ブログトップ

親愛なる犀たちへ

dearhino.exblog.jp

タグ:密猟の統計 ( 30 ) タグの人気記事

南アフリカ環境省発表の今年8月までのサイ密猟数

9月21日に発表された南アフリカ環境省の
サイ対策に関連する進捗レポートによれば、
2018年1月から8月末までの南アフリカのサイの密猟数は、
前年同時期に比べると、かなりの減少が見られる。

a0280851_01141519.jpg

2018年1月から8月までのサイ密猟数  508
2017年1月から8月までのサイ密猟数  691

統計で示されている今年8月までの密猟数が。
去年の同時期よりも183頭も減少していることから、
2018年の密猟数が昨年よりもかなり減少することも
期待できる。

2013年以来、南アフリカの年間サイ密猟数は
千頭を超えているが、今年は6年ぶりに
3桁に留まることを願いたい。本当は
これからもう1頭も殺されないで欲しいが。


2017年のクルーガー国立公園のサイ密猟数 504
2017年のクワズルナタル地域のサイ密猟数 218

地域別に考えると、サイの生息数が多い
クルーガー国立公園は2017年の年間密猟数は、
前年の4分の3程度に減少した504頭。
今年の8月までに密猟されたのは292頭。

このペースで単純計算するとクルーガー国立公園の
年間密猟数も400程度に抑えられるかもしれない。

クルーガー国立公園とは対照的に、2017年には
前年より37頭も密猟が増加し合計218頭となった
クワズルナタル地域の密猟数も、
今年の8月までの数字を見ると、前年同時期の
163頭から今年は83頭とちょうど半分となり、
増加傾向を断ち切れたようで喜ばしい。

ともかく、この減少傾向が続き、今年の南アフリカの
密猟数が千頭を下回ることを期待する。


<2007年からの南アフリカの年間密猟数の変遷>
a0280851_19242828.jpg

(C)Traffic

参照記事 :




by dearhino | 2018-10-24 19:38 | 南アフリカ | Comments(0)

2017年の南アフリカのサイの密猟数統計


1月25日に南アフリカ環境省から、
昨年2017年の国内のサイ密猟数の合計が発表されました。
1,028頭です。ちなみにサイは地球全体で約2万9千頭、
主要生息地のアフリカにも約2万5千頭しかいません。


a0280851_13014988.jpg

南アのサイ密猟総数は微減傾向 :

上のグラフからもわかるように、数字の上ではこれまでのピークだった2014年から僅かな減少傾向が続いていますが、カウントされる密猟数は広大な生息地のなかで発見されたものに限るので、数字の信憑性を考えると、密猟が減っていると喜べる程の変化とは言えません。


クルーガー国立公園でのサイの密猟は大きく減少:

昨年は密猟場所に注目すべき変化がありました。例年、圧倒的多数のサイ密猟事件が発生するクルーガー国立公園(四国ほどの面積でモザンビークとの国境に接している)におけるサイの密猟数が2017年は前年の4分の3程度の504件に激減したのです。


クワズルナタル地域が新たな密猟多発スポットに :

その代わりに、もう少し南のクワズルナタル州でのサイの密猟が大幅に増加しました。
昨年3月に起きたサイ孤児保護施設での残酷な密猟事件もこの地域でした。


なぜ、密猟多発地域に変化が起きたか?

クルーガー国立公園でのサイの密猟が減ったのは、密猟者からサイを守るための警備の厳重化したこと、密猟多発場所からの多数のサイを安全な場所への移送したことが功を奏したことなどが理由と考えられています。しかしながら、そうした努力の積み重ねが、密猟場所を移動させただけの結果という皮肉な事実には本当にやりきれない思いがします。

クルーガー国立公園ではゾウの密猟が急増

それだけではなく加えて衝撃的なのは、今までクルーガー国立公園では主にサイが狙われ、ゾウの密猟はあまり問題になっていなかったのですが、昨年はゾウの密猟が明らかに増加したことです。2017年には67頭のゾウがクルーガー国立公園で密猟されました。

また、21名の当局者も密猟に関与したとして逮捕されています。

守るための粘り強い地道な努力が
奪う側にこんな風にたやすく
踏みつぶされてしまう
現実の厳しさ、悲しさを教えられる
2017年のサイに密猟状況でした。



参照記事 :


参照記事2より原文一部引用 :

”Environmental Affairs Minister Edna Molewa said on Thursday a total of 1‚028 rhino were poached in South Africa from 1 January 2017 to 31 December 2017‚ compared to 1‚054 in the same period for 2016‚ representing a decrease of 26 animals.

At the Kruger National Park‚ which has traditionally borne the brunt of poaching‚ a total of 504 rhino rhinos were poached in 2017. This is 24% less than 2016.”







by dearhino | 2018-01-28 16:08 | 南アフリカ | Comments(0)

2016年のサイの密猟数についての現状分析


2016年、南アフリカで
密猟されたサイは1015頭。



昨年9月に発表された2016年9月までの
サイの密猟数は702頭。それ以来、
密猟数は公表されず、ほぼ半年ぶりの今年2月末に、
2016年末までの密猟数の総計が発表された。

密猟数は、サイ保護のための重要なデータと
なるので、保護団体からは発表の遅れを
批判されている。


●南アフリカのサイの密猟数の推移

a0280851_15242952.jpg
2014年をピークに、
密猟数は僅かな減少を示している。

2013年 1004
2014年 1215
1215年 1175
2016年 1054


「レンジャーや保護チームによる取り締まり活動により
密猟数が減少した。」というモレワ環境大臣の見解も
事実ではあるが、サイの密猟状況に関しては、
決して事態が好転しているわけではない。


ここ10年間に密猟が急増が原因で、
サイの生息数が減少し、密猟者がサイを見つけることが
以前より難しくなった。その現実が、密猟数の増加を
止めるいう側面もあるのだ。




●クルーガー国立公園でのサイの密猟数

2015 年   826
2016 年   662

南アフリカとモザンビークとの国境沿いにある
クルーガー 国立公園 Krugar National Park
(広さは日本の四国とほぼ同じ)での
サイの密猟数は上記の数字が示すように、
2015年から2016年にかけて約20%減少している。


サイの密猟数が減少しているのとは逆に、
ゾウの密猟数が大幅に増加するという
新たな事態がクルーガー国立公園に
起きている。

2014年  2 頭
2015年   19 頭
2016年   46 頭

これまでは、クルーガー国立公園での
ゾウの密猟は問題になっていなかったが、
この勢いで増加すると大変なことに
なってしまう。



●クルーガー国立公園のシロサイの生息数

2010年頃 1万頭以上
2015年  約8800 頭
最近   約7200 頭

残念ながら、上記のように明らかにサイの数が
減っていることが、密猟数の減少に関係していると
考えられる。



●サイの密猟およびサイ角の密輸に関する逮捕者数

2015年 317名
2016年 680名

2016年には逮捕者数は2倍以上となっている。
但し、逮捕されても起訴される人は僅かで
2015年では54名しか起訴されていない。
ここにも、密猟が減らない原因がある。


また、注目しなければならないのは、サイの
密猟の多発地域が新たに出現したことである。

特に、クワズールー・ナタル Kwazulu-Natal 地区では
2016年に159頭のサイが密猟されているが、
2015年は104頭だった。前年に比べ、何と
1.5倍のサイが殺されてしまったのだ。



クルーガー国立公園 & クワズール・ナタル地区
a0280851_19203491.jpg



おまけに、今年に入ってからは、
Kwazulu-Natal の 母親を密猟で殺されてサイの
保護施設 Thula Thula Rhino Orphanage に
密猟者が侵入し、角が比較的大きいサイの子が
2頭殺され、角を奪われるという事件も
起きている。



ブログ内関連記事 :
「南アフリカのサイ孤児保護施設で残虐な密猟」
http://dearhino.exblog.jp/23673086/
(2017.02.24)


サイの密猟の状況は引き続き、
まったく楽観を許されない。



参照記事 :
1.Latest Official South African Rhino Poaching Statistics.
2.ANALYSIS:Lies, Damned lies and rhino statistics.
3.Govt.tight-lipped on rhino poachings stats.


参照記事2より一部原文引用 :
Environmental Affairs Minister Edna Molewa announced on February 27 that 1,054 rhinos were killed for their horns nationwide during 2016 — compared with 1,175 in 2015.




by dearhino | 2017-03-25 19:21 | 南アフリカ | Comments(0)

2015年の南アフリカのサイの密猟数は少しだけ減ったけれど・・

南アフリカ環境省が発表した
2015年の国内のサイの密猟数は、
1175頭で、前年より40頭減少。
a0280851_20103631.jpg

南アフリカでの密猟が僅かでも前年より
減少したのは2008年以来のことで
喜ぶべきことではあるが、
残念なことに隣国のジンバブエと
特にナミビアでは密猟が急増しているため、
アフリカ全体として、密猟で殺されるサイの総数は
これまでで最多となった。

a0280851_20132268.jpg
Photo by Rhett Butler.


アフリカのサイの密猟数 :

2014年 1,299 頭
2015年 1,305 頭


ジンバブエのサイの密猟数 :

2014年 12 頭
2015年 50 頭 (あるいはそれ以上)


ナミビアのサイの密猟数 :

2014年 24 頭
2015年 80 頭

アフリカで4番目にサイが多いケニアは
2015年は密猟がかなり減少したという。

今月、ジュネーブで開かれたワシントン条約
常設委員会議では、密猟されたサイの角の
最大の密輸国であるベトナムや中国に対して、
罰則の強化や国内需要の減少へのアクションを
とることが特別事項として指示された。



参照記事 :
1.2015 was the worst on record for rhino poaching in Africa.
2.Rhino Poaching Numbers Fall in South Africa in 2015.

参照記事より原文一部引用 :
"South Africa, ground zero of rhino poaching in Africa, today reported a slight drop in the number of animals killed last year, but that decrease was more than offset by significant increases in neighboring countries."


by dearhino | 2016-01-28 19:41 | 南アフリカ | Comments(0)

2015年の南アフリカのサイ密猟数は減った??

まだ、南アフリカの環境省からは、
2015年の南アフリカのサイの密猟総数の
発表がないけれど・・

参照記事 :
1.Lack of rhino kill information is negatively affecting anti-poaching efforts
2.Rhino Poaching Numbers Unclear New Year Begins
3.Afrique du Sud:un peu moins de rhinocéros tués en 2015.

サイ保護団体の”Stop Rhino Poaching” によれば
2015年の南アフリカのサイ密猟数は、約1160頭
である、という。

この数字が正しいとすれば、2014年の1215頭に比べ
約50頭少なく、2008年以降の毎年の増加が7年ぶりに
止まったことになる。


但し、昨年の南アフリカ環境省の公式発表では、
8月までの密猟総数は749頭で、前年の同時期の716頭よりも
多かったこと、孤児サイが増えていることから、
逆に2014年は前年よりに増加している、と
推測する保護活動家も少なくない。


a0280851_19392110.jpg
Photo(C):Anthony Marcusa


サイ保護活動をしているイギリスのハリー王子は
2015年に密猟で殺されてサイは1500頭、という
数字を上げているそうだ。


このままのペースで密猟が続けば、20年後には
絶滅すると言われているサイ。

実際、2015年の密猟数が少しでも減っているならば
こんなに嬉しいことはない。


2014年までは、南アフリカ環境省が毎月、
サイの密猟数を発表していたのに、2015年からは
4ヶ月に1度程度しか発表されない。このことが、
保護活動へのモチベーションを下げている、と
保護団体は批判している。



参照記事2.より原文一部引用 :
The website StopRhinoPoaching.com, claims a drop in poaching from 2014 to 2015, however modest. Founder Elise Daffue, citing unidentified sources, asserts the reported cases of rhino poaching fell to 1,160 last year from 1,215 the year prior, a drop of about 6 per cent. Since 2008, the numbers have steadily climbed year after year.


ブログ内関連投稿  :

「南アフリカ、今年8月までのサイの密猟数」
http://dearhino.exblog.jp/21655014/
2015.09.18

「発表されないサイの密猟数」
http://dearhino.exblog.jp/21562455/
2015.08.19








by dearhino | 2016-01-06 20:15 | 南アフリカ | Comments(0)

南アフリカ、今年8月までのサイの密猟数

今年8月末までに
南アフリカの密猟で
殺されたサイは、
749頭。


参照記事 :
1.749 rhinos killed in South Africa this year.
2.Shocking Figures Show Rhino Poaching in South Africa has Escalated in 2015.
3.Le nombre de rhinocéros tués en Afrique du Sud encore en hausse
4.南アフリカ環境省、発表記事


南アフリカの環境省によって
4ヶ月ぶり、8月31日に発表された、
今年8ヶ月間のサイの密猟数749は、
昨年同時期の密猟数714を上回る数字。

1日平均3頭のサイが、惨殺されている。



<2008年から増加の一途をたどるサイの密猟>

a0280851_00002832.jpg
南アフリカには約2万頭のサイが生息し、
それは、地球に生息する全サイの7割以上に
あたる。


●悪化するクルーガー国立公園の密猟状況

南アフリカのサイ約2万頭の半分くらいが、
北部のモザンビークと国境を接し、
日本の四国ほどの広さがある
クルーガー国立公園に生息。

クルーガー国立公園で密猟は、去年の同時期に
比べて15頭、増加。

今年8月までに南アフリカで殺された749頭のうち、
544頭、73%がクルーガー公園のサイだ。

昨年同時期では、716頭のうち459頭、64%が
クルーガー国立公園のサイ。

それに対して、今年はクルーガー国立公園以外での
密猟数が205頭と、昨年同時期の257頭より
かなり減少している。


クルーガー国立公園に侵入する密猟者は年々増加し、
今年の8ヶ月間で既に1617名に上る。これは、
200万ヘクタールのクルーガー国立公園の
どこかで、いつでも、12の密猟者グループが
サイを狙っていること、を意味するという。

クルーガー国立公園での今年8月までの
密猟による逮捕者は131名、昨年同時期には
81名なので、逮捕者はかなり増加。
これはよいニュースなのか??

2012年以来、クルーガー国立公園で保護された
孤児サイは全部で26頭、そのうち8頭が
今年保護されている。


参照記事4より原文一部引用
”Be that as it may, by Thursday the 27 August 2015, the number of rhino we lost to poachers was 749 for the whole country. Of these, 544 were poached in the KNP. By last year this time the number of rhino lost to poachers were 716 for the whole of the country and 459 for the KNP. ”







by dearhino | 2015-09-18 01:54 | 南アフリカ | Comments(0)

発表されない南アフリカのサイの密猟数

昨年までは、毎月、
南アフリカの環境省が
自国のサイの密猟数を
公表していたが、
今年は4月に、393頭と
発表されて以来、
情報がない。


4月の時点での393頭は、昨年の同時期に比べて
62頭の増加だった。

7月に有力な保護活動NGOから出された数字では、
6月末現在において、595頭。つまり、
月に100頭平均が殺されている。

もし、このペースで続くと、年末には
昨年の年間密猟数の1.214頭と同じくらいに
なるのだろうか?


a0280851_19482992.jpg
© Nam Tuan Nguyen


年間密猟数に関して、保護活動家らは、
妊娠していたサイの胎児や、
親が殺された後にライオンなどに食い殺された
孤児サイの数が抜けていることもあり、
実際は発表された数字よりも多い、と見ている。


南アフリカ環境省のモレナ大臣は、
密猟数の発表時期の予定も
まったく表明していないので、
次の発表がいつになるのか不明。



参考:
「謎:南アフリカはサイの密猟数の毎月の発表を中止! 」
http://dearhino.exblog.jp/21219427/
(2015.05.12)


南アフリカには、シロサイ約18,000頭、
クロサイ約2,000頭が生息し、それは
世界のサイの生息数の74%に当たる。




参照記事 :
1.Unofficial rhino kill figure just short of 600.
2.South Africa counts carcasses as rhno poaching surges.





by dearhino | 2015-08-19 15:37 | 南アフリカ | Comments(0)

謎:南アフリカはサイの密猟数の毎月の発表を中止!

ようやく発表された
南アフリカ環境省統計の、
今年4月末までのサイの密猟数
393

昨年の同時期には、331頭だったので
18%以上の増加。


393頭 ÷ 120日 = 3,275頭
24時間 ÷3.275頭 = 7.328時間



1日平均の密猟状況は以下の通り !

1日 3.3 頭

7.3 時間に1頭

サイが殺されている。



昨年までは、南アフリカのサイに密猟数統計は、
毎月、南アフリカ環境省によって公表されて
いたが、今年はようやく先日、初めて発表された。

その理由について、モレワ環境大臣は
「作業量の負担の問題であって、他意はない。」と
語っているが、本当にそれだけなのだろうか?


保護に関わるNGO団体からは、
密猟数の発表頻度が大幅に下がったことに対し、
情報の公開性の点において

「南アは独裁国家で、もはや民主国家ではないのか?」

「我々は野生生物に対して責任がある。
現在、何が起きているかを速やかに
知る必要がある。」

などと、厳しい批判が起きている。



a0280851_10592852.jpg
上記のグラフに示されるように、2008年から
急激に密猟が増加している。昨年は、1215頭であったが、
もし、今年の4ヶ月間の密猟の増加ペースが続くと
年末までには、1500頭近いサイが殺されると予想される。


参照記事 :
1.Rhino Poaching at new record levels.
2.Molewa:Rhino poaching on the rise.
3.Govt remains silent on disatrous rhino poaching stats.


参照記事2より原文一部引用 :

“By the end of April 2015 the number of rhino we lost to poachers was 393 for the whole country,” Environment Minister Edna Molewa told a press conference in Pretoria, adding that 290 of them were poached in the Kruger National Park.

The figure is a more than 18 percent increase over the first four months of 2014, when 331 rhinos were poached including 212 in Kruger, she said.


by dearhino | 2015-05-12 15:19 | 南アフリカ | Comments(0)

南アフリカのサイの密猟増加は止まらない!

南アフリカの2014年の
年間サイ密猟数は
過去最多の
1215


そのうち780頭は、北部のモザンビークと国境を接する
クルーガー国立公園で殺されている。

クルーガー国立公園は日本の四国ほどの広さで
シロサイを主とする約9000頭のサイが生息している。

2013年の密猟数1004頭。



1990年から2013年までの
南アフリカのサイの密猟数の推移 ↓


a0280851_11261288.jpg

グラフが示すように、
僅か8年目の2007年にはたった13頭だった密猟が、
その後は異常な勢いで増加している。


その背景には、
中国やベトナムのめざましい経済発展がある、
と言われている。


サイの角に解毒作用があるという古い迷信が
まだ生きる中国やベトナムにおいて、
その頃から、違法で高価なサイ角の漢方薬を
買うことができる新興富裕層が増加し始めたのである。


サイ角の取引はワシントン条約で禁止されているので
ブラックマーケットの闇価格ということになるが、
実際、サイ角は金よりはるかに高い。

だから、漢方薬だけでなく、
富裕層のステータス・シンボルとして、
大きな角そのもの、酒器、細工品などのような
サイ角製品の需要も高まり、密猟が増加することに
なった。



話をアフリカに戻すと、

南アフリカにおいて、サイの密猟あるいは
サイ角の密輸で逮捕された外国人のなかで
最も多いのが北東側の隣国のモザンビーク人。

モザンビークを基点にした犯罪組織が
サイ角と象牙の不法取引を大々的に
牛耳っている。


南アフリカの北西側の隣国のナミビアで
昨年、密猟されたサイは24頭。
主に北西部の犠牲となっている。
ナミビアには約1800頭のクロサイが
生息している。


a0280851_10482523.jpg

参照記事 :
hing Increased with 1155 in 2014 Infographic


参照記事より原文一部引用

”The latest statistics show the total rhino poached from 2014 has reached 1155. That is already 151 more than the total for 2013.”

ブログ内過去関連記事 :
「早くも2013年の年間密猟数を上回る南アフリカのサイ」
http://dearhino.exblog.jp/20405718/
(2014.11.20)

ベトナム関連記事 :
http://dearhino.exblog.jp/i8/


by dearhino | 2015-01-06 16:03 | 南アフリカ | Comments(0)

アッサム地方のインドサイの密猟

野生のインドサイ約3200頭のうちの約70%が暮らす
カジランガ国立公園は、紅茶の産地として有名な
インドのアッサム地方にある。

a0280851_18165167.jpg

1月4日、アッサムで今年最初に密猟の犠牲となった
インドサイの死体が発見された。

夜中の3時半頃、銃声が聞こえて監視員が駆けつけたところ。
すでに角がえぐり取られたサイの死体が残るのみで
密猟者の姿はなかった、という。


2014年にアッサム地方で密猟により殺されたサイは31頭、
その殆どがカジランガ国立公園のインドサイだった。

その前年の2013年はアッサム地方の密猟数が過去最多で、
年間41頭、内訳は以下の通り。

カジランガ国立公園    27
マナス国立公園       5
オラン国立公園       3
パビトラ野生生物保護区  2
その他          4



2014年の大晦日には、オラン国立公園で密猟があった。
オラン国立公園の監視員が密猟者にサイの居場所の
情報を流し、さらに密猟者援護のため同僚の監視員を
殺害している。


2001年から2014年までのアッサム地方での
サイの密猟数は、トータルで193頭。
ここ3年間で109頭ということから、
近年、密猟が急増していることがわかる。



参照記事 :
1.New year in Kaziranga begins with rhino poaching
2.Forest guard held for killing colleague, rhino
3.Poachers kill this year's first rhino in Assam


参照記事1より原文記事一部引用 :

”For the officials and staff of the Kaziranga National Park, the new year began on a sad note as poachers after succeeding in killing a rhino on Sunday, managed to escape unchallenged after sawing off its horn.”


by dearhino | 2015-01-05 18:50 | インド | Comments(2)