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親愛なる犀たちへ

dearhino.exblog.jp

南アフリカのサイの過酷な密猟状況

南アフリカのサイの
密猟増加が止まらない。
10月末で933頭。

あと2ヶ月、このまま
殺され続けると、
昨年、過去最高だった
年間密猟数1004を
大幅に超えてしまう。

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今年1月からの南アフリカのサイ密猟数は、
OSCAP (Outraged SA Citizens Against
Rhino Poaching) によると、最新データで933。

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10月24日現在のサイ密猟数は、899 だったので
ここのところ、さらに密猟の増加の勢いが
激しくなっているようだ。

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実際、南アフリカでは上記の画像のように、
10ランド紙幣にシロサイの絵が用いられている。


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サイを含めて、アフリカの ”Big5” と言われる動物、
ゾウ(20R)、ライオン(50R)、バッファロー(100R)、
ヒョウ(200R)が, 紙幣に用いられている。

どうして、サイが1番低額の紙幣なの?
なんてことは言わないでおきましょう。

ちなみに、1ランドは約10円のようだ。

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参照記事 :
1.Rhino poaching statistics.
2.Net closes on the Groenewalds as rhino poaching reaches 899.
3.Les “big five” d’Afrique


参照記事2より原文一部引用 ;
”As the net closes in on the Groenewalds and their safari company Out of Africa Adventurous Safaris the South African government has announced that the latest rhino poaching stats for the country stands at 899. With just 10 weeks left in 2014 the number is set to beat last years record 1004 rhinos killed for their horn.”





# by dearhino | 2014-11-01 17:58 | 南アフリカ | Comments(0)

唯一の繁殖可能だったキタシロサイのオスが死亡

これで、シロサイの
亜種のひとつである
キタシロサイは
地球上に僅か6頭
(♂2、♀4)となり、
繁殖への望みも殆ど断ち切られた。


参照記事 :
1.Extremely Rare White Rhino dies in Kenya - His kind nearly Extinct.
2.Northern White Rhinoceros
3.Mort au Keniya d'un rarissime rhinoceros blanc du Nord:sous-espede est au bord de l'extinction.
4.Ça fait peur : la disparition prochaine du rhinocéros blanc du Nord


現存するシロサイは、
約2万頭のミナミシロサイと
わずか数頭のキタシロサイである。

10月17日、ケニヤの Ol Pejeta 保護区で、
34才のオスのキタシロサイ、Suni が死亡。

シロサイの亜種のひとつである
キタシロサイは地球上に僅か6頭
(♂2、♀4)となり、しかも、
その繁殖への望みは断ち切られた。

なぜなら、Suni が唯一、
繁殖可能年齢のオスで、
残る2頭は既に高齢。


Suni は、1980年6月8日、
チェコの Dvur Kralove
動物園で生まれた。

その後、3頭のキタシロサイが誕生している
Dvur Kralove 動物園は、
飼育下のキタシロサイの
繁殖に成功した唯一の動物園である。

2009年、本来の生息地の環境におく方が
メスのホルモンの働きが有利になり
繁殖がしやすいのでは、ということで、
Dvur Kralove 動物園 から
Suni を含む2頭のオスと2頭のメスが
ケニヤの オルペジェタ Ol Pejeta 保護区に
移された。


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Ol Pejeta 保護区を歩くSuni
Photo(C):Barcroft Media

2012年には、Suni とNajin の交尾が確認されたが
繁殖には至らないまま、Suni の死を迎えることに
なってしまった。


<残る6頭のキタシロサイ>

●Ol Pejeta 保護区 :

Sudan ♂ 41才で繁殖年齢を超えている。
      (3才のとき、スーダンからチェコへ)
Najin ♀  1989年生まれ
Fatu ♀   2000年生まれ



●米サンディエゴの Wild Animal Park  :

Angalifu ♂ 42才
Nola  ♀ 40才

チェコのDvur Kralove 動物園 :

Nabire ♀ 33才


微かな希望は、Dvur Kralove 動物園の
キタシロサイのオスの精子はすべて
ベルリンの野生生物研究所(IZW)に
保管されていること。

そして、もうひとつの最後の手段としての
試みは、2014年に1月にオルペジェタ保護区に
キタシロサイのメスとの繁殖のために
ミナミシロサイのオスを導入したことである。

言うまでもなく、異なる亜種間での繁殖は
望ましいことではないが、
遺伝子が混ざったとしても
キタシロサイの遺伝子を残すためには
やむを得ないという考え方だ。次の代で純血のキタシロサイと繁殖できればいいのだが。

死因は解剖の結果待ちであるが、
密猟の可能性は低いようだ。

キタシロサイは、アフリカの大地溝帯と
中央アフリカの密林に阻まれて、
ミナミシロサイとは分断された
数の少ない孤立したグループとなり、
「進化の犠牲者」とも言われ、
さらに、スーダン、中央アフリカ、コンゴ、
ウガンダの政治的混乱のなかでの、
密猟と生息地消失により急速に減少し、
野生のキタシロサイはいなくなった。


以下、参照記事1より原文一部引用:
The northern white rhinoceros is one step closer to extinction with the death of Suni, one of only two breeding males left of his kind.





# by dearhino | 2014-10-24 19:24 | ケニヤ | Comments(2)

南アフリカでのサイ角盗難事件

サイが殺されなくてよかった。

サイの角を切り落とすことが
最も現実的な得策と実感
させられるような事件。


参照記事 :
1.Pistorius family's rhino horns stolen - report
3.Des cornes derhinocéros volées à l'oncle de Pistorius
4.義足ランナーのピストリウス被告、殺人では無罪 南ア


昨年2月に恋人を射殺した、とされる裁判で
先月、殺人罪を免れる判決を言い渡された、
南アフリカの両足義足ランナー、
オスカー・ピストリウス被告の
「おじ」にあたる、アーノルド・ピストリウス氏の
プレトリア(南アフリカの首都) にある
事務所の金庫から5本のサイの角が盗まれた。

それらの角は、氏が所有しているサイの角で
密猟を避けるために、切り落としていた、
という。


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Photo(c):Alison



角は当局からの許可を得て所有している
ものであった。

サイの角を売買することは、ワシントン条約により禁止
されているが、闇市場で金やコカインより高い金額、
1kgあたり、最高10万ドル(1000万円)とさえ
言われる程の高値で売買されている。

角の重さを1本5kgと仮定すると、5 本で25kg,
この事件は、日本円で言えば、億単位の盗難事件、
ということになる。


アーノルド・ピストリウス氏は、
ショッピング・センターやリゾート、動物の繁殖
プロジェクトなどに携わる開発会社の創始者。



以下、参照記事1.より原文一部引用 :
”Five rhino horns have been stolen from Arnold Pistorius, the uncle of culpable homicide-convicted Oscar Pistorius, Beeld newspaper reported on Monday.


# by dearhino | 2014-10-08 19:23 | 南アフリカ | Comments(0)

南アフリカのサイの密猟数:769

南アフリカのサイの密猟は
最近、特に増加が激しい。


参照記事 :
1.Poaching Update: More Than 730 Rhinos Killed So Far This Year
2.Rhino poaching Update 10/09/2014



6月30日まで 496 頭
7月10日   558 頭
7月31日   618 頭 

9月10日  769頭


今年、殺された769頭のうち、
489頭は南アフリカ北東部、
モザンビークとの国境に接する
クルーガー国立公園で犠牲となっている。


クルーガー国立公園の面積は
約2万平方キロメートル、
日本の四国に相当する大きさで、
約9千頭のサイが
生息していると言われている。

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2013年の南アフリカのサイの密猟数は
1,004頭であるが、
このペースで殺され続けると、
今年はそれを上回る数の
サイが犠牲になることが避けられない。


1977年以来、ワシントン条約によって、
サイの角の国際取引は禁止されているが、
需要の増大で密猟が増加するばかり、
絶滅の危機が刻々と迫っているのが現状だ。



以下、参照記事2.より原文一部引用 :

The call for communities to embrace the rhino as an important contributor to tourism and as a heritage icon in South Africa comes as the number of rhino poaching for their horns since January 2014 increased to 769, with 227 people arrested countrywide.

The Kruger National Park continues to bear the brunt of rhino poaching in South Africa, having lost 489 rhinos so far this year. A total of 103 rhinos have been poached in Limpopo, 65 in KwaZulu-Natal, 47 in North West and 43 in Limpopo.


ブログ内関連投稿記事 :
「南アフリカのサイ、7月の惨状」
http://dearhino.exblog.jp/20082300/
(2014.08.10)



# by dearhino | 2014-09-12 16:46 | 南アフリカ | Comments(0)

南アフリカ・500頭のサイの移動計画

クルーガー国立公園のサイ、500 頭

密猟者から逃れるため、移動計画。



南アフリカに生息するサイは約2万頭、
昨年、密猟により殺されたサイは 1004 頭で
あったが、そのうち 606 頭は、南アフリカ北東部の
クルーガー国立公園で密猟されている。

そして、今年も、8月までに既に、この国立公園で
408 頭のサイが殺されている。

エドナ・モレワ環境大臣は、クルーガー国立公園
の東側部分、モザンビークとの国境沿いに生息する
約500頭のサイを他国も含めた、国立公園、
地方保護区、私設保護区などの密猟の危険の
低い場所に移動させる計画があることを
8月12日に表明した。

既に交渉を始めている他国は、ボツワナとザンビアで、
移動の時期は冬がよいので、恐らく来年になる、
という。

移動する場合には、サイのストレスが少ない方法として
麻酔をかけて、ヘリコプターで運ぶことが考えられる。


photo(C):Michael Raimondo
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現在のクルーガー国立公園の出生率は約8%、
自然死率は約2%、密猟率は約6%となっているので、
これ以上、密猟が増加すれば、サイの数は減少の
一途を辿ってしまう。


参照記事 :
1.South Africa Makes A Plan To Protect Rhinos from Poachers.
2.Kruger rhino won't be moved this year.
3.It's a Bier, It's a Plane, It's a Rhino?!
3.何百ものサイが避難(南ア)


以下、参照記事2より原文一部引用 :
”On 12 August , Environmental Affairs Minister Edna Molewa announced that rhino along the eastern boundary of the Kruger National Park would be moved to strongholds both inside and outside the flagship reserve to protect them from poachers.”






# by dearhino | 2014-08-26 00:27 | 南アフリカ | Comments(0)

南アフリカのサイ、7月の惨状

南アフリカのサイの密猟、
7月は恐るべき数だった。

122



参照記事 :
1.Poachers running amok as rhino kills hit 618 for 2014
2.Are the poachers winning? South African rhinos killed so far in 2014 surge to 618



7月01日~7月11日    62
7月12日~7月31日
   60

最初の11日間の密猟の多さには
驚愕するばかりだが、ともかく、
31日間に122頭 
角を奪うために殺されてしまった。

1日4頭、6時間に1頭のサイが
密猟の犠牲になっている。

今年になってからの密猟数は
これで 618 となった。


去年の南アフリカの密猟総数は
1004, このペースで殺されたら、
去年を数字を上回ることは必至だ。


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(C)Unite Against Poaching


今年の8月10日(日本では8月11日午前3時頃)は、
月が地球に最も近づいたタイミングで満月を迎える
”スーパームーン" になるそうだ。

そうなると、いつもの満月よりも大きく見えて、
30%くらい明るいらしい。密猟者にとって
有利になること甚だしい。


どうかアフリカの空は晴れませんように!


以下、参照記事1より原文一部引用 :

”The South African rhino poaching epidemic continues unabated as the latest figures released today show that the killings have surged through the 600 barrier and now number 618 dead rhinos so far this year. That is an increase of 60 rhinos since the last figures published on July 11th.”


ブログ内関連投稿記事 :
「南アフリカのサイの密猟の激増」
http://dearhino.exblog.jp/19993510/
(2014.07.13)




# by dearhino | 2014-08-10 18:58 | 南アフリカ | Comments(0)

絶滅危惧動物保護への意識・アメリカ人の場合


アメリカの Center for Biological Diversity
(生物多様性センター)の最近の調査によると、

アメリカ人の 61%
 :
野生生物の絶滅状況に
危機感をもっている。

アメリカ人の 66%
 :
アメリカ議会が、絶滅危惧種に関する条例を
より強化、あるいは現状維持すべきと考えている。

アメリカ人の 50% :
あまりに多くの動植物が絶滅の危機に
追い込まれているのは、
絶滅が危惧される動植物に対する
国家の保護が足りないため、と考えている。


a0280851_11393580.jpgby Ryan Huertas













参照記事 :
1.Are Americans Grasping the Plight of the Rhino?
2.New York State Passes Historic Ban on Sale of Elephant Ivory and Rhino Horn
3.Southern White Rhino Listed Under U.S. Endangered Species Act
4.African wildlife-hunting cheerleader Kendall Jones targeted by critics



アメリカ人の上記のような意識傾向は、
オバマ大統領がこの問題を重要視していることが
影響している、と見られる。

オバマ大統領は2013年、野生動物の不法取引撲滅
のために大統領直轄のタスクフォースを設立し、
ゾウやサイなどの絶滅危惧種の密猟を阻止するため
南アフリカやケニヤなど関係国に計1千万ドル
(約10億円)の資金を提供することを表明し、
野生生物の不法取引や密猟に対して断固たる
姿勢で戦うことを示したのである。


さらに2014年2月、オバマ大統領は、
アメリカ国内における象牙の販売の全面的禁止を
めざした規制を発表している。

それに続く動きとして6月には、ニューヨーク州で
象牙とサイ角(骨董品を含む)の全面的な売買禁止が、
州議会で決定された。

アメリカは中国に次ぐ世界第2位の象牙市場であり、
ニューヨークは国内最大の市場であるが、
市民の80%以上が、今回の決定を支持している。


また、南アフリカで昨年、密猟された約千頭もの
サイの大半がシロサイであるにも拘わらず、
ICUN(世界自然保護連合)のレッドリストでは、
クロサイやインドサイよりも絶滅の危険が低い
Near-threatened(準絶滅危惧種)に
分類されているシロサイを、2013年9月、
US Fish and Wildlife Service (米国合衆国魚類
野生生物局)は、米国絶滅危惧種法における 
”threatened species"(絶滅危惧種)に
指定している。


しかし、最近、絶滅危惧動物の保護への動きに
逆行するようなアメリカ人の行動が、メディアで
大きく取り上げられ、米国内外から激しい非難の声が
浴びせられてもいる。

具体的には、アフリカのナミビアでクロサイを撃つ
権利証をオークションで35万ドルで落札した
テキサスの男性に殺害予告の脅迫状が多数
送られたり、狩りが趣味で、撃ち殺したサイや
ライオンの横で微笑む自分の写真をFacebook に
公開したテキサスの女子大生に関して、
数十万人がそのページの削除要請し、Facebook側が
削除に応じる、などというこが起きている。


希少動物のハンティングに対するこのような
嫌悪や反発の大きさは、狩りの戦利品
(ハンティング・トロフィー)のアメリカ国内
への持ち込み禁止の決定への今後の後押しに
なるのでは、と思われる。



以下、参照記事2.より原文一部引用 :
The Wildlife Conservation Society, Natural Resources Defense Council, and The Humane Society of the United States praised the New York State Legislature today for passing landmark legislation that bans the sale and purchase of elephant ivory and rhino horn.


ブログ内関連投稿 :
「ナミビアのサイ撃ち許可証、35万ドルで落札」
http://dearhino.exblog.jp/19336045/
(2014.01.03)



東京都が、象牙製品売買の全面禁止の決定を
することが、いかにあり得ない大変なことであるかを
考えると、ニューヨークがいかに大英断をしたかが
わかる。




# by dearhino | 2014-07-28 22:52 | アメリカ | Comments(0)

サイ密猟者に77年の禁固刑

南アフリカでサイの密猟者に
史上最長の禁固77年の判決!



a0280851_00225266.jpgPhoto(C):SABC












参照記事 :
1.South African rhino poacher is handed 77 year sentence in prison in one of heaviest ever penalties
2.Media Statement from NationalMedia Centre Corporate Communication South African Police Service
3.Rhino Poacher sentenced to 77 years
4.Un braconnier de rhinocéros condamné à 77 ans de prison


判決を受けた密猟者は、南アフリカ人
Mandla Chauke 39才。

2011年4月にクルーガー国立公園で3頭のサイを殺し、
レンジャーとの銃撃戦でレンジャーを撃ち殺した
共犯として逮捕されている。


a0280851_23432347.jpg

Mandla Chauke 、Photo(C):lowvelder.co.za
Mandla Chaukeは無職で、妻と5人の子供がいる。



今年7月22日、クルーガー国立公園近くの
Nelspruit Magistrate 裁判所は
Mandla Chauke に禁固77年の判決を下した。

これは、増加し続けるサイの角目当ての密猟に
歯止めをきかせることを目的とした厳罰と
見られる。

禁固77年の内訳は、レンジャー殺害で15年、
サイを3頭殺害で30年(1頭あたり10年)、
サイの角の窃盗で8年、武器の不法所持で15年、
弾薬の不法所持で7年、国立公園の不法侵入で2年
というものである。

禁固77年は、密猟に対する刑として
今までで最も重い。

南アフリカの国立公園のスポークスマンは、
「この重い判決は、密猟を根絶させよう、という
司法からの強いメッセージ」として、
密猟防止への効果を期待している。

密猟は、野生動物の問題であるだけではなく、
サファリ観光に大きく依存している南アフリカ経済への
大きな損失であるが、クルーガー国立公園では、
今年すでに351頭のサイが密猟によって殺されている。



参照記事1より原文一部引用 :
A rhino poacher in South Africa has been sentenced to 77 years in prison in one of the heaviest penalties aimed at stopping poachers who target rhinos for their horns.


# by dearhino | 2014-07-25 01:24 | 南アフリカ | Comments(0)

ケニヤ保護区、1晩にクロサイが4頭も密猟された!

Rhino News Clip

a0280851_15405933.jpg
a0280851_00294365.jpg今日は、
上野マロが
ケニヤの
ニュースを
お伝えします。





7月9日夜、ケニヤの Ol Jogi 野生動物保護区で
クロサイ4名が殺害されました。うち1名は
治療を施されましたが、その甲斐なく死亡しました。
1晩に4名とはこれまでにない大量殺害でした。

容疑者2人は、逮捕され取り調べ中ですが
角を持ち去った犯人は逃走中。

今年になって、この私設保護区で密猟の犠牲となり
殺害されたサイは合計9名です。

事態を重く見たライキピア郡では緊急会議を開き、
調査のための特別チームを編成しました。

16日に発表された情報によると、
保護区スタッフが密猟者と共謀しているか
どうかが、捜査の焦点になっている
とのことです。


ケニヤに住んでいるサイは約1000名、
うち6割がクロサイ、4割がシロサイです。

そして、昨年1年間に殺害されたサイは59名、
今年もすでに約20名が、人間に襲撃され、
角を奪われ死亡しました。

今回の事件現場のある ライキピア 郡は、
ケニヤのクロサイの約半分が住んでいます。
武器をもたないみなさん、周囲への注意を
怠らず、できるだけ身を隠してください。
幸運を祈ります。


次は

”がんばれ、孤児サイ”  のコーナーです

今日、ご紹介するのは、南アフリカのリンポポ州にある
サイの孤児院 "The Rhino Orphanage" にいる
クロサイの女の子のトンビー (Ntombi) ちゃんです。

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Photo(C):The Rhino Orphanage



トンビーちゃんも赤ちゃんのとき
お母さんを密猟者に殺されました。

トンビーちゃんの場合、お母さんが密猟者に
角が生えている部分を切り裂かれている間、
お母さんのそばを離れようとしませんでした。

密猟者はトンビーちゃんを追い払うため
彼女の顔を斧で殴りました。傷跡から
少なくとも18回は殴られたことがわかる
そうです。写真はまだ傷が痛々しい頃の
トンビーちゃんです。

a0280851_00260739.jpg
Photo(C):The Rhino Orphanage

私にもミミカという5才になる娘がいますが、
サイの母親はとても優しくて、サイの赤ん坊は
いつでも母親のそばにいて甘えているんです。
それが2才過ぎくらいまでずっと続きます。

どんなに痛い目に合わされても
お母さんから離れたくなかったトンビーちゃんの
気持ちを思うと、私も涙が出そうです。


不幸な事件から約1年半
トンビーちゃんは孤児院で人間に
愛情をもって育てられ、たくましく成長しています。
大きくなって、また密猟者の犠牲にならないことを
祈らずにはいられません。


すっかり元気になって、元気に走りまわっている
トンビーちゃんの
映像 を見ると

「えらいぞ、トンビー!
 がんばれ ! 」

と思わず声をかけたくなります。


以上、上野マロがお伝えしました。


上野マロ :
上野zoo, クロサイ♂ 14才

ミミカ :
クロサイ♀ 5才
和歌山アドベンチャー・ワールド
 


参照記事 :
1.Four rhinos killed in Kenya's worst poaching attack in years
2.MP Calls For Investigation To Establish Why Rhinos Die In Conservancies
3.Poachers Hacks Baby Rhino 18 Times.
4.Baby rhino hacked with panga.
  


ブログ内関連投稿記事
「罰則強化直後にまたナイロビで密猟」
http://dearhino.exblog.jp/19393163/
(2014.01.28)

# by dearhino | 2014-07-17 09:53 | ケニヤ | Comments(0)

南アフリカのサイの密猟の激増 558頭


南アフリカのサイの密猟数
6月末までは1日平均3頭。

6月30日から7月10日までの
10日間は1日平均6頭。

何かの間違いと思いたいが!


参照記事 :
1.Rhino Poaching Update 10/07/2014
2.10 days and 62 rhinos dead



南アフリカ環境省発表の7月10日付
国立公園別サイ密猟数データ ↓

a0280851_23481139.jpg

今年、南アフリカで
7/10までに殺されたサイ : 558
6/30までに殺されたサイ : 496  
この10日間に殺されたサイ:  62  



この数字を見ると、現在の密猟対策が
功を奏していないことが明らかである。

例年、密猟数のピークは、1年の後半、
特にベトナムや中国でクリスマスや新年のための
サイの角の贈答品需要が高まる年末にくるので、
このペースで密猟が続くと、年末までに殺されるサイは
去年の1004頭を大幅に超えてしまう。

2016年までに、南アフリカのサイの出生率が
密猟による減少率を下回る可能性も予測され、
もしそうなるとサイの頭数は減少の一途を

辿ることになる。



以下、参照記事2より原文一部引用 :
South Africa has released its latest rhino stats which show that so far in 2014 558 rhinos have been killed in the country. This is a leap of 62 rhinos killed since the last rhino stats were published 10 days ago on 30th June 2014.


ブログ内関連投稿記事 :
「2014年前半の南アフリカのサイの密猟数496」
http://dearhino.exblog.jp/19955362/
(2014.07.01)



# by dearhino | 2014-07-13 00:39 | 南アフリカ | Comments(0)

クロサイと暮らした 子供たち


1962年、
絵本の一場面のような
こどもたちとサイの
光景。


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参照記事 :
1.Mike Condy remembers riding a black rhino around his back garden in Rhodesia, 1962(E)
2.The extraordinary story of Rupert the rhino
3.The extraordinary story of Rupert the rhino (ルパートと子供たちの写真6枚)



子供たちの父親は、ローデシア
(現在の国名はジンバブエ)で実施された
”ノアの方舟作戦 Operation Noah"という名で
有名だった大規模な野生動物保護プロジェクトを
指揮する獣医。

”ノアの方舟作戦”の目的は、ザンベジ川を堰き止めて
世界最大の人口湖カリバ湖建設する際、野生動物を
安全な場所に移動させることだった。

この写真で一番大きな子、当時8才だった
マイク・コンディ氏は以下のように
当時のことを回想している。


1962年5月、移動の準備のためクロサイに
麻酔用の矢が撃たれたが、不運にも麻酔が効くのと
同時にそのクロサイが水に落ちてしまい、
レンジャーらはクロサイを引き上げることが
できなかった。

そして、そのクロサイには小さな子どもがいたことが
わかり、獣医である父が面倒を見るために我が家に
連れて帰った。

生後6週間にもならない小さなサイで、
私達は「ルパート」と名付けた。

父はガレージに草でルパートのための寝床を作った。
最初ルパートは神経質になっていたが、すぐに慣れて
自由に家の中と外を行き来し、すっかり家族の一員だった。

ルパートはいつでも、ぼくたち子供を背中に乗せてくれて
一緒に遊んだ。

1日4回、4リットルくらいのミルクをバケツから
ストローで飲み、来たばかりの頃は70kgだった体重が
半年後には250kgにもなるという信じられないくらいの
スピードで成長。

ミルクは父が調合したもので、サイの母乳の成分を
分析した結果、高タンパクであるが、脂肪分は少ない
ことを知り、その組成に合わせていた。

ルパートは、バナナとライチが大好きで、
私たちが草木の生えたところに連れて行っても
それを食べることはなかった。


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ルパートとずっと一緒にいられないことは
私たち子供にもわかっていた。

我が家で6ヶ月暮らした後、ルパートは
Matobo Game Reseve に引越し、
ライオンからは守られた自然のなか、
ひとりで暮らすことになった。

母は、小さな息子を寄宿学校に送り込むような心境で、
別れを悲しみ泣いた。

それから2年後、私たちはルパートに会いに行った。
彼の大きさには圧倒されたが、母が「ルパート」と
呼ぶと、その姿にはおよそ似つかわしくない
甘えるような可愛いらしい声を発した。彼は私たち
家族を覚えていてくれた、と確信した。

しかし、悲しいことにそれからまもなく、
ルパートが潅木の繁みで死んでいるのが
発見された。

ずっと後になってから、私は、ケニヤの
レワ野生動物保護公園を訪れる機会があったが、
そこで、サイというのは、3才くらいまでは
まだ子どもと認識されていることを知った。

だから、当時の私たちはルパートを独り立ちさせるのが
早過ぎたのかもしれないと思った。

でも、私たちはルパートにたくさんの愛情を注ぎ、
彼も私たちと幸せな時間と過ごしたと信じている。

Photo :Courtesy Mike Condy

参照記事1より原文一部引用 :
Dad brought Rupert up to the garage and made him a nest out of hay bales and used infrared lamps. It became his little haven; we had to coax him out – he was very nervous at first. Then quickly he became part of the family. I think he thought he was just another Condy kid – he would go in and out of the house as he pleased.

















# by dearhino | 2014-07-09 11:22 | アフリカ | Comments(1)

2014年前半の南アフリカのサイ密猟数 496

今年6ヶ月間に南アフリカで
角のために、密猟者によって
残酷に殺されたサイの数は、
昨年の同時期より
5% 増加。



世界のサイの80%以上が生息する南アフリカでは
下記のグラフが示すように、2008年以来、
急激な勢いでサイの密猟が増加している。

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(棒グラフの上の数字は、密猟されたサイの数、
下の数字は逮捕された密猟者数)


今年になって181日、6月30日現在のデータでは、

  サイ密猟数 : 496
  逮捕者数 :  141


157日目の、6月6日付のデータでは、

  サイ密猟数 : 442
   逮捕者数  : 123


何気なく過ごしたこの24日間のあいだにも
南アフリカのサイが54頭が殺されていた。


平均すると、 
毎日殺されるサイは 2.74頭。

だから、悲しいことに、7月1日の今日か、
あるいは明日には500頭目のサイが密猟者の
毒牙にかかるのだろう。


参照記事 :
1.南アフリカ環境省発表記事
2.Rhino Poaching Update


↓参考: 2014.6.30 現在の南アフリカの国立公園別
     サイ密猟数と逮捕者数統計。

    KNP は、南アフリカ最大のサイの生息地
    クルーガー国立公園のことで, 約9000頭の
    サイがいる。(参照記事2. より転載。)
 
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ブログ内関連投稿記事リンク :
タグ・密猟の統計 



# by dearhino | 2014-07-01 18:35 | 南アフリカ | Comments(0)

シロサイの生息地至近に炭鉱計画!@南アフリカ

炭鉱建設は、
サイ密猟者の増加、
環境破壊を招く。

しかし、窮乏生活を送る
地元村民の雇用を創出する。


参照記事 :
1.Men, Rhino and a coal mine
2.To South Africa's new Minister of Mineral Resources, Ngoako Ramatlhodi.


南アフリカのKwa-Zulu Natalにある
Hluhluwe-iMfolozi Park は
世界的に最もシロサイの生息密度が高い地域の
ひとつであり、年間数千人もの観光客が
希少野生動物を見にやって来る場所。

そのHluhluwe-iMfolozi Park の境界から
僅か40メートルのところに「露天掘りの炭鉱」
(open-cast coal mine)を建設する計画が
南アフリカのiButho Coal という鉱山会社に
より進行中。

今年1月に、iButho Coal は、南アフリカの
鉱物資源省に採掘許可を申請している。

この「露天掘り」という採掘方法は、
坑道を掘らずに地表から渦を巻くように
地下をめがけて掘るもので、生態系に大きな
ダメージを与える。(re:Wikipedia)

さらに、サイを保護するレンジャーらは、
炭鉱建設により、この地域へのアクセスが
容易になり、密猟者が今まで以上に
増加することを
危惧している。



Photo(C):SABC
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NGO団体も、環境問題に関する著しい調査不足の
この計画を進めることに反対している。

しかし、地元の村は貧窮しており、若者にも
仕事がなく、家畜泥棒や強盗が多発する深刻な状況。

そのため、炭鉱の計画を進める企業 iButho Coal は、
炭鉱の計画がば実現すれば雇用問題の解決になると、
アピールする。

地元の人々がは雇用を得にくい要因には
教育の機会がないこともある。

そして、読み書きができないために、
環境汚染など炭鉱建設が及ぼす影響を
十分に知らされないままに
結果的に地元の人々が計画を後押し
してしまうことも、NGO団体は懸念している。

この地域は、持続可能な農業と
家畜を飼うことで生活しているが
坑道建設により、約50の家が移動を
強いられるので、それに対しての補償も
明らかにさせる必要がある。

しかし、企業側は、まだ計画段階だ
ということを理由にメディアの取材にも
応じることを拒否。


この計画については、環境保護活動家、
研究者、多くの団体が反対しており、彼らは、
政府がそれを推し進めようとしている
ことに衝撃を受けている。

しかし、鉱物資源担当大臣がごく最近、
交代したので、新大臣に、炭鉱建設がサイへの
更なる脅威になることを訴えれば、
理解を得られるのではないかという
希望を抱いている。

そのために、インターネット上でも
新大臣宛にこの計画を却下すること請願する
署名活動を10万人を目標に展開。

南アフリカだけではなく世界各国から
署名が集まっており、現在はもう少しで
5万人達成という状況。



署名はここから、
http://www.avaaz.org/en/rhinos_worst_neighbour_sa_1/?cHEcUab

そのサイトで署名するのが初めての場合、
メールアドレス、名前をローマ字で打ち込み、
国名を選択する。送信後、すぐに名前が表示される。










# by dearhino | 2014-06-29 16:54 | 南アフリカ | Comments(0)

おとり捜査でクロサイの角を買った密輸業者逮捕

米国でサイ角と象牙の
中国人密輸業者に
70ヶ月の禁固刑。

参照記事 :
US Imposes One of the Longest Sentences to Wildlife Trader


アメリカ合衆国は5月27日、中国人密輸業者、
Zhifei Li に対し、
70か月の禁固刑を
言い渡した。

この中国人は、4500万ドル以上に相当する、
サイの角30本、サイ角製品、そして象牙を
アメリカから中国に密輸しようとした。

今回のLi の逮捕は、おとり捜査の結果。

Li が、マイアミで
US Fish and Wildlife Service agent
(魚類野生生物保護委員会)の覆面捜査官から
クロサイの角を5万9000ドルで購入し、
それらの角を中国にある, 角を盃に加工する工場に
売却したことが、逮捕につながった。



懲役70ヶ月は、米国における野生生物の
密輸犯罪者に対して最長の懲役判決の1例となった。

密猟密輸に関わる犯罪者は、リスクをはるかに
上回る利益のために絶滅危惧動物を狙うが、
こうして厳罰に処することで、
野生生物犯罪はきわめて重大で、
密猟およびその不法取引は割りに合わない犯罪だ、
ということを示すことが今回の狙い、だという。


野生生物の違法取引は、人身売買、ドラッグ、
臓器売買などと
並んで、世界的に5番目の
高利益の市場とされており、年商100億ドル市場、
と言われている。





サイの角が健康によい、という全く根拠のない
アジアの迷信のために1日に2頭以上のサイが殺され、
巨大な闇取引市場が形成される。その利益は
テロリストの資金源にもなる。

中国やベトナムの迷信のために高値でサイ角製品を
買いあさる富裕層が、サイもゾウもパンダと同様に
貴重な
野生生物だということに気づいて、
サイ角や象牙製品を
買うのをやめてくれれば
絶滅危惧の問題も解決するのに、
現状は逆に
密猟が増えるばかりだ。

(C):USDOJ
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サイの角を加工した盃。
これで飲むと健康になる、なんてことはない。



以下、参照記事より原文一部引用 :

The United States imposed one of the longest sentences for a wildlife trafficking on Zhifei Li, the ringleader of an illegal wildlife trafficking operation that spanned the US and China, on May 27, 2014. Li was sentenced to 70 months in prison for his role in smuggling 30 rhino horns and objects made from rhino horns and elephant ivory worth more than $4.5 million from the US to China.


# by dearhino | 2014-06-18 17:34 | アメリカ | Comments(0)

サイの密猟者に悪用される位置情報


密猟者は、
サファリの観光客が
インターネットにアップする
動物の写真の位置情報から、
狙う動物の居場所を知る。



「サイの居場所が密猟者に知られないように
ソーシャルメディアに写真をシェアする際には
注意してください。

写真の撮影場所が特定されないよう
位置情報は解除してください。」

と、観光客に注意を呼びかける看板。

Photo(C):Eleni de Wet


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実際、自分のスマートフォンやデジカメの
GPS機能に関してよく知らない観光客も多く、
いつのまにか密猟者に手を貸してしまっている
場合も多い。

さらに密猟者は、観光客を装った
カップルをサファリ・ツアーに送り込み、
GPS機能の付いたスマートフォンで
サイの写真を撮らせ、その情報に基づいて、
日没後にサイの密猟に出かけることも
やってのける。

保護活動家が追っている動物のGPSデータを
ハッキングする密猟者もいるという。


参照記事 :
1.African poachers use geo-tagged Instagram photos to track, kill endangered animals: report(E)
2.BRACONNAGE – La géolocalisation menace les rhinoceros(F)


参照記事1.より一部原文引用 :
”Conservationists are warning people against sharing the locations of endangered tigers and rhinos on social media as tech-savvy poachers are using the sites to locate their prey.”




# by dearhino | 2014-06-01 01:10 | 南アフリカ | Comments(0)

ウガンダのシロサイ・絶滅後の再導入

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ウガンダのシロサイは密猟により1980年代に
絶滅したが、その後、隣国のケニヤなどから
新たに導入された。

現在、ウガンダのZiwa Rhino Sanctuary
および Uganda Wildlife Education
Centerにおいて、シロサイの将来的な
野生復帰をめざし、新たな繁殖が行われている。

Ziwa Rhino Sanctuary では、2009年6月,
絶滅後に導入されたシロサイ次世代の子供が誕生、
ウガンダで27年ぶりのシロサイ誕生となった。

その後、2014年まで4月まに9頭のサイが
誕生し、現在は、当初の6頭から15頭まで
数をふやした。

2009年に最初に生まれたオスのサイは、オバマと
名付けられた。その由来は、父親がオバマ米大統領と
同じくケニヤ出身、母親がアメリカ・フロリダの
ディズニー・アニマルキングダム出身という
ことからである。


27年ぶりにウガンダで生まれたシロサイの
オバマくん。現在5才。
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Photo(C):Ziwa Rhino Sanctuary





この Ziwa Rhino Sanctuary と
Uganda Wildlife Education Center を訪れた
横浜の金沢動物園クロサイ飼育担当T氏による
報告記事が金沢動物園の公式ブログにアップされ、
日本ではなかなか知ることのできないウガンダの
シロサイ保護、繁殖への努力の様子などが
多数の写真と共に伝えられている。

そして、T氏が、Uganda Wildlife Education Center にいるシロサイのカップルのために、 Ziwa Rhino Sanctuary から持ち帰った ”おみやげ” は、
さすがサイ飼育のプロ、と思わせるもので面白い。
さて、それは何だったでしょうか?
↓↓   
↓↓
金沢動物園こぼれ話ブログ:
「続・ウガンダのシロサイ事情」←(答えは?)

「シロサイが生まれました。え!!? ~ウガンダ報告」


2014年4月3日生まれのルナちゃん。
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Photo(C):Ziwa Rhino Sanctuary

2009年から5年間にオバマくんを含めて
Ziwa で生まれた9頭の子供の父親はすべて
Taleo というケニアからきた14才のオス。
まさにボスとして君臨しているのだろう。

母親は、フロリダからきた2頭と
ケニヤ出身の1頭の合計3頭で、
それぞれ3頭づつ子供を生んでいる。


参照記事 :
1.●Ziwa Rhino Sanctuary のホームページ 
2.●ウガンダ野生生物教育センターのホームページ
3.Rhinos returns Uganda.
( ↑オバマくん誕生に関する2009.06.23日の記事)


参照記事3.より原文一部引用 :
Uganda has its own rhinos again - the first calf in 27 years was born recently at the Ziwa Rhino Sanctuary in Nakasongola district, central Uganda. The new arrival brings hope that the magnificent animal, now extinct in the country's wilds, will thrive once again.



*地図は、外務省ODAメールマガジンより
 


 




# by dearhino | 2014-05-21 16:56 | ウガンダ | Comments(0)

2014年・南アフリカのサイの密猟数・376

5月14日、南ア環境省発表のサイ密猟統計では、

今年になって南アフリカで殺されたサイの数は
376


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画像(C):UNITE AGAINST POACHING




今年の1日平均の密猟数 : 
376頭 ÷ 134日 = 2.80頭


今年の1日平均密猟数の推移 :

1月17日現在 2.18頭
2月26日現在 2.56頭
3月14日現在 3.01頭


今年の1日平均の密猟者逮捕数 :
106名 ÷ 134日 =
 0.79名





密猟数が多い国立公園 :
1位 クルーガー国立公園  245頭 ←(185) *
2位 ノースウエスト国立公園 57頭
←(26)  
3位  リンポポ国立公園    52頭←(34)
4位 クワズルナタル国立公園  37頭と←(24) 

*括弧内は、1か月前の4月17日現在のデータ。 


クワズルナタル国立公園の密猟数の
5月11日現在の内訳データをみると、
シロサイが32頭、クロサイが4頭
と圧倒的にシロサイの方がが多い。
これは南アフリカ全体のクロサイの生息数が、
シロサイの約1割という比率とほぼ一致した
結果となっている。

     ↓

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今夜は満月、
月明かりに照らされるサイが
密猟者に見つからないことを祈るのみ。


参照記事 : 
Poachers have killed 376 rhinos this year.(E)
  

# by dearhino | 2014-05-15 18:31 | 南アフリカ | Comments(0)

ネパールのインドサイ密猟

ネパールで2年ぶりに

サイが密猟された。



参照記事 :

1.Poachers kill rare one-horned rhino.(E)

2. Hornless rhino found dead in Chitwan National Park.(E)


ネパールの首都カトマンズの南西70kmに位置する

チトワン国立公園で、角を奪われたインドサイの死体が

発見された。



公園当局者とネパール軍がカトマンズ・ポスト紙に

語ったところによると、殺されたのはオスのサイで、

頭を撃たれていたという。


チトワン国立公園では2012年に1頭のサイが

密猟で殺されて以来、被害はなかったので、

保護活動家らは事態を大変深刻にとらえている。


ちなみに2013年、密猟を企てたことによる

逮捕者は14名だった。



ネパールは約500頭のサイの生息地で、

その大部分がチトワン国立公園で暮らしている。


ネパールのインドサイは、1996年から2006年までの内戦の

激化に伴い保護活動が手薄になり、その結果、密猟が横行し、

2002年には612頭だったサイが、2005年には370頭に激減。

チトワン国立公園も約半数のサイを失った。


その後、ネパール軍による手厚い保護が功を奏し、

500頭を超えるところまで数を回復している。




以下、参照記事1.より原文一部引用 :

A rare one-horned rhinoceros was killed by poachers in Nepal, local media reported yesterday.

The poaching in the Chitwan National Park, about 120km southwest of Kathmandu, was the first since Nepal celebrated a second consecutive zero
poaching year.




2002年、チトワン国立公園から多摩動物園に
やって来たインドサイのビクラム♂

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# by dearhino | 2014-05-13 15:29 | ネパール | Comments(0)

2014年・南アフリカのサイの密猟数・294

満月の夜
サイの命は
さらに危険!


参照記事 :
1.Environmental affairs・Media releases (17 April 2014)
2.Moonlight Means Murder


今年に入って107日目の4月17日までの、
南アフリカのサイの密猟総数は、294.

 99日 4月9日 277 → 271
107日     4月17日 294

”月明かりが明るいほど、密猟が増える”
という統計がある。

満月は、4月15日。 

この9日から17日までの8日間にも、
月明かりのために、
密猟者に姿を見つけられてしまい、
命を落としたサイもいたかもしれない。

特に今回の満月は皆既月食で、
月が赤くなる"Blood Moon"という
恐ろし気な名称の現象が起きて、
一層、明るくなるものらしい。





南アフリカのサイ密猟統計 :

2014.04.09現在 :
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2014.04.17現在 :
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(表は参照記事1より転載)


集計ミスだったのか、ノースウエスト国立公園の密猟数は
4月17日現在では、32頭から26頭に減っている。

ということは、4月9日現在の密猟総数は6頭減って
実際は271頭。

その後の8日間に、クルーガー国立公園で19頭、その他で4頭、
合計23頭も殺されたことになる。

やはり、満月は・・・ 

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Photo(C):Anti Rhino Poaching


満月には、アフリカとインドの空に
雨坊主でも作りたくなる。


以下、参照記事2.より原文一部引用 :
"Incidentally there will be a lunar eclipse at the next full moon on April 15.  It will turn the moon red.  A phenomenon called Blood Moon.  Unfortunately prescient as murder will happen by the light of that moon."




# by dearhino | 2014-04-19 17:33 | 南アフリカ | Comments(0)

スマトラサイ・ 至難の繁殖

米シンシナティ動物園のスマトラサイ、
Suci の死に続いて、マレーシアの
スマトラサイの残念な情報。

参照記事 ;
”Death, tumors harm efforts to save rare rhinos”
(E)


実は、先月、マレーシアのサバ州で捕獲された新しいメス、
Iman に関して、妊娠中である可能性が指摘されていた。

その根拠となると考えられたのは、苛立つ行動や、
オスとの争いが原因で裂けたと思われる耳、
そして子宮内に血管のある塊がある、という
点であった。


しかし、麻酔下の超音波検査でその望みは、
打ち砕かれた。

子宮内に胎児はおらず、子宮の中の塊は
フットボールぐらいの大きな腫瘍だった。

また、Iman は少なくとも過去5年間は
オスと交尾したことはないだろう、ということが
明らかになった。

サバ州の野生生物局の副局長のSen Nathan は、
「こうした結果は、広いスペースと人間との隔絶を
必要とするスマトラサイは、もはや野生では
繁殖することはないかもしれない、という我々の
見解を裏付けるいるように思われる。」という。

しかし、専門家は、野生からさらに捕獲して、
これまで試みられなかったスマトラサイの
体外受精をすることで、繁殖の可能性が
あると考えている。

「その場合には、最新の繁殖技術の環境が
整ったところにサイを送る必要がある。」と、
捕獲された Iman やオスのスマトラサイを
飼育下におく Tabin 野生生物保護区で
活動するBorneo Rhino Alliance の獣医師、
Zainuddin氏は語る。


米シンシナティ動物園は112年ぶりに飼育下で
スマトラサイの繁殖があり、、死亡したSuci は
そこで誕生した3頭のうちの1頭だった。

また、インドネシアのサイのサンクチュアリーでも、
繁殖が成功している。


シンシナティ動物園のスマトラサイ繁殖の功労者、
Roth博士は、以下のように語る。

「インドネシアには、少なくとも繁殖可能なメス2頭*と
オス1頭**がいる。 だから、希望をもって我々は
スマトラサイの繁殖のために努力を続ける。」


*メス2頭  : Ratu と Rosa.

**オス  :Andala、米シンシナティ動物園生まれ。
        2012年、Ratu との間にAndatu誕生。



アメリカの動物園としては、自国で唯一の
スマトラサイとなったSuci の弟の Harapan を
どうするかの選択を迫られることになる。

「アメリカで動物大使のような役割をさせることが
重要であるか? あるいは、アジアに返して
繁殖の機会を与えることがより重要であるか?
そのことを慎重に考え、最良の道を選ばなければ
ならない。」 と、Roth 博士は語る。


以下、参照記事一部原文引用 :

"Conservationists believed she might have been pregnant when they found her, given her "feisty behavior, a torn ear, probably a result of a past tussle with a male, (and) a mass with blood vessels inside the uterus," said a statement from the reserve. However, an ultrasound examination done under anesthesia dashed those hopes."



ブログ内関連投稿記事 :

"捕獲されたスマトラサイ移送”
http://dearhino.exblog.jp/19613382/
(2014.03.30)
# by dearhino | 2014-04-18 01:26 | マレーシア | Comments(1)