、
角で大金を得るためにサイを殺す密猟者の方がマシとは
思わないが、身勝手な理由で、動物の命を不当に奪うという
意味では密猟者と同じではないか。

米国の有力なサイの保護団体、
International Rhino Foudation は、
「我々はハンティングは許容しないが、今回の件は、
ナミビアとアメリカ両国で合法的であり、CITES
(ワシントン条約)にも抵触しない、ことを認める。
そして、ナミビア政府のサイ保護への努力には
敬意を払う。」という ”苦しい” 見解を表明している。

ノールトン氏が、殺したサイを米国に持ち帰ることも
許可されているが、これに反対する数千通の訴えが
連邦警察に届いている。




参照記事 :
1.Un chasseur tue l'un des rares rhinocéros noirs pour 350.000 dollars
2.4200万円でクロサイ猟の権利獲得、米男性がナミビアで猟実行
3.Texan paid $350,000 to kill endangered black rhino


参照記事3より、原文一部引用
"A Texan who bid $350,000 to hunt a black rhinoceros in Africa in what was billed as a conservation fundraiser has killed one of the endangered animals. "

# by dearhino | 2015-05-25 16:45 | ナミビア | Comments(0)

ベトナムで大量のサイ角と象牙を押収


押収されたサイの角

a0280851_19221368.jpg

Photo(C): Tuoi Tre



# by dearhino | 2015-05-17 00:29 | ベトナム | Comments(0)

謎:南アフリカはサイの密猟数の毎月の発表を中止!

ようやく発表された
南アフリカ環境省統計の、
今年4月末までのサイの密猟数
393

昨年の同時期には、331頭だったので
18%以上の増加。


393頭 ÷ 120日 = 3,275頭
24時間 ÷3.275頭 = 7.328時間



1日平均の密猟状況は以下の通り !

1日 3.3 頭

7.3 時間に1頭

サイが殺されている。



昨年までは、南アフリカのサイに密猟数統計は、
毎月、南アフリカ環境省によって公表されて
いたが、今年はようやく先日、初めて発表された。

その理由について、モレワ環境大臣は
「作業量の負担の問題であって、他意はない。」と
語っているが、本当にそれだけなのだろうか?


保護に関わるNGO団体からは、
密猟数の発表頻度が大幅に下がったことに対し、
情報の公開性の点において

「南アは独裁国家で、もはや民主国家ではないのか?」

「我々は野生生物に対して責任がある。
現在、何が起きているかを速やかに
知る必要がある。」

などと、厳しい批判が起きている。



a0280851_10592852.jpg
上記のグラフに示されるように、2008年から
急激に密猟が増加している。昨年は、1215頭であったが、
もし、今年の4ヶ月間の密猟の増加ペースが続くと
年末までには、1500頭近いサイが殺されると予想される。


参照記事 :
1.Rhino Poaching at new record levels.
2.Molewa:Rhino poaching on the rise.
3.Govt remains silent on disatrous rhino poaching stats.


参照記事2より原文一部引用 :

“By the end of April 2015 the number of rhino we lost to poachers was 393 for the whole country,” Environment Minister Edna Molewa told a press conference in Pretoria, adding that 290 of them were poached in the Kruger National Park.

The figure is a more than 18 percent increase over the first four months of 2014, when 331 rhinos were poached including 212 in Kruger, she said.


# by dearhino | 2015-05-12 15:19 | 南アフリカ | Comments(0)

カジランガ国立公園のインドサイが少し増えた!

インドサイの約4分の3が生息する
インドのカジランガ国立公園で
インドサイの生息数が増加!

最新の森林省の発表によると、世界遺産であるインド・アッサム州の
カジランガ国立公園でのインドサイの生息数は2401頭。

成獣 adult      1651
成獣前 sub adult   294
こども juvenile    251
赤ちゃん calf     205

この2年間で、71頭の増加が見られた。

この調査には、多数の野生動物関連NGOが参加し、
公園全体を81の区域に分け、訓練されたゾウを伴って
生息数が数えられた。

a0280851_18554471.jpg
写真は参照記事1.より



但し、密猟は増加傾向にあるので、喜んではいられない。

驚くべきことに、2009年以来、密猟による逮捕者は
243名にも上るが、いずれも裁判所で係争中で、
州はまだ1件の有罪判決も出していない。



参照記事 :

1.Cheer! Despite poaching rhino population in Kazirannga up.
2.Assam:Rhino numbers rise, but rampant poaching continues.


参照記事2より、原文一部引用。
"According to the latest census data released on Saturday, by the state forest department, the number of rhino stands at 2,401. This is indicative of the fact that there has been a rise in rhino population by 71 rhinos in the last two years in the park."


ブログ内関連投稿 :
「アッサム地方のインドサイの密猟」
http://dearhino.exblog.jp/20651880/
(2015.01.05)



# by dearhino | 2015-04-06 00:16 | インド | Comments(0)

ネパールの街中にインドサイ侵入で大パニック

3月31日、ネパール南部のHatauda という町に、

近くのチトワン国立公園からインドサイが侵入、

道路を走り、市場を駆け抜け、病院にも入り込み、

大パニックとなった。


道路を走るインドサイ。↓

a0280851_19072206.png
Photo :参照記事2.より


不幸にも61才の女性が角で突かれて死亡、

7名の市民が負傷した。

クラクションや、太鼓などの大きな音を出して、

サイを追い払おうとした人々もいたが、

功を奏すことはなかった。

結局、麻酔銃を用意し、ゾウを連れた森林管理官らに
追われ、サイは無傷で森に戻った。


このニュースは、「報道ステーション」でも
取り上げられた。

このサイの住処のチトワン国立公園には、
ネパールの約500頭のインドサイの殆どが生息している。
多摩動物公園のインドサイ、ナラヤニとビクラムも
チトワン国立公園から来ている。

これまでも、インドのカジランガ国立公園などで
サイが近くの村に出没し、死傷者が出たという
ニュースはあったが、今回のような街中で、
しかも、目撃者が撮ったビデオが公開されたというのは
初めてだ。



参照記事 :
1.Insolite. Népal : un rhinocéros terrorise la ville de Hetauda
(目撃者による動画あり。
 サイが街中の道路を走る映像は貴重!)

2.Wild Rhino Chased Into Forest After Deadly Rampage in Nepal


参照記事2.より原文一部引用
”Forest officers and tamed elephants have chased a wild rhino back to the forest after it killed a woman and injured seven people in a rampage through a city in southern Nepal.”


# by dearhino | 2015-04-01 23:36 | ネパール | Comments(0)

WWFスマトラサイ保護プロジェクト報告会

昨秋からキャンペーンが開始されたWWFジャパンの
「幻のサイを守ろう!スマトラサイ保護プロジェクト」の
報告会が3月14日に実施され、WWFジャパンおよび
WWFインドネシアの担当者の方から現地の状況などを
聞くことができた。調査の大変さを知ると同時に、
スマトラサイを守ろうという熱意が伝わるレクチャーだった。


1990年代にスマトラサイは絶滅、と思われた
インドネシア領のボルネオ島で、
WWFインドネシアのスタッフが偶然
スマトラサイらしき足跡を発見。

その後、設置された自動撮影カメラに
スマトラサイが撮影され、
その生存が確認された。



そして、この「スマトラサイ保護プロジェクト」で
調査と保護への活動をサポートすることになる。

a0280851_10593772.jpg

スマトラサイ保護のWWF緊急プロジェクト↓
http://www.wwf.or.jp/campaign/2014_au/



<当日のメモより>

○見つかった足跡の大きさからは、大きいサイ2頭と
 子サイ1頭がいる、と考えられる。

○映像には、身体のひっかき傷で判断すると、同じ1頭の
個体しか写っていない。

○東京都の面積くらいの広さに、多くて3~4頭が
生息していると考えられるが、カメラトラップの数は
数十台と限られているので、サイが通りそうな場所を
厳選して設置しなければならない。

○雨季の調査では、サイの足跡が消えてしまう。

○生息範囲のなかに、石炭採掘許可が下りた場所もあり
 生息地が奪われる心配もある。

○森林の消失の原因は、木材の利用、農地への転用、
石炭の採掘、紙の原料のアカシヤの植林、パーム油の
原料のオイルパームの植林などであり、日本人の暮らしと
サイの森の消失も無関係ではない。

○将来的には、充分な食料と安全が確保できる場所に
サイを移送することが検討されている。

○スマトラ島のサイと、ボルネオ島のサイは
異なる亜種。

○生息地の地元住民には、サイの生息地を奪わずに
生計が立てられるような魚の養殖、ラタンやカカオ栽培を
提案している。



WWFジャパンのこのプロジェクトへの寄付金は、
昨年の10月からの現在までの半年足らずで
約1800人から既に1072万円集まっている。
パンダショップで販売した支援金つきの
サイのキーチェーンも完売。

日本でスマトラサイへの関心は決して高いとは
思えないが、さすがWWF!



ブログ内関連投稿 :
http://dearhino.exblog.jp/20351279/

# by dearhino | 2015-03-17 11:19 | インドネシア | Comments(0)

南アフリカで非武装でサイを守る女性チーム

世界初! 女性だけのチームが
南アフリカのクルーガー国立公園内で
サイを密猟から守る任務を!
a0280851_15253925.png
Photo(C):Blackmambasapu


チーム名は、Black Mambas.
地元の26名の女性が参加。

クルーガー国立公園内の私営リザーブ(保護区)
Balure Nature Reserveの管理者の
クレイグ・スペンサー氏が、国立公園周辺の
コミュニティーとの新たな関係作りとして、
高校を卒業したばかりの仕事のない地元の女性達を
雇用し、パトロール任務のためのトレーニングをした。


女性チームは、武器を持たないが、
着実に成果を上げている。

このBalure Nature Reserve では、
10ヶ月前から1頭のサイも密猟されていない。

近くの他のリザーブでは同じ期間に
23頭ものサイが殺されているのに。

4万ヘクタールもあるBalure Nature Reserveを
守っているのは、この女性チームだけではなく、
武装した約30名のガードマンと情報チーム。

女性チームの主な仕事は、守衛の最前線であるリザーブの
境界線パトロール、密猟者のキャンプ探し、
密猟者が仕掛けた罠の除去などである。

彼女らは、この仕事に対して高い誇りを持ち
熱心に取り組んでいる。そして、それは同時に、
密猟の要因となる貧困や不平等に立ち向かう
姿勢にもなっている。

当初は、野外のテントで長期間、寝泊りすることを
少し怖がっていた女性もいたが、今では皆、
自然を謳歌している、という。



Photo(C):Blackmambasapu
a0280851_15351877.png

“I am a lady,
I am going to have a baby.
I want my baby to see a rhino,
that’s why I am protecting it”

「私たち女性は、これから子供を生む。
子供たちにはサイを見せたい、だから私たちはサイを守る。」

彼女らのこの言葉は、密猟者に殺され続けるサイたちの
未来への「一筋の希望の光」のように感じられる。

昨年、南アフリカでは1200頭以上のサイが密猟され、
平均7時間に1頭、殺された。


参照記事 :
1.Women carry fight against rhino poaching
2.This Kickass All-Female Unit Is Protecting Rhinos And Taking A Stand Against Poachers


参照記事1より原文一部引用 :
”A group of unarmed women might not be able to save South Africa’s rhinos from extinction, but they’re definitely making a difference in the fight to save the iconic animals.

The 26 women comprise the Black Mambas, the world’s first all-female anti-poaching unit, which patrols Balule Nature Reserve within vast Krugar NationalPark.!"


# by dearhino | 2015-03-16 16:39 | アフリカ | Comments(0)

クロサイの赤ちゃんの小さな角まで奪う密猟者

2頭の幼な子を連れた
ジンバブエのクロサイの
母の悲劇。

クロサイが生息する主な国は、ナミビア、南アフリカ、
ケニヤ(タンザニアの北に隣接)、ジンバブエ、
タンザニア。

モザンビークは、シロサイ、クロサイ共に
密猟により絶滅させている。


a0280851_15133116.gif

ジンバブエには、約400頭のクロサイが生息する。

ジンバブエのサイの多くは、南部の Kyle Recreational Park
および、Bulawayo 近くの Matobo 国立公園の厳重な保護地帯で
24時間体制で守られている。

しかし、昨年、野生動物保護公園の Save Valley
Conservancy で、5頭のクロサイが密猟され、
うち2頭は、
約3才と約9ヶ月の幼い兄弟だった

兄弟の母はダイアナと呼ばれていたメスのサイ。

密猟された時の状況は、
「自分の子が撃たれて、母のダイアナがもう1頭の子と共に
走り寄り、そこを密猟者がさらに撃った。」と
想像される。

密猟者は、生後9か月の赤ん坊のサイの
40グラムくらいしかないような
小さな角まで奪い去っている。

子サイの兄弟は死亡し、当初は母サイは快復したかに見えたが、
銃弾が原因の足の骨髄の感染症で7か月後に死亡した。

ジンバブエ全体で見れば、2010年のサイの密猟数は52、
2013年は16で、密猟は減少している。

しかし、生え始めたばかりの僅か40グラムの角の
ために幼いサイまで殺されるのは、100グラムあたり、
日本円で約60万円とされる、ゴールドより高い、
サイ角のブラックマーケットの末端価格のせいだ。


参照記事 :
1.Poachers targeting rhino calves in Zimbabwe.
2.Poachets targting rhino calves.


参照記事2.より原文一部引用。

”TWO rhino calves were among the five black rhino killed by poachers in the south of the wildlife conservation region Save Valley Conservancy last year, Bryce Clemence of Anti-Poaching and Tracking Specialists (ATS) told Sapa.The two calves were siblings. One was around nine months old, the other about three years old, Clemence said.”






# by dearhino | 2015-03-05 00:23 | アフリカ | Comments(0)

来日中のウィリアム王子はサイの保護活動にも熱心!

来日中の英国ウィリアム王子は、
サイの密猟問題にも関心が高く、
絶滅阻止のための啓蒙活動にも
貢献している。

a0280851_10203416.jpg
Photo(C):Getty Images

王子から野菜をもらっているのは、イギリス、ケントの
Port Lympne Wild Animal Park から他の2頭と共に
繁殖のためタンザニアの国立公園に移送されるZawadi という
5才のクロサイ。王子はこのプロジェクトをサポートしている。
(2012年6月)

因みに、大阪の天王寺のクロサイ、トミーの孫アサニも、
同じケントの、Port Lympne Wild Animal Park にいる。
ここは、欧州で最も多くクロサイを飼育し、タンザニアの
安全な保護地にクロサイを送るプロジェクトを実行している。


ウィリアム王子に話を戻すと、王子はサッカーのベッカム選手、
バスケットボールのスター選手ヤオ・ミンらと共に
サイ角製品の不買を訴えるキャンペーンビデオにも出演。

CGのサイに囲まれて3人が
サッカースタジアムを歩いているという
視覚的にもとても面白い映像だ。

下記の投稿記事を参照しつつ、是非
このキャンペーンビデオを見て頂きたい。

「英王子とベッカム選手らが、アジアに向けて訴える!」
http://dearhino.exblog.jp/19476184/
(キャンペーンビデオ動画あり)
(2014.02.18)


ウィリアム王子がケイト妃にプロポーズしたのは、
サイの保護区としても有名なケニアの
レワ野生動物保護公園だったそう
なので、
それは、王子の人生に「サイ」が大きな意味をもつ
ことの表れかもしれない!


参照記事 :
1.Duke of Cambridge: rhino poachers make me angry.
2.Prince William speaks out against rhino horn illegal trade.
3.Prince William :Rhino poachers are "ignorant".

参照記事3.よりウィリアム王子の言葉を引用 
”The prince called illegal poachers “extremely ignorant, selfish and wrong," adding, "It makes me very angry. It’s a waste.””




# by dearhino | 2015-02-28 12:25 | イギリス | Comments(0)

キタシロサイ最後の5頭の覚え方! SNNNF

アフリカのサイについての記事が日本の新聞に
載ることは極めて少ないが、2月14日の朝日新聞に、
「キタシロサイ 世界で5頭に」という記事があった。

a0280851_15341373.jpg

a0280851_16023805.jpg

体外受精が成功しない限り、遅くとも2050年までに
キタシロサイの最後の1頭が地球から消えてしまうだろう。

現存する一番若いキタシロサイが、
2000年生まれのメスの Fatu で、飼育下での平均寿命が
40才過ぎくらい、そして、過去最高齢のシロサイでも
推定50才なのだから。

絶滅まで「風前の灯」である最後の5頭のことを
しっかり胸に刻みつけることが、彼らをここまで追い詰め、
絶滅に立ち会う我々人間の努めであろう。


残る5頭を年齢順に並べて頭文字をつなげると、

SNNNF

S
は、スーダン生まれで Sudan という名の最後のオス、41才。

F は、最も若いFatu というメス。年齢的には最後の1頭になる
確率が高い。フランス映画の最後に出てくる、「終」の意味のFIN
それを連想して覚えておこう。

NNN は、Nola, Nabire, Najin というメス。
キタシロサイの北、Northern のN で始まる名前の3頭だ。


最後の5頭のキタシロサイをまとめて、”SNNNF”、
40才を超えた Sudan とNola がいつまで地球に
留まってくれるか?


<残る5頭のキタシロサイ>

●ケニア Ol Pejeta 保護区 :

Sudan ♂ 41才で繁殖年齢を超えている。
      (3才のとき、スーダンからチェコへ)
Najin ♀  1989年生まれ
Fatu ♀   2000年生まれ


●米サンディエゴの Wild Animal Park  :
Nola  ♀ 40才
(同動物園のAngalifu ♂ 44才は、2014年12月14日死亡)


●チェコのDvur Kralove 動物園 :
Nabire ♀ 33才


ブログ内関連記事 :

「唯一の繁殖可能だったキタシロサイのオスが死亡 」
http://dearhino.exblog.jp/20318002/
(2014.10.24)

「米サファリパークのキタシロサイ死亡、残るは5頭。」
http://sainomimy.exblog.jp/22819741/
(2014.12.20)

# by dearhino | 2015-02-20 22:11 | 世界 | Comments(0)

新年早々、3頭も続けて密猟されたインドの国立公園

カジランガ国立公園で
元旦から11日までに
3頭もインドサイが密猟された。


紅茶の産地として有名はインドのアッサム地方の
カジランガ国立公園では、4日に今年初めて
インドサイが密猟されたが、その後11日までに
さらに2頭のサイが殺され角を持ち去られている。

カジランガ国立公園には、全体の約70%にあたる二千頭余の
インドサイが生息している。

2014年にカジランガ国立公園で密猟されたインドサイは
約30頭だが、新年早々、11日間に3頭も密猟されたと
なると、今後の密猟増加の加速が心配される。

これまでインドサイに対する密猟の脅威は、
アフリカのサイに比べれば低かったが、
少しづつ増加している。


インドサイの生息地のインドやネパールは
アフリカよりもはるかに、中国やベトナムなど
サイ角の消費国に近いため、角の密輸に関わる
犯罪者には有利かもしれない。

しかし、アフリカのサイより密猟者にとって不利な点は、
インドサイには角が1本しかないこと。

1頭殺して2本の角を奪えるクロサイやシロサイよりは
密猟の甲斐がない、と思ってくれるとよいのだが、
角1本でも十分に高値で闇取引できるのだから、
そんな期待はできないか?


a0280851_12520245.jpg
名古屋の東山動物園には「ニルギリ」という名前の
インドサイ(♀24才、スイスのバーゼル動物園生まれ)が
いるが、紅茶の産地のニルギリが名前の由来なのだろう。



参照記事 :
1.Another rhino killed in Assam.
2.Third rhino killed in Kaziranga in 11days.

参照記事2.より原文一部引用 :
The New Year started on a bad note as poachers continued to kill rhinos despite the government's "zero tolerance" stance on poaching in the state.



ブログ内関連記事
「アッサム地方のインドサイの密猟」
http://dearhino.exblog.jp/20651880/
(2014.01.05)



# by dearhino | 2015-01-12 23:37 | インド | Comments(0)

南アフリカのサイの密猟増加は止まらない!

南アフリカの2014年の
年間サイ密猟数は
過去最多の
1215


そのうち780頭は、北部のモザンビークと国境を接する
クルーガー国立公園で殺されている。

クルーガー国立公園は日本の四国ほどの広さで
シロサイを主とする約9000頭のサイが生息している。

2013年の密猟数1004頭。



1990年から2013年までの
南アフリカのサイの密猟数の推移 ↓


a0280851_11261288.jpg

グラフが示すように、
僅か8年目の2007年にはたった13頭だった密猟が、
その後は異常な勢いで増加している。


その背景には、
中国やベトナムのめざましい経済発展がある、
と言われている。


サイの角に解毒作用があるという古い迷信が
まだ生きる中国やベトナムにおいて、
その頃から、違法で高価なサイ角の漢方薬を
買うことができる新興富裕層が増加し始めたのである。


サイ角の取引はワシントン条約で禁止されているので
ブラックマーケットの闇価格ということになるが、
実際、サイ角は金よりはるかに高い。

だから、漢方薬だけでなく、
富裕層のステータス・シンボルとして、
大きな角そのもの、酒器、細工品などのような
サイ角製品の需要も高まり、密猟が増加することに
なった。



話をアフリカに戻すと、

南アフリカにおいて、サイの密猟あるいは
サイ角の密輸で逮捕された外国人のなかで
最も多いのが北東側の隣国のモザンビーク人。

モザンビークを基点にした犯罪組織が
サイ角と象牙の不法取引を大々的に
牛耳っている。


南アフリカの北西側の隣国のナミビアで
昨年、密猟されたサイは24頭。
主に北西部の犠牲となっている。
ナミビアには約1800頭のクロサイが
生息している。


a0280851_10482523.jpg

参照記事 :
hing Increased with 1155 in 2014 Infographic


参照記事より原文一部引用

”The latest statistics show the total rhino poached from 2014 has reached 1155. That is already 151 more than the total for 2013.”

ブログ内過去関連記事 :
「早くも2013年の年間密猟数を上回る南アフリカのサイ」
http://dearhino.exblog.jp/20405718/
(2014.11.20)

ベトナム関連記事 :
http://dearhino.exblog.jp/i8/


# by dearhino | 2015-01-06 16:03 | 南アフリカ | Comments(0)

アッサム地方のインドサイの密猟

野生のインドサイ約3200頭のうちの約70%が暮らす
カジランガ国立公園は、紅茶の産地として有名な
インドのアッサム地方にある。

a0280851_18165167.jpg

1月4日、アッサムで今年最初に密猟の犠牲となった
インドサイの死体が発見された。

夜中の3時半頃、銃声が聞こえて監視員が駆けつけたところ。
すでに角がえぐり取られたサイの死体が残るのみで
密猟者の姿はなかった、という。


2014年にアッサム地方で密猟により殺されたサイは31頭、
その殆どがカジランガ国立公園のインドサイだった。

その前年の2013年はアッサム地方の密猟数が過去最多で、
年間41頭、内訳は以下の通り。

カジランガ国立公園    27
マナス国立公園       5
オラン国立公園       3
パビトラ野生生物保護区  2
その他          4



2014年の大晦日には、オラン国立公園で密猟があった。
オラン国立公園の監視員が密猟者にサイの居場所の
情報を流し、さらに密猟者援護のため同僚の監視員を
殺害している。


2001年から2014年までのアッサム地方での
サイの密猟数は、トータルで193頭。
ここ3年間で109頭ということから、
近年、密猟が急増していることがわかる。



参照記事 :
1.New year in Kaziranga begins with rhino poaching
2.Forest guard held for killing colleague, rhino
3.Poachers kill this year's first rhino in Assam


参照記事1より原文記事一部引用 :

”For the officials and staff of the Kaziranga National Park, the new year began on a sad note as poachers after succeeding in killing a rhino on Sunday, managed to escape unchallenged after sawing off its horn.”


# by dearhino | 2015-01-05 18:50 | インド | Comments(2)

サイの蹄も高値で闇取引

とどまることを知らない
サイの密猟ビジネスの
悪辣さ。


参照記事 :
Trade now runs to tendons, ears and calves’ toenails


南アフリカの野生生物・環境協会(Wessa)の
管理マネージャーのモーガン・グリフィス氏によると
サイの密猟に関して、以下のような新たな傾向がある、
という。


最近、密猟されたサイの死体の足が
切り落とされていることが
ある。


その理由は、ブラックマーケットで、
サイの角に加えてサイの蹄や、骨髄などが
売買されるようになったことである。


特に前足が好まれ、その蹄や骨が、

切り取られて売られる。


また、体液を抜くために膝を切り落としたり、

足の腱を奪うこともある。


角がまだ生えないサイの子どもまで

蹄を奪うためだけに殺される。

a0280851_11142374.jpg

生後4ヶ月のインドサイ、チャンプ♂(金沢動物園)
2014.06.08 撮影



この背景は、と言うと、 

密猟犯罪組織による、
密猟の副産物である新たなサイの部位の需要開拓
   ↓
   ↓
高値で違法取引されるサイ製品の多様化
   ↓
   ↓
密売ビジネスの拡大
   ↓
   ↓
密猟対象としてのサイの価値の更なる高まり


このことは、当然のことながら一層、密猟に
拍車をかけることになる。   



絶滅危機に追い討ちをかける
忌忌しき事態とか言いようがない。
 

どこまでサイを苦しめるのか ! 



参照記事より原文一部引用 :

”IT is not just about the horn. These days the black market spoils for rhinos include bone marrow and bodily fluids.

Even rhino calves are in danger and being killed just for their toenails.

This is caused by poaching syndicates expanding their business by creating a demand for animal byproducts.”





# by dearhino | 2014-12-04 09:57 | 南アフリカ | Comments(0)

早くも2013年の年間密猟数を上回る南アフリカのサイ

超えてしまった!

a0280851_20535514.jpg



2007年には南アフリカのサイの密猟数は13頭。

その後、密猟は年々急増、
2013年の南アフリカのサイの密猟数は
それまでの最高の1004頭であった。

a0280851_19580204.jpg

そして、先日11月18日の時点で、
南アフリカのサイ保護団体OSCAPの調査で、
サイの今年の密猟数総数は1006頭となり、
残念ながら早くも2013年の密猟数を
超えてしまった。

a0280851_19375619.jpg
さらに11月20日、南アフリカ環境省から
サイの密猟総数は、1020頭 と発表された。

a0280851_17181864.jpg

年末までの40日間、さらに何頭のサイが
殺されるのだろうか?

例年、クリスマスやお正月を前にして、
贈答用のサイ角製品の需要が高まり、
密猟がさらに急増することが予想される。



参照記事 :
Record 1,020 rhino killed in South Africa in 2014


参照記事より原文一部引用 :
“To date, a total of 1,020 rhino have been killed for their horn since 1 January 2014,” the department of environmental affairs said in a statement."

# by dearhino | 2014-11-20 21:10 | 南アフリカ | Comments(0)

ボルネオ島のスマトラサイ

WWF Japan
スマトラサイ保護
緊急プロジェクト開始。



ボルネオ島は、北側の約3分の1がマレーシア領、
中部から南側にかけてがインドネシア領であるが、
そのインドネシア領のスマトラサイは、
1990年代に絶滅したと、考えられていた。

しかし、2013年3月に偶然、WWFインドネシアの
スタッフがスマトラサイらしき足跡を発見し、
その後、追跡調査したところ、カメラ・トラップにも
その姿が撮影されており、ボルネオ島の
インドネシア領でもスマトラサイが生存していることが
明らかになった。



ブログ内・関連投稿記事 :
「スマトラサイ 生存確認!!」
(2013.04.06)

スマトラサイが撮影された動画は こちら



スマトラサイが発見されたのは
国立公園からも離れた場所で、
保護の法律で守られているわけではない。

現にさほど遠くないところで、密猟者の姿が
カメラトラップに写されていたそうだ。

せっかく発見されても、密猟者に知られて
殺されてしまうなら本当に元も子もない。


そのため、WWFインドネシアでは
地方政府と連携して生息数、生息範囲などに
基づく法的整備をめざす。


密猟防止には、地域の警察、森林開発企業、
住民との協力も不可欠なので、WWFの
専属スタッフが関係強化にあたっている、
という。



この活動を支援するWWFジャパンの
キャンペーンについては、 ↓
https://www.wwf.or.jp/campaign/2014_au/
a0280851_23252460.jpg

参照記事 :
WWF会報 2014.11-12月号
「生きていた!ボルネオのスマトラサイ」



11月2日、金沢動物園の「エコ森ワンダーパーク」に
出展されたWWFのブース。
a0280851_22592194.jpg



ブースでも販売されていた支援金付きの
サイのキーチェーン。800円の支援金込みで
1829円。なかなか可愛い。
Panda Shop での購入は ココ
a0280851_23012865.jpg


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
スマトラサイ :

5種類のサイの中で一番小さく、身体にうっすら毛がある。
スマトラ島、ボルネオ島、マレー半島の熱帯林に、
あわせて 220~275頭くらい生息。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



# by dearhino | 2014-11-04 23:27 | インドネシア | Comments(0)

南アフリカのサイの過酷な密猟状況

南アフリカのサイの
密猟増加が止まらない。
10月末で933頭。

あと2ヶ月、このまま
殺され続けると、
昨年、過去最高だった
年間密猟数1004を
大幅に超えてしまう。

a0280851_16505512.jpg



今年1月からの南アフリカのサイ密猟数は、
OSCAP (Outraged SA Citizens Against
Rhino Poaching) によると、最新データで933。

a0280851_22254782.jpg


10月24日現在のサイ密猟数は、899 だったので
ここのところ、さらに密猟の増加の勢いが
激しくなっているようだ。

a0280851_22072958.jpg



実際、南アフリカでは上記の画像のように、
10ランド紙幣にシロサイの絵が用いられている。


a0280851_16364629.jpg

サイを含めて、アフリカの ”Big5” と言われる動物、
ゾウ(20R)、ライオン(50R)、バッファロー(100R)、
ヒョウ(200R)が, 紙幣に用いられている。

どうして、サイが1番低額の紙幣なの?
なんてことは言わないでおきましょう。

ちなみに、1ランドは約10円のようだ。

a0280851_16382640.jpg

参照記事 :
1.Rhino poaching statistics.
2.Net closes on the Groenewalds as rhino poaching reaches 899.
3.Les “big five” d’Afrique


参照記事2より原文一部引用 ;
”As the net closes in on the Groenewalds and their safari company Out of Africa Adventurous Safaris the South African government has announced that the latest rhino poaching stats for the country stands at 899. With just 10 weeks left in 2014 the number is set to beat last years record 1004 rhinos killed for their horn.”





# by dearhino | 2014-11-01 17:58 | 南アフリカ | Comments(0)

唯一の繁殖可能だったキタシロサイのオスが死亡

これで、シロサイの
亜種のひとつである
キタシロサイは
地球上に僅か6頭
(♂2、♀4)となり、
繁殖への望みも殆ど断ち切られた。


参照記事 :
1.Extremely Rare White Rhino dies in Kenya - His kind nearly Extinct.
2.Northern White Rhinoceros
3.Mort au Keniya d'un rarissime rhinoceros blanc du Nord:sous-espede est au bord de l'extinction.
4.Ça fait peur : la disparition prochaine du rhinocéros blanc du Nord


現存するシロサイは、
約2万頭のミナミシロサイと
わずか数頭のキタシロサイである。

10月17日、ケニヤの Ol Pejeta 保護区で、
34才のオスのキタシロサイ、Suni が死亡。

シロサイの亜種のひとつである
キタシロサイは地球上に僅か6頭
(♂2、♀4)となり、しかも、
その繁殖への望みは断ち切られた。

なぜなら、Suni が唯一、
繁殖可能年齢のオスで、
残る2頭は既に高齢。


Suni は、1980年6月8日、
チェコの Dvur Kralove
動物園で生まれた。

その後、3頭のキタシロサイが誕生している
Dvur Kralove 動物園は、
飼育下のキタシロサイの
繁殖に成功した唯一の動物園である。

2009年、本来の生息地の環境におく方が
メスのホルモンの働きが有利になり
繁殖がしやすいのでは、ということで、
Dvur Kralove 動物園 から
Suni を含む2頭のオスと2頭のメスが
ケニヤの オルペジェタ Ol Pejeta 保護区に
移された。


a0280851_19194379.jpg
Ol Pejeta 保護区を歩くSuni
Photo(C):Barcroft Media

2012年には、Suni とNajin の交尾が確認されたが
繁殖には至らないまま、Suni の死を迎えることに
なってしまった。


<残る6頭のキタシロサイ>

●Ol Pejeta 保護区 :

Sudan ♂ 41才で繁殖年齢を超えている。
      (3才のとき、スーダンからチェコへ)
Najin ♀  1989年生まれ
Fatu ♀   2000年生まれ



●米サンディエゴの Wild Animal Park  :

Angalifu ♂ 42才
Nola  ♀ 40才

チェコのDvur Kralove 動物園 :

Nabire ♀ 33才


微かな希望は、Dvur Kralove 動物園の
キタシロサイのオスの精子はすべて
ベルリンの野生生物研究所(IZW)に
保管されていること。

そして、もうひとつの最後の手段としての
試みは、2014年に1月にオルペジェタ保護区に
キタシロサイのメスとの繁殖のために
ミナミシロサイのオスを導入したことである。

言うまでもなく、異なる亜種間での繁殖は
望ましいことではないが、
遺伝子が混ざったとしても
キタシロサイの遺伝子を残すためには
やむを得ないという考え方だ。次の代で純血のキタシロサイと繁殖できればいいのだが。

死因は解剖の結果待ちであるが、
密猟の可能性は低いようだ。

キタシロサイは、アフリカの大地溝帯と
中央アフリカの密林に阻まれて、
ミナミシロサイとは分断された
数の少ない孤立したグループとなり、
「進化の犠牲者」とも言われ、
さらに、スーダン、中央アフリカ、コンゴ、
ウガンダの政治的混乱のなかでの、
密猟と生息地消失により急速に減少し、
野生のキタシロサイはいなくなった。


以下、参照記事1より原文一部引用:
The northern white rhinoceros is one step closer to extinction with the death of Suni, one of only two breeding males left of his kind.





# by dearhino | 2014-10-24 19:24 | ケニヤ | Comments(2)